SHANGHAI★BASE

Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

最近、感じた重要な学び

最近、学んで重要だと感じていること

 

・限られた天才以外は、みな凡人である

数万人に一人の天才以外は、凡人であり、能力に大きな差はない。大多数の凡人は、一つの専門分野しか持てない(=「少し出来る」は専門とは呼ばない)から、各自の強みを集結した組織力を発揮する必要がある。

(特に、unbotは、伸びしろ採用方針。若手に5つの専門分野は持てない)

 

・組織が大きくなると、部分最適が起こる

組織が大きくなってくると、部屋が多い家の中にいるようになり、家の外から全体像を見る人が減る。

主語が部屋になりやすいメンバーの視座を上げる必要がある

各自が各自の立場から、個人または組織の部分最適の圧力を持つが、全体最適のハンドルは決して手放してはならない。部分最適の圧力に屈してはならない。

 

・継続的な運用が最も難しい

会社の様々な制度は、導入も難しいが、導入後の運用は更に難しい。導入が目的になって、終わりがち。

運用は難しく、運用しない事で失敗するのは良くないが、実験の結果うまくいかなかったからといって、新しいアイディアすら出てこないのは、最も悪い。(失敗すらしたことがない人が、チャレンジの上で失敗した人を嘲ること程の愚行はない)

会社全体で言えば、専門家の力を最大化するのは、「運用」であり、それを行うのは、管理部である。ここを重視することが、専門家の力を発揮する重要なポイントである。

 

・テストケースを経る

組織が大きくなると、今までの感覚で全社一斉適用は不適切。運用をより困難にするし、改善のコストも大きくなる。

小グループでのテストケースを経てることが有効。但し、それによってスピードが遅れすぎては意味がない。

 

・基準を上げる

高い基準とは、当たり前の基準が高いということ。

高い基準の当たり前を沢山作っていくには、我慢、忍耐、辛抱。継続して我慢強く実行し続けるしかない。

 

・リーダーとは決断と鼓舞

リーダーとは、誰でもできる判断ではなく、答えのない難しい問題について、ABCを切り捨てて、Dを選択できる人の事。

リーダーとは、Aが良いと言う人が多いからAを選ぶ人ではない。反対や不満を背負う覚悟で、自ら正しいと思う選択をする人。

リーダーとは、誰もが希望を持たない中で、希望を示して、夢物語を信じて鼓舞し勇気を与える人。希望が薄いことを率先する人はリーダーではない。

 

・悲観は気分であり、楽観は意志である

物事を悲観的に捉えるのは、非常に簡単で、気分が良い。世の中の大半の事は失敗するし、成功する確率は圧倒的に低い。

物事を楽観的に捉え、希望を見出し、出来る方法を探すのは容易な精神ではない。より難しい道だからこそ、楽観は相当な意志がなければ持てない。

 

・振り返りこそが、学びの源泉

計画と実行をする人は多いが、実行が結果であり、実行が目的だと勘違いしがち

計画と実行は、ただの事実しか生まない。振り返りこそが事実を、学び(概念化)へと変える。

 

 

割と当たり前のことばっかりだけど、これを実行するのは難しい。