最近、感じた重要な学び
最近、学んで重要だと感じていること
・限られた天才以外は、みな凡人である
→数万人に一人の天才以外は、凡人であり、能力に大きな差はない。大多数の凡人は、一つの専門分野しか持てない(=「少し出来る」は専門とは呼ばない)から、各自の強みを集結した組織力を発揮する必要がある。
(特に、unbotは、伸びしろ採用方針。若手に5つの専門分野は持てない)
・組織が大きくなると、部分最適が起こる
→組織が大きくなってくると、部屋が多い家の中にいるようになり、家の外から全体像を見る人が減る。
→主語が部屋になりやすいメンバーの視座を上げる必要がある
→各自が各自の立場から、個人または組織の部分最適の圧力を持つが、全体最適のハンドルは決して手放してはならない。部分最適の圧力に屈してはならない。
・継続的な運用が最も難しい
→会社の様々な制度は、導入も難しいが、導入後の運用は更に難しい。導入が目的になって、終わりがち。
→運用は難しく、運用しない事で失敗するのは良くないが、実験の結果うまくいかなかったからといって、新しいアイディアすら出てこないのは、最も悪い。(失敗すらしたことがない人が、チャレンジの上で失敗した人を嘲ること程の愚行はない)
→会社全体で言えば、専門家の力を最大化するのは、「運用」であり、それを行うのは、管理部である。ここを重視することが、専門家の力を発揮する重要なポイントである。
・テストケースを経る
→組織が大きくなると、今までの感覚で全社一斉適用は不適切。運用をより困難にするし、改善のコストも大きくなる。
→小グループでのテストケースを経てることが有効。但し、それによってスピードが遅れすぎては意味がない。
・基準を上げる
→高い基準とは、当たり前の基準が高いということ。
→高い基準の当たり前を沢山作っていくには、我慢、忍耐、辛抱。継続して我慢強く実行し続けるしかない。
・リーダーとは決断と鼓舞
→リーダーとは、誰でもできる判断ではなく、答えのない難しい問題について、AやBやCを切り捨てて、Dを選択できる人の事。
→リーダーとは、Aが良いと言う人が多いからAを選ぶ人ではない。反対や不満を背負う覚悟で、自ら正しいと思う選択をする人。
→リーダーとは、誰もが希望を持たない中で、希望を示して、夢物語を信じて鼓舞し勇気を与える人。希望が薄いことを率先する人はリーダーではない。
・悲観は気分であり、楽観は意志である
→物事を悲観的に捉えるのは、非常に簡単で、気分が良い。世の中の大半の事は失敗するし、成功する確率は圧倒的に低い。
→物事を楽観的に捉え、希望を見出し、出来る方法を探すのは容易な精神ではない。より難しい道だからこそ、楽観は相当な意志がなければ持てない。
・振り返りこそが、学びの源泉
計画と実行をする人は多いが、実行が結果であり、実行が目的だと勘違いしがち
計画と実行は、ただの事実しか生まない。振り返りこそが事実を、学び(概念化)へと変える。
割と当たり前のことばっかりだけど、これを実行するのは難しい。
リーダーについて
にーはお
2年ぶりにブログ書いてます、、、
会社のWebサイトをリニューアルしたら、意外とそこから、このブログにアクセスされてたので、ちょっとずつ書いていこうかなと。
さて、「新型コロナウィルス」の影響で、世界中が大変なことになってますね。。。
毎日毎日、感染に関する情報が目まぐるしく変わって、デマも出回って、正確な情報を把握することすら難しい。
そんな手探りな状況でも、国家規模だけじゃなくて、各企業、各組織、各家庭で、毎日、沢山の「決断」が必要に迫られてます。
情報が足りないから、子供を放っておくわけにも、学校を閉鎖しないわけにも、満員電車に乗り続けるわけにもいかない。
毎日、誰かが「決断」しなきゃいけない。
この騒ぎの中で、今まで経験したことがないほど沢山の「決断」をした人が多いと思います。
それは、会社や学校や家庭で、どれだけみんな膝を突き合わせて、「衆議」したところで、最後は、誰か一人が「決断」をくだして、責任を負わないといけない。
その「決断」をすることこそが、「リーダー」の最も大事な役割で、むしろ、それ以上に大事な役割なんてない。
ただ、それが出来ない「リーダーっぽい」人が多いから、後手後手な、今の日本の状態のようなことが起こってしまう。事なかれ主義。
よくリーダーは孤独だというけど、そりゃそうで、誰でも分かる「当たり前の事」を決めるのは、「決断」じゃなくて、ただの「判断」でしかない。
感染するより、しないほうが良い。 当たり前。
問題は、選択肢が無限にあったり、意見が分かれるような「微妙」な問題の場合。
例えば、選択肢が4つあって、投票するとこんな風になる問題。
A:50票
B:10票
C:5票
D:35票
この場合、B:10票を選択するとどうなるか?
A,C,Dの90人は、不満を持つ可能性が非常に高い。
それでも、確固たる自信や信念を基に、Bが良いなら、リーダーは、Bと「決断」しなきゃいけない。
不満を言われようが、なんだろうとBと言わなきゃいけない。
ただ、「リーダーっぽい」人は、この90人を恐れて「決断」しなかったり、もっと
悪いのは、A:50票を選んでしまう。
それは、決断じゃなくて、ただの多数決。
「リーダー」なんて要らない。
でも、難しくて、不確かで、不透明な霧の中でも、誰かが覚悟して「決断」しないと、多くのことは良い方向に進まない。
その「決断」で失敗したなら、真摯に受け止めて、責任をもって「謝罪」して、再スタートを切る。
それでいい。
周りを恐れて、「リーダーっぽく」、出来るだけ不満が出ない、嫌われない不本意な「判断」をするよりは、よっぽど勇気を持って、チャレンジした、失敗した「リーダー」のほうが、大きな可能性を感じる。
ネガティブは気分、ポジティブは意志
新型コロナの影響で、多くの人に「決断」が求められる時期だからこそ、そんなことを考えていました。
早くこの危機が収束して、平穏な日々が戻ってくることを願っています。
【天猫独身の日】速報
2017年の天猫「独身の日」の速報
3分1秒で100億元(約1,700億円)を突破!!
6分5秒で、200億元(約3,400億円)突破!!
去年(2016年)のdataはこちら参照
「実験」を楽しむ
理科の「実験」は楽しかっただろうか?
僕は、相当に楽しくワクワクした覚えがある。
もしかすると、理科の「実験」はやらされている授業でしかなくて、「楽しい」「ワクワクした」といった想い出がない人も多いかもしれない。
でも、きっと多くの人が毎日「実験」をしていることに気づいていない。
何気ない時間にやっている「ゲーム」も、ある意味「実験」に他ならない。
ストリートファイターのような対戦型のゲームでも、「ぷよぷよ」のような頭を使う(ような)ゲームでも、「対戦する」という「実験」をして、失敗すれば、もう一度少しずつ工夫しながら、うまくなるように「挑戦」する。
今日は、アッサリしたものが食べたいから、ずっと気になっていた「そば屋さん」に行ってみる。
これも、「実験」に他ならない。
「実験」とは、「試す」「挑戦する」にも近いところがあって、「ある仮説を試す」行為であり、それを繰り返していくうちに、「経験」として、「うまくなっていく」のである。
恐らく、あなたが見ている「スマホ」か「PC」の画面だって、今のように使いこなせるようになるには、「実験」を繰り返したはずだ。
その結果、「うまくなった」時に、大小あれ「達成感」「充実感」「成長した!」といった感覚があったはずだ。
その「感覚」「快感」があるからこそ、「実験」は人間にとって止められない行為になる。
危険な山を登ったり、危険なレースに出場するのも、リスクを抱えて起業するのも、ある意味「挑戦」であり、ある意味「実験」である。
リスクや苦痛を抱えてでも、止められない「実験」なのに、なぜか、人は、仕事になると「実験」を怠りがちだ。
仕事も、「実験」を楽しむ「実験室」だと思えば、なんでもチャレンジして、ドンドン学んでいける。
だって、危険な山に登るのと同じで、「実験」に失敗しても、怪我や命の代わりに、「怒られたり」「減給される」だけなんだから。
たったそれだけなんだから。
地球は、「遊び場」
もっともっと「実験」を、「チャレンジ」を、楽しめる会社。
楽しめる上司でありたいと思う。
【本BLOG筆者】
株式会社unbot(アンボット)
代表取締役
中町秀慶(なかまち ひでのぶ)
東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。
2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。
BLOG:SHANGHAI★BASE
㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot
㈱unbot Facebookページ:https://www.facebook.com/unbotinc/
㈱unbot インスタグラム:https://www.instagram.com/unbot_inc/
Twitter:中町秀慶@上海 (@hidenobuN) | Twitter
中国のEC小売市場規模と成長率【2011年〜2019年】
Analysys易观という中国リサーチ機関が、
2011年〜2019年の
「中国のEC小売市場規模」
「モバイルEC市場規模」
「EC市場のモバイル端末比率」
の推移を発表したので、簡単にシェア。
●中国のEC市場規模
青色棒グラフ:GMV(億元)
黄色棒線:成長率
2016年:49,687億元 約82兆円
2017年:60,391億元 約100兆円 21.5%増 18兆円増
2018年:70,960億元 約117兆円 17.5%増 17兆円増
2019年:81,178億元 約134兆円 14.4%増 17兆円増
【コメント】
2014年まで50%程度あった成長率は、徐々に低下し始めています。
が、それでも2017年時点で21.5%の成長率が予測されていますね。
毎年17兆円も市場が伸びてますけど、2016年の日本の消費者向けEC市場規模が15兆円なので、毎年日本のEC市場分が増えていっているようなものですね。
●中国のEC市場規模
青色棒グラフ:GMV(億元)
黄色棒線:成長率
●中国のEC市場モバイル端末取引規模比率
青色棒グラフ:PC端末経由
黄色棒線:モバイル端末経由
2016年:36,310億元 約60兆円
2017年:45,670億元 約75兆円 25.8%増 15兆円増
2018年:55,436億元 約91兆円 21.4%増 16兆円増
2019年:65,673億元 約100兆円 18.5%増 9兆円増
【コメント】
2015年まではモバイル比率が急激に伸びていたので、モバイル経由のGMVも急成長してましたけど、2016年に70%程度まで伸びてから踊り場に出て、成長率が鈍化してますね。
2015年のモバイル普及率がすごかったですね。
2019年時点で、80%に到達すると予想されてますけど、先日の京東(JD.com)の618大型キャンペーンでは、モバイル経由の売上が85%を記録したようです。
伸び率は年々鈍化してますけど、市場規模がこの規模までくれば、増加率は鈍化して当たり前ですね。
増加する市場規模は、まだまだ、魅力的な中国EC市場ですね。
【中国2大ECキャンペーン 618まとめ】天猫(Tmall)の「独身の日」に匹敵するJD.com(京東)の618キャンペーン
中国のECキャンペーンで有名なのは、天猫(Tmall)が主催する「独身の日(ダブルイレブン)」だと思います。
が、
天猫と並んで「2強」と言われる、JD.com(京東)が仕掛ける618キャンペーンも、非常に有名です。
618は、JD.comの会社設立記念日(6月18日)にちなんで行われる大型キャンペーンです。
JD.comと言えば、家電系のECモールとしてスタートした事もあって、男性ユーザーが多く、客単価も天猫に比べて非常に高いイメージがあります。
ただ、近年、このイメージを払拭するため、女性に好まれる商材(日用品、コスメ、マタニティ、食品など)に注力してきており、その成果が、今年の618でも出てきているようです。
2017年6月1日〜6月18日までの累計注文数は、
1,199億元(1兆9,500億円)
2016年11月11日の、天猫の「独身の日」は、取引額(GMV)が、
1,207億元(1兆9,650億円)
かなり近づいてきてますね。
但し、下記の事には、留意しなければなりません。
・今回の618は、去年の「独身の日」から半年以上経過している
・「独身の日」は1日の取引額、618は19日間の取引額
↑とはいえ、そもそも「独身の日」は、11月11日の1日での販売がメイン、618は6月1日から6月18日まで、継続して販売していく長めのキャンペーン。
2016年の618の取引額は、公表されていないようですが、
最初の1時間の取引額は、去年の2.5倍
モバイル経由の取引量は、85%
モバイル経由の取引量は、去年の2.2倍
ということで、恐らく、去年の2倍以上の売上を達成したようです。
【売上&販売数 ブランドランキング TOP10】
【売上高ブランドランキングTOP10】
1位:惠氏 Wyeth 粉ミルク
2位:尤妮佳 ユニ・チャーム 紙おむつ
3位:美素佳儿 Friso Gold 粉ミルク
4位:花王 紙おむつ
5位:雀巣 ネスレ 飲料
6位:五粮液 お酒
7位:达能 ダノン ヨーグルト
8位:好奇 ハギーズ 紙おむつ
9位:美赞臣 DHA 粉ミルク
10位:帮宝适 パンパース 紙おむつ
【販売量ブランドランキングTOP10】
1位:蓝月亮 洗剤
2位:三只松鼠 お菓子
3位:维达 Vinda ティッシュ
4位:金龙鱼 食用油
5位:六神 虫除けスプレー
6位:雀巣 ネスレ 飲料
7位:海飞丝 Head & Shoulders シャンプー
8位:花王 紙おむつ トイレタリー
9位:伊利 牛乳
10位:百草味 お菓子
今回の618では、日用品がものすごく売れてますね。
紙おむつ、粉ミルク、ティッシュ、飲料、お菓子、乳製品、シャンプー等ですね。
【ホット検索Word】
・チャイルドシート
・紙おむつ
・洗剤
・食用油
・ナプキン
・チョコレート
・粉ミルク
・口紅
・白酒
・歯磨き粉
・コーヒー
・洗顔
・ペットフード
この辺りが、ホット検索Wordだったようです。
やはり、日用品系が多いですが、売上TOP10に入ってきてないのは、単価の影響もあるんでしょうか。
【カテゴリ別売上げランキング】
●マタニティ
1位:惠氏 Wyeth 粉ミルク
2位:尤妮佳 ユニ・チャーム 紙おむつ
3位:美素佳儿 Friso Gold 粉ミルク
●トイレタリー
1位:海飞丝 Head & Shoulders シャンプー
2位:清扬 クリア シャンプー
3位:沙宣 ヴィダルサスーン シャンプー
4位:苏菲 ソフィ ナプキン(ユニ・チャーム)
●コスメ
1位:ロレアル
2位:ニヴェア
3位:OLAY
●越境EC
1位:花王 紙おむつ
2位:Aptamil 粉ミルク
3位:サムソン
4位:ユニ・チャーム 紙おむつ
5位:Apple
【日系では、ユニ・チャームが圧倒的な上位】
食品以外は、日系、欧米ブランドが強いですね。
特に、日系では、ユニ・チャームが、各カテゴリで上位に入っています。
紙おむつカテゴリでは、堂々の1位
マタニティカテゴリでも、2位に食い込んでいます
更に、
ナプキンカテゴリでは、堂々の1位
トイレタリーカテゴリでも、シャンプーに続いて4位に食い込んでいます
【今年の618の特徴】
今年の618の大きな特徴は、
女性ユーザーが圧倒的に増加したことのようです。
元々、家電の小売からスタートしたJD.comは、これまで、男性ユーザーが多いとされてきましたが、2014年に、WeChatを運営するテンセントと資本提携してから、女性ユーザーのアクセスも急増し、2016年には、ネットスーパー大手の1号店を買収するなど、女性ユーザーの獲得に注力してきました。
その結果、
618での京東スーパーの女性ユーザーは、前年比で70%以上増加
食用油を購入した女性ユーザーは、前年比で200%増加
飲料を購入した女性ユーザーは、前年比で300%増加
紹興酒やビールを購入した女性ユーザーは、前年比で其々133%と70%増加
しました。
日本では、認知度が低いですが、JD.comは、2014年のテンセントの資本提携から、アクセスが爆発的に増加しており、GMVの成長率は、天猫を遥かに上回っています。
今回の618では、去年の天猫W11に匹敵する売上を上げてますし、女性ユーザーも急激に増加中。
更に、Amazon同様に、生鮮食品や紙おむつ、粉ミルク、日用品等の購入頻度が高いカテゴリに注力して、ユーザーの囲い込みに成功しているように見えます。
テンセントとアリババは、世界時価総額ランキングで共にTOP10入りしたライバル同士ですが、アリババの主戦場であるEC分野においても、テンセント&JD.com連合軍で侵食し始めているようです。
日本では、JD.comの知名度が低い分、先行してJD.comでの取り組みを強化した日系企業が、先行者利益を享受できるのではないでしょうか。
【本BLOG筆者】
株式会社unbot(アンボット)
代表取締役
中町秀慶(なかまち ひでのぶ)
東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。
2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。
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㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot
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【中国生活・読書】 ㊗️您新年快乐,身体健康 😊 财源滚滚 😊 心想事成 😃 万事如意😊
新年明けましておめでとうございます。
㊗️您新年快乐,开心幸福,2017想啥来啥😄
🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾
🎾✨✨✨㊗✨✨✨🎾
🎾✨✨㊗💎㊗✨✨🎾
🎾✨㊗💎恭💎㊗ ✨🎾
🎾㊗💎发[太阳]财💎㊗🎾
🎾✨㊗💎喜💎㊗ ✨🎾
🎾✨✨㊗💎㊗✨✨🎾
🎾✨✨✨㊗✨✨✨🎾
🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾🎾
身体健康 😊
财源滚滚 😊
心想事成 😃
万事如意😊
阖家欢乐😄
さて、中国の今年の旧正月は、1月27日に大晦日、1月28日に新年を迎えました。
例年(大体2月上旬)に比べると、少し早いですね。
おかげで、日本の年末年始が明けて、すぐに、中国の忘年会(年会)をして、また、すぐに中国のお正月といった感じで、この一か月ほど、飲んでばかりいる人も多いかもしれません。(僕は、あまり普段飲まないので、ほとんど飲んでないですが)
ここ3年ぐらいは、春節には、バンコクやプーケット、チャーン島などのリゾートでのんびり過ごす事が多かったんですが、今年は、春節明けに社員旅行でプーケットに行かせてもらう事もあって、上海で過ごしています。
という事で、今年の春節は、所謂、「緊急じゃないけど、重要な事」、第二領域に十分な時間を充てています。
【第二領域】
・新領域、新市場への進出計画(事業計画の策定)
・人事制度の充実(戦略人事を中心に)
・財務や人事に関する勉強
・上場へ向けての準備や内部統制
・年間旅行計画
・会議ルールの策定
【その他雑事】
・髪を切る
・ゴルフ練習(教育動画見る)
・家具を新しく(大掃除も含め)
・見たかった映画をまとめて見る
・読みたかった本をまとめてゆっくり読む
等々
いつも週末や連休の使い方は、旅行に行かない場合、
・午前
・午後
・夜
と3つの時間帯に分けて、其々にやっておきたい事を割り振って行ってます。
今回も、其々どれぐらい時間がかかるかを先に計算して、3つの時間に先に割り振ってしまってます。
休日なので、30分単位、1時間単位でスケジュールを組んでしまうと、仕事っぽくなってリラックスできないので、ある程度大雑把にくくってしまったほうが、リラックスして取り組める気がします。
さて、昨日、今日と「・読みたかった本をまとめてゆっくり読む」の時間で、「お、ねだん以上」のニトリの創業者似鳥会長の書籍を読んでいて、大変感銘を受けました。
●運は創るものー私の履歴書
この本を読むきっかけは、この記事を読んだからです。
ニトリ創業者、似鳥昭雄さんに学ぶビジョンの力について - ダダステーション
小売流通にはいろいろキャラが立っているすごい経営者がたくさんいるんですが、たとえばユニクロの柳井さんとか。セブンの鈴木さんとか。ぼくはどなたとも会ったことないのにこんなところで印象でいうのは非常に恐縮なんですが、柳井さんのイメージって学校の先生のようで、それもかなり厳しい先生って感じで。成績の悪い生徒をビシバシとしかっていて。成績の悪い生徒は退学!おお厳しい。セブンイレブンを作った鈴木さんは村長さんのようなイメージで、次々と面白いアイディアで村祭りを盛り上げてくれるような、いろんな具の入ったおにぎりを差し入れてくれるような感じですが、似鳥昭雄さんのイメージは一言でいうと村の片隅に住んでいる変人おじさんですwこの3人をわかりやすくレンジャーシリーズに例えると、柳井さんは赤レンジャーで、鈴木さんはレンジャーが集まる喫茶店のマスターで、似鳥さんは間違いなく黄レンジャーです。
「村の片隅に住んでいる変人おじさん」ってだけで、すごく興味をそそられました。
それから、コレですね。
、2016年2月期の売上高は4,581億円、経常利益で750億円です。この期まで29期連続増収増益を続けていて、この記録は上場企業の中で堂々の1位だそうです。
勿論、この内容もスゴい事で、どうやってこれだけ毎年増収増益の会社を長く続けているのか?に、非常に興味を持ちました。
ちなみに、北海道から本州に進出するタイミングを誤って撤退した年の減益がなければ、37期連続の増収増益だったようです。(驚異的ですねw)
弊社の「経営方針」の1つに、
・早くよりも、長く発展する会社を創造する
というのがあります。
これは、持論ですが、「早くよりも、長く発展する会社を創造する」ためには、事業・サービス内容よりも、圧倒的に「企業文化」が重要だと思っています。
それは、急速に変化する時代の中で、事業やサービスは5年サイクル、10年サイクルで廃れていきます。
人の寿命も長くなったところで、120年です。
実際に、第一線で働ける期間で言えば、長くて60年といったところでしょう。
ただ、企業文化はこのサイクルの制限を受けません。
事業が変わっても、人が変わっても、時代が変わっても、本質的な価値は変わらないからです。
そう考えると、これだけ長く増収増益を続けているニトリを作り上げた似鳥会長の「私の履歴書」の中には、企業文化の創造に関するヒントが見つかるかもしれないと思いました。
結論から言うと、これがヒントなのではないか?といった価値観がありました。
それは、
・徹底した挑戦と失敗
です。
これは、ありきたりな結論だな!と、お叱りを受けるかもしれませんが、実際に読んでみると分かります。
きっと似鳥社長は、本当に一般的な人よりも要領が悪く、かなりの挑戦と失敗を繰り返さざるを得なかったんだろうな。と。
まず、似鳥さんは「自分は頭が悪いけど、こんなバカでもできたんだから、誰でもできる」とみんなを元気づけてくれます。普通は「またまた、謙遜して」とか「自分のことバカとか言っておきながら本当はバカじゃないんでしょ?」とか、思うわけですが、著書で経歴を確認すると本当に頭悪いかもしれないという「とてつもない説得力」がありますw
ちなみに、小学校と中学校は成績表は1と2ばかりで、しかもいじめられっ子でもあったそうです。高校は受験したところ全部落ちて、最後に落ちた高校の校長に母親が米俵を届けて裏口入学をし、高校のテストはカンニングで乗り越え、大学は試験にはすべて落ちて、短大に替え玉受験で入ったそうです。なべやかんもびっくりの展開ですw
ここには、学校の事しか書いてませんが、こんな要領なので、社会に出てからも失敗の連続です。
ただ、似鳥会長は、父親から言われた「頭が悪いから、人の倍努力をするか、人のやらない事をやれ」という教えを忠実に守って、ただひたすら、とにかく、「やり続け」ます。
結果、要領が悪いものだから、失敗しまくるんですが、その失敗から学んで、高速で成長していきます。
頭の良い人たちから、「なんでそんな事をするの?」「意味が分からない」と言われても、とにかくやってみて(挑戦してみて)、前に進んでいきます。
普通の人なら、絶体絶命、「そんな事ある?」といった出来事が沢山起こりますが、すぐに無茶苦茶な代替え案を思いついて、とにかく、やってみます。
無駄にお金がかかって、解決しきれてない事も多く、「もっと良い方法あったんじゃないの?」って事が沢山起こりますが、全然関係なしです(笑)
とにかく、徹底して挑戦する、やってみる、そして、失敗する。を繰り返し続けていった結果、「ニトリの自前主義」が出来上がっていったと言います。
ニトリでは、挑戦と失敗に慣れているので、時代が変化する前に、まずは、挑戦してみる文化が出来上がっているように思います。
コレこそが、時代や景気に左右されない、圧倒的な変化耐性に繋がっているのではないかと思います。
似鳥会長の経験を見ていると、まだまだ全く苦労も挑戦も足りないな。。。。と、反省することばかりです。
是非、皆さんもご覧下さい。
※Amazonの評価も非常に高いです。
【オススメの似鳥会長の書籍】
【その他の似鳥会長の書籍】
【中国投資家(VC)市況】中国の2016年のベンチャー投資市場は、冷え込んでるのか?
中国の2016年のスタートアップ投資市場は、冷え込んでいるという話を聞いたので、少し詳しく調べてみました。
創投圏(VC.CN)の2017年1月16日に発表した<2016中国ベンチャー投資業界の年度市況レポート>を見つけたので、こちらをご紹介します。
<2005年〜2016年中国ベンチャー投資市場状況比較>
このレポートによると、
2010年までは、年間200〜350億元(3,000億円〜5,500億円)程度で、件数も1,000件以内で推移。
2011年に急増してから、右肩上がりに増加傾向にあり、2015年には激増して1,293億元(約2兆円)、件数も3,445件に増加しています。
2016年はというと、2015年からほぼ横ばいで、1,254億元(約2兆円)、3,440件となっています。
微減といったところでしょうか。
この微減の状況で、投資家に「ベンチャー投資市場は、冷え込んできたのか?」というアンケートを実施した結果、約半数が「まだ冷え込んでいない」と答え、30%が「なんとも言えない」、15%が「既に冷え込んできている」と答えたようです。
<2016年中国融資案件業界カテゴリ分布>
融資案件の業界分布では、
1位:エンタメ 12.53%
2位:企業サービス 12.26%
3位:ネットショッピング(EC) 11.55%
4位:金融 9.90%
5位:医療・健康 7.82%
となっています。
エンタメは、映客(インカー)や斗鱼(ドウイー)などの生放送(直播)アプリが多いと思います。
企業サービスは、滴滴(didi)やmobikeのような配車アプリや、シェアサイクルのようなサービスでしょうか。
ネットショッピングは、小红书(RedBook)のようなネットショップモールやEC店舗アプリだと思います。
<ベンチャー投資家の注目するラウンド>
注目されている投資ラウンドは、
1位:Aラウンド
2位:Pre-Aラウンド
3位:エンジェルラウンド
4位:Bラウンド
となっています。
意外とエンジェルラウンドが3位なんですね。
中国だとエンジェルラウンドが多いイメージがありましたけど、投資市場が大きい分、リスクが大きく、なかなかエンジェルラウンドに張りづらいってことなんですかね。
とはいえ、2016年の中国エンジェル投資件数は、2015年の2,075件よりも減少しているものの、投資金額は、121.92億元(約1,900億円)と、2015年の101.88億元(約1,600億円)よりも約20%も増加しています。
これは、初期のエンジェル投資を必要とする起業家にとっては嬉しいデータかもしれないですね。
<ベンター投資家が毎週平均で見ている投資案件数>
約半数が、1件〜10件程度の投資案件を見ているとのこと。
更に、31.2%が11件〜20件、17.6%が20件以上も見ている。
正直、日本のベンチャー投資家がどの程度、毎週見てるか分からないですけど、どう考えても、中国のベンチャー投資家の精査数が圧倒的に多そうな感じがしますね。
<2016年中国ベンチャー投資参加機関数>
2/3の投資ラウンドが、1社での投資のようですね。
続いて、2社、3社、4社以上となっています。
<ベンチャー投資案件はどこから来るのか?リファラー>
ベンチャー投資家が、投資案件を知るきっかけは、
1/3が自ら探していて、1/3が友人の紹介、残りの大半がファイナンシャルアドバイザー経由のようです。
何れにしても、ほとんどが結構アナログな感じですね。
意外と、そういう投資家と起業家が出会うプラットフォームのようなものが存在しないってことなのかな。
<2016年注目の投資案件>
1位:映客(インカー)
生放送(直播)アプリの映客(インカー)がダントツの1位ですね。
2位:摩拜単車(モバイク)
5位:ofo
2位の摩拜单车(モバイク)も5位のofoも、共に、レンタサイクルサービスですね。
2016年には入ってから、上海でもシェアサイクルが街中で激増してて、僕もたまに使ってます。
3位:VIPKID
3位のVIPKIDは、アメリカの正規の英語の授業を1対1形式で、オンラインで受けられるサービスですね。
4位:Keep
4位は、「運動測定」と「ソーシャル」が連動したアプリですね。
これは、僕も知らなかったです。ソーシャルと連動してるので、流行りそうですね。
6位:papi酱(パッピーちゃん)
6位のpapi酱(パッピーちゃん)は、中国では非常に有名なネット有名人です。
短編動画の配信で人気が出て、2016年3月には1,200万元(1.8億円)の投資を受けています。
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●参考ソース
●関連ブログ
【中国農村】中国のネットショッピングは、農村の年収を急増させている?
先日1月8日に放送されたNHKの特別番組
NHKスペシャル | 巨龍中国14億人の消費革命~爆発的拡大!
の中でも、大きく取り上げられていた中国の農村ECの現状。
■YouTube
この番組内にも登場する、中国中のチャイニーズ・ドリームを掴もうとする若者が集まる【タオバオ村】は非常に面白かったですね。
さて、番組内にも出てますが、中国の農村では、まだまだ所得は低く、平均年収が17万円とも言われています。
そんな中、先日、アリババの研究機関と西南財経大学が発表した調査結果<農村ネットショッピング研究報告2016>によると、
2016年上半期の農村ネットショッピング小売総額は3,160億元(約5兆3,000億円)を超え、前年同期比13.48%の成長しており、都市部を4%も上回っているようです。
年間でいうと、10兆円を軽く超えてくるわけですね。
日本のB2CのEC市場規模が、約13.8兆円なので、日本のEC市場規模並みに成長してるということです。
日本は、前年比7.6%で成長してますが、中国の農村では13.48%成長。
2倍近くの成長速度です。
↑【四川省川北県の農村タオバオ村】
更に、注目すべきは、
ネットショッピングが、農村の世帯平均年収を2万500元(約34万円)、農村の家庭資産を21.3万元(約360万円)も引き上げているという調査結果。
中国家庭金融調査センターの報告では、「データ上、ネットショッピングは農村の経済発展に大きく貢献しており、今後2、3年で更に、その傾向は強くなるだろう。」としています。
農村のネットショッピング規模は、全国のネットショッピング小売総額に占める割合も急増しており、2016年上半期には14.14%に到達。
農村ネットショッピング市場の特徴は、2点!!
●1点目
農村ネットショッピング小売総額は急激に成長しており、2016年度の上期では、都市部のネットショッピング小売総額の成長率を4%も上回っている。
都市部ですら、10%前後の急成長を毎年続けているのに、農村のネットショッピングは、すごい伸び方をしてますね。
●2点目
タオバオ村が急激に増加している。
2015年に全国のタオバオ村の数は、780件だったのに対して、
2016年には、既に1,311件にまで68.1%も増加している。
1年で、タオバオで販売するための村が500件以上も増加するスピード感がスゴすぎますね。。。笑
中国のこういった活力とスピード感には、本当に圧倒されるし、感心させられます。
農村のネットユーザー数は、2018年に2億4,000万人に達すると言われていて、更に、ネットユーザーに占める、ネットショッピングユーザー数も60%を超えると予測されています。
都市部と農村では、購入する商品の趣向が明らかに違うと思うので、その辺りも考慮した商品選定や広告戦略は、今後更に重要になってきそうですね。
ネットショッピングが農村で発展すると、物流やPC教育、ネットインフラ、金融サービス等のインフラ面が急激に整備されていき、農村エリアの生活が飛躍的に向上するといったメリットもあるようです。
アリババは、こういった農村エリアの出稼ぎ労働者が、農村で留守番をしている子供達と無料でビデオチャットができるサービス拠点を各所に設けているようです。
↑【湖北省嘉鱼界石村のタオバオサービスステーション】
中国は、1978年の鄧小平の【改革開放 - Wikipedia】から急激に成長してきましたが、【先富論 - Wikipedia】に基づいて、条件の整ったところから先に豊かになってきた影響で、農村部は取り残されていました。
ここへきて、ネットショッピングの力で、農村部にも【先富論】の恩恵が波及してきたのかもしれません。
中国政府は、これまでもこの広大な国土と14億人の国民の不満を反らすために、反日教育やエンタメ推進など、細心の注意を払って政治的な不安分子を排除してきましたが、ネットショッピングは、農村部の豊かさを押し上げて、思わぬ安定を生むかもしれませんね。
こういう記事を見ると、中国の潜在力の底知れなさをいつも感じます。
●参考ソース
●改革開放
●先富論
●鄧小平
●YouTube NHKスペシャル | 巨龍中国14億人の消費革命~爆発的拡大!
中国ネットショッピングモール第2位の「京東(JD.com)」では、どんな物が、どれぐらい売れてるの? 物流がスゴいってホント?
『京東(JD.com)2016年第3四半期 業績』
中国ECモール市場で、アリババの天猫に次いで、第2位の京東(JD.com)が、2016年第3四半期の業績を発表しました。
このエントリーは、第2弾です。
第1弾は、こちらにエントリーしたので、ご覧下さい。
さて、第2弾は、
①京東(JD.com)は、どんなカテゴリの商品が、どれぐらい売れてるのか?
②京東(JD.com)の物流はそんなにスゴいの?
③京東(JD.com)は、どんな所に注力してるの?
といった内容をご紹介したいと思います。
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まずは、
①【京東(JD.com)は、どんなカテゴリの商品が、どれぐらい売れてるのか?】
京東(JD.com)の取引額は、順調に増加!!
【自営店とPOP店のGMV比較】
◎京東(JD.com)の自営店取引額(GMV)
説明:京東(JD.com)が代理商となって、買取販売する小売出店形式
868億元(1兆4,565億円)
前年同期比 42%増
◎京東(JD.com)のPOP店取引額(GMV)
説明:京東(JD.com)のモールに直接出店して販売する形式(自社販売)
688億元(1兆1,544億円)
前年同期比 56%増
【「電子機器・家電」と「日用品・その他」のGMV比較】
◎京東(JD.com)の「電子機器・家電」取引額(GMV)
773億元(1兆2,970億円)
前年同期比 36%増
◎京東(JD.com)の「日用品・その他」取引額(GMV)
783億元(1兆3,138億円)
前年同期比 61%増
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「電子機器・家電」と「日用品・その他」が、2大カテゴリ
全体的に、取引額(GMV)は、30%〜60%増と急成長している。
「日用品・その他」カテゴリのGMVが前年同期比61%増と、「電子機器・家電」カテゴリの成長率(36%)を大幅に上回っている。
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②京東(JD.com)の物流はそんなにスゴいの?
中国のネットショッピング領域では、最大規模の自社物流システム
◎大型倉庫の運営棟数
254棟
※2016年9月30日時点
◎倉庫施設の延べ面積
550万平方メートル
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③京東(JD.com)は、どんな所に注力してるの?
ウォルマートと資本提携
2016年10月に、ウォルマート傘下のネットスーパー最大手「1号店」を、京東の5%の株式と交換する形で、買収しました。
そこで、ウォルマートは、旗艦店を単独で京東に出店しました。
また、ウォルマートの越境EC旗艦店を京東グローバルモールに出店しました。
更に、中国国内のウォルマートの実店舗を通じて、京東の速達サービス「京東到家(ジンドン ダオジャー)」の配送を行い、都市部で2時間以内の速達を実現させました。
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キュレーションニュースアプリ大手「今日頭条(ジンリー トウティアオ)」と戦略的パートナーシップ締結
2016年9月に、キュレーションニュースアプリ大手の「今日頭条」と戦略的パートナーシップを締結し、互いに保有してるユーザーデータを活用したターゲティング広告を共同で開発。
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大手人気ブランドとの「スーパー ブランド デイ」キャンペーンを実施
デルやフィリップス、小米(シャオミー)などの大手人気ブランドと「スーパー ブランド デイ」という大型のキャンペーンを実施し、圧倒的な売上と知名度拡大に貢献。
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世界最大の家族経営ブランデーブランド「バカルディ」と戦略的パートナーシップを締結
世界最大の家族経営ブランデーブランド「バカルディ」と戦略的パートナーシップを締結し、中国国内でのネット販売を加速。
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【見解】
京東(JD.com)は、もともとパソコンや液晶、その他、家電等を専門に販売するネットモールとして急成長して来たので、「電子機器・家電」カテゴリは以前から非常に強かったです。
ただ、「電子機器・家電」カテゴリのGMVで、昨年、アリババが運営する天猫(Tmall.com)に、遂に抜かれてしまいました。
そこで、京東(JD.com)の「自社物流」という強みを最大限に活かせるカテゴリである「日用品」に圧倒的な投資をすることにしたようですね。
「日用品」カテゴリの商材は、京東にとって、天猫に勝る、2つの圧倒的な強みがあります。
●1つ目の強み
自社物流による、圧倒的な速達
日用品は、シャンプーやオムツ、トイレットペーパー等、特性上定期購入する商品が多く、且つ、緊急性が高いため、すぐに欲しい場合に非常に物流が重要。
●2つ目の強み
徹底した真贋調査による、本物補償イメージ
日用品は、口に入れたり、肌に付ける物が多いため、商品が本物である事が非常に重要。
上記、「2つの強み」は、京東が天猫に勝っている特徴で、この「2つの強み」が日用品との相性が良いため、非常に好調なGMVを維持していると思います。
また、その戦略から、日用品に圧倒的な強みがある、ウォルマート傘下の「1号店」を買収し、ウォルマートとも資本関係を結び、非常に積極的に、日用品カテゴリのユーザー囲い込みを進めています。
天猫の「天猫超市(ティエンマオ チャオシー)」という、スーパーのチャネルを持って対抗していますが、今の所、まだ、京東に優位性があるようです。
今後も、京東がこの2つのカテゴリのシェアを獲得していく上で、積極的な投資を行って行くと思われます。
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↑このエントリーの第1弾はこちら↓
【中国ECモール大手「京東(JD.com)」の2016年第3四半期 決算がスゴいw】
【参照ソース】
中国ECモール大手「京東(JD.com)」の2016年第3四半期 決算がスゴいw
『京東(JD.com)2016年第3四半期 業績』
中国ECモール市場で、アリババの天猫に次いで、第2位の京東(JD.com)が、2016年第3四半期の業績を発表しました。
京東は、アメリカのナスダックに上場しているので、アメリカ会計基準(GAAP)に基づくと、
【2016年第3四半期(7月〜9月)】
【主要サービス(JD.com運営)の業績は順調に成長】
●売上高
607億元(1兆185億円)
前年同期比 441億元(7,399億円)38%増
●売上高総利益(粗利)
96億元(1,610億円)
粗利率:15.8%
●営業利益
8億790万元(135億5,650万円)
前年同期比 5億349万元(84億4,850万円)51%増
※1元=16.78円(1月11日レート参照)
【京東の経常利益】
前年同期-1.796億元(30億1,368万円)の赤字に対して、今期4.010億元の黒字
【京東モールの経常利益率】
前年同期0.7%に対して、今期1.1%に伸張
【純利益】
前年同期に対して、今期と10倍以上の増加
【京東モール(JD.com)のGMV(取引総額)】2016年第3四半期
GMV(取引総額):1,588億元
前年同期比43%増加
※スマホ通話料チャージ等のデジタル商材を除くと、1,556億元 前年同期比47%増加
【京東モール(JD.com)の年間アクティブユーザー数】2016年第3四半期
年間アクティブユーザー数:1億9,870万人 前年同期比57%増加
【京東モール(JD.com)の注文数】2016年第3四半期
注文数:4億120万件 前年同期比55%増加
【京東モール(JD.com)のモバイル端末購入比率】2016年第3四半期
モバイル端末購入比率:79.7% 前年同期比110%増加
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やはり相当伸びてますね、GMVも売上も利益も
中国版LINEのWeChatを運営するテンセント(腾讯)との資本提携で、WeChatとの連携も強化されてる上に、昨年のネットスーパー最大手の「1号店」買収で、日用品の売上も急増してます。
京東は、北京に本社があり、北部には強いものの、華東地区や華南地区に弱かったですが、「1号店」の買収で、これらのエリアもカバーできるようになりました。
更に「1号店」は元々、アメリカウォルマートの傘下だったので、ウォルマートとの連携も強化され、非常に勢いがあります。
打倒アリババ(天猫、タオバオ)で、強力なエコシステムをテンセントと構築していってるので、今後も更に伸びて行く事が予想されます。
また、京東は、そもそもAmazonを真似たようなモールで、自社物流に非常に強く、物流網の構築にも莫大な予算を投資しています。
Amazonのように、短期利益よりも長期での成長を重視しているため、四半期の利益はあまり参考にならないですが、GMVやアクティブユーザー数、売上が急激に伸びているのは、それなりに投資が上手くいっていると言えるかもしれません。
非常に楽しみです。
上記の業績レポート以外にも、ユーザー数やカテゴリ別のGMV状況のレポートも出ているので、また、まとめて報告しようと思います。
【参照ソース】
【2016年】中国でネットショッピングをするのは男性?それとも、女性? 年齢層は?
2016年に中国でネットショッピングを多くしていたのは、男性?それとも、女性?
よくネットショッピングをしている年齢層は?
タオバオやTmallを運営しているアリババの研究機関である、「阿里研究院」が2016年のデータをまとめてくれていました。
中国のネットショッピング人口は、女性よりも男性のほう多い。
但し、女性はネットショッピングで沢山お金を使っている。
●2016年の中国ネットユーザー数の性別
女性:47%
男性:53%
男性のほうが、女性よりもネットユーザーが多い傾向にあります。
ちなみに、この傾向は、ネットの普及期からずっと継続していて、近年、女性のネットユーザー数がドンドン増えて、ここまで僅差になってきています。
注釈:上記データは、2016年6月迄のタオバオ上のデータを基にしています。
全ネットユーザー対象ではないので、予めご了承下さい。
●2016年、中国ネットショッピングユーザーの男女比率
女性:49.4%
男性:50.6%
ネットユーザー比率では、女性が47%と低かったの対して、ネットショッピングユーザー比率では、49.4%まで上がっています。
男性よりも女性のほうが、ネットユーザーに占める、ネットショッピングユーザーが多い事が見て取れます。
やはりお買い物が大好きですねw
●2016年、中国ネットショッピング消費額の男女比率
女性:52%
男性:48%
あらら・・・驚
ネットショッピング消費額になると、なんと女性がわずかながらも抜いてしまいました。。
女性のネットショッピング消費欲恐るべしですw
ここまで見て来て分かるように、ネットユーザー自体は男性のほうが多いですが、ネットショッピングでは、ユーザー数はほぼトントンで、消費額では女性のほうが多く、ネットショッピングのターゲットとしては、女性のほうが消費しやすい事が見て取れますね。
●中国の女性ネットショッピングユーザーの年齢分布
1位:24歳以下 31.2%
2位:25歳〜29歳 25.4%
3位:35歳〜44歳 18.3%
4位:30歳〜34歳 15.6%
最下位:45歳以上 9.3%
29歳以下が全体の56.6%も占めています。
まず、この結果を見て最初に思ったのは、
タオバオユーザーのデータの影響が、かなり強いのではないか?ということです。
タオバオは、「C2C」で、「豊富な品数」と「安さ」が一番の売りになっているネットモールなので、B2Cの天猫やJDに比べると「本物志向」よりも「値段志向」のユーザーが多く、年齢層もかなり低くなりがちです。
この影響から、29歳以下の割合が56%も占めているように思います。
ただ、驚いたのは、30代前半よりもアラフォーの比率が高い事です。
年齢層が低いほうがネットショッピングのような新しいサービスへの浸透が早いのは理解できますが、3位、4位では逆になっています。
もしかすると、各年齢層の購買商品カテゴリの違いが大きく影響しているかもしれません。
例えば、30代前半の方は、小さい子供がいる過程が多く、マタニティカテゴリの商品では、「値段志向」よりも「本物志向」が優先され、タオバオ以外の「信頼出来る」JDやTmallなどのネットモールでの購買傾向が多くなる。等です。
この辺りの、ネットモールの使い分けについても、次回ご紹介していきたいと思います。
【データソース】
199IT 中文互联网数据咨询中心(中国語インターネットデータコンサルティングセンター)
【2017年】新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、大変お世話になりました。
本年もどうぞ宜しく御願い致します。
さて、2017年は僕にとっても、会社にとっても、圧倒的に【超えていく】1年にしていきたいと思っています。
【超えていく】
・今の事業領域を【超えていく】
・個人の限界を【超えていく】
・業界の競合を【超えていく】
・今のコミュニティを【超えていく】
・今の予想や目標を【超えていく】
つまり、新しいステージ、新しい世界に挑戦していくということです。
と同時に、2020年の飛躍に向けて、「土台」「基礎」を作る1年にしたいと思います。
2014年、15年、16年と、おかげさまで、弊社もドンドンと、お客様が増え、サービスや従業員も増えていく中で、社会的な責任もますます大きくなってきたことを実感しています。
そこで、僕個人としても、【社会の公器として、本当の意味で長く社会に求められ、貢献できる会社】であり続けたいという思いが日に日に強くなってきました。
そこで、unbot inc.(アンボット)は、今年から本気で、常に市場からの事業評価を受ける立場である上場企業となって、社会に意義のある事業をする会社でありつづけたいと思うようになりました。
弊社では、【世界で一番多くの想い出を創造する会社】という企業理念と【最高の顧客体験を演出する会社】というMiddle Visionを持っています。
この理念の根源は、僕が大学3回生時の北京留学で感じた「物」や「サービス」、「体験」を通した素晴らしい「想い出」があれば、きっと国籍や国境、宗教に関係なく、人は繋がれるという信念から来ています。
上場企業を目指す事は、非常に多くの困難・課題を伴う事になると思いますし、上場後は、更に多くの困難に直面すると思います。
それでも、社会の公器として、社会に貢献できる機会を与えられる事は、それらの大きな困難をも上回るだけの大きな価値があると思います。
日本では昨今、海外志向が弱く、公務員等の安定職業が人気を集めていますが、僕が率先して「日本人が立ち上げた会社が海外でも活躍できるんだ!」という事を示して行く事で、少しでも日本の若者が海外に目を向ける機会になればと思っています。
僕が立ち上げて代表を勤めさせて頂いている法人は、現在、日本、中国、台湾、香港に其々1社ずつの合計4社ありますが、これまでは、日々のお客様へのサービスのご提供にだけ集中していて、会社や僕自身の知名度の向上や見え方についてほとんど考えて来ませんでした。
それは、日々お客様や消費者の方を向いて、真摯にサービスをご提供し続けていれば、見え方や知名度はそれほど重要ではないといった思いがあったからです。
ただ、今年からは、個人としても会社としても、知名度や見え方を意識して、もっと積極的に、且つ、質の高い情報を発信していきたいと思います。
会社も僕自身もまだまだ未熟ですが、これからもどうぞ宜しく御願い致します。
unbot inc.
中町
【独身の日(ダブルイレブン)速報】2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日(双十一)のまとめ
【独身の日(ダブルイレブン)速報】
2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日(双十一)のまとめ
独身の日(光棍节)11月11日を記念して、天猫(Tmall)が始めた大型キャンペーン「双十一(ダブルイレブン)」が昨日開催されました。
●独身の日(双十一)の由来
独身の日は、中国では光棍节(guang gun jie)と呼ばれて、11月11日で「1」が並ぶ事から、寂しい独身の日とされていました。
ところが、独身者達が「寂しい独身から抜け出そう!!」という事で、「脱光(tuo guang)节」と名付けました。
脱光とは、「脱离光棍(tuoli guanggun)」。光棍(1人)から抜け出すという意味です。
中国語で、脱tuoは、「脱ぐ」。光guangは、「すっかり無くなる。空っぽになる。」
つまり、脱光の別の意味は、「丸裸になる(すっかり脱いじゃう)」
そこから、天猫(Tmall)が
脱光(丸裸)→売り尽くし(丸裸)というダジャレから、大型キャンペーンになりました。
さて、下記は、2016年天猫の「独身の日」の速報まとめです。
ちなみに、↓去年(2015年)の実績です。
※2015年(SMBC10/31TTM19.06)
18秒→1億元(19億円)
1分12秒→10億元(190億円)
12分28秒→100億元(1,906億円)
4時間26分31秒→362億元(2013年取引額) 6,899億円
9時間52分22秒→500億元 (9,530億円)
11時間50分→571億元(2014年取引額) 1兆883億円
24時間→912.17億元(2015年取引額) 1兆7,385億円
1元=15.65円(11.12.参考)
1億元(15億6,500万円)突破!! 20秒
10億元(156億5,000万円)突破!! 52秒
100億元(1,565億円)突破!! 6分58秒
362億元(5,665億円)突破!! 1時間57秒
※2013年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.3%
500億元(7,825億円)突破!! 2時間30分20秒
571億元(8,936億円)突破!! 6時間54分52秒
※2014年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.47%
626億元(9,796億円) 10時間25分19秒
※2015年独身の日 モバイル取引額
824億元(1兆2,895億円)突破!! 12時間29分26秒
※2015年の中国1日平均小売総額
912億元(1兆4,272億円)突破!! 15時間19分13秒
※2015年独身の日取引総額
1,000億元(1兆5,650億円)突破!! 18時間55分36秒
1,111億元(1兆7,387億円)突破!! 22時間12分3秒
※本当の意味でW11(11月11日)を突破
1,207億元(1兆8,889億円)!!
※2016年独身の日取引総額
6億5,700万件
※2016年独身の日の受注数
●独身の日まとめ
1億元(15億6,500万円)突破!! 20秒
10億元(156億5,000万円)突破!! 52秒
100億元(1,565億円)突破!! 6分58秒
362億元(5,665億円)突破!! 1時間57秒
※2013年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.3%
500億元(7,825億円)突破!! 2時間30分20秒
571億元(8,936億円)突破!! 6時間54分52秒
※2014年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.47%
626億元(9,796億円) 10時間25分19秒
※2015年独身の日 モバイル取引額
824億元(1兆2,895億円)突破!! 12時間29分26秒
※2015年の中国1日平均小売総額
912億元(1兆4,272億円)突破!! 15時間19分13秒
※2015年独身の日取引総額
1,000億元(1兆5,650億円)突破!! 18時間55分36秒
1,111億元(1兆7,387億円)突破!! 22時間12分3秒
※本当の意味でW11(11月11日)を突破
1,207億元(1兆8,889億円)!! 132%増
※2016年独身の日取引総額
●受注件数
6億5,700万件
※2016年独身の日の受注数
◆過去データ
2011年→52億元
2012年→191億元 前年比367%増
2013年→350億元 前年比183%増
2014年→571億元 前年比163%増
2015年→912億元 前年比159%増
2016年→1,207億元 前年比132%増
【ダブルイレブン速報】2016年:中国天猫(Tmall)の「独身の日」ダブルイレブン(双十一) 626億元(約1兆円)を突破
【ダブルイレブン速報】
2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日、ダブルイレブン(双十一)
2014年のダブルイレブン取引総額の571億元(約9000億円)を6時間54分で突破!!
モバイル比率は84.47%
去年(2015年)は、モバイル比率が、68.67%だったので、今年は大幅に上がりそうですね。
毎年、0時〜6時までのモバイル比率が圧倒的に高いので、84.47%から下がって来ると思いますけど、それでも80%は超えると思います。
10時間25分で、2014年のダブルイレブン取引総額の626億元(約1兆円)を突破!!
去年(2015年)同様に半日で、前年の取引額を超えそうな感じですね。
僕は、今年は、天猫ではなく、京東(JD)の北京本社で過ごしてます。
昨日は午前3時までデザイナーや運営担当10名とJD本社で作業。
みんな泊まり込みですね。