SHANGHAI★BASE

Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

【中国主要ネット企業情報】新浪微博2015年Q2:売上1.078億ドル 前年同期比39%増

新浪微博2015年Q2:売上1.078億ドル 前年同期比39%増

 

最近では、微信(WeChat)の圧倒的な人気のせいで、微博の人気はなくなってきたんじゃない?

 

っていう話もよく聞くようになってきたけど、コレを見る限りなかなか好調みたいね。

 

新浪微博(ウェイボー)のQ2

売上:1.078億ドル  同期比39%

営業利益:420万ドル  前年同期1,550万ドルの赤字

 

2015年6月のアクティブユーザー数(MAU) 2.12億人 同期比36%増

6月のモバイルMAUは、MAUに占める85%。

6月の日別アクティブユーザー数(DAU)は9,300万人 同期比34%

 

ウェイボーCEO王高飛は、「ウェイボーのMAUは順調に伸びていて、6月には2.12億人に到達。一級都市以外へとユーザーを拡大していて、テレビや映画業界との関係も良好だ。」と述べてる

 

また、「ウェイボーのソーシャル広告の認知度も向上していて、特に、中小企業を中心に、ウェイボーの広告売上は前年同期比163%の増加、顧客数は、44.3万アカウントに達した」と。

 

6月時点でのウェイボーの現金は、3.37億ドル

 

 

売上:1.078億ドル  同期比39%

f:id:NoBorder:20150820004932j:plain

 

広告収入は、8,786万ドル 前年同期比47%増

f:id:NoBorder:20150820004936j:plain

 

販管費は、3,368万ドル 前年同期比71%増

f:id:NoBorder:20150820005039j:plain

 

 

粗利は、7,412万ドル 粗利率68.8%

f:id:NoBorder:20150820005042j:plain

 

 

確かに、微信(WeChat)の人気で、ウェイボーの利用時間は相対的に減ったかもしれないけど、それでも、他のメディアに比べれば圧倒的にアクティブユーザーが多いプラットフォームということ。

 

それに、王CEOが言う通り、今後消費の拡大が期待される2級、3級都市を中心に、ユーザー数は順調に増え続けてる。

 

以前は、友人も知人も芸能人も有名人も知らない人もみーんなウェイボーで繋がってたのが、身近な人とのコミュニケーション、情報収集は微信(WeChat)に移った。

 

とはいえ、公開している公の情報については、やっぱりウェイボーのほうが情報を収集しやすいのが現状。

 

用途が変わっていってるってことだろうね。

 

今後も当分は、影響力を持ったプラットフォームであることに変わりないと思う

 

まあ、当分は。

 

 

日本企業が海外で成功できなくなっている理由

私は、上海でマーケティング(デジタル中心)に携わらせてもらうようになってから、今年で7年目になります。

 

2009年〜ずっと上海で、中国に進出している、または、進出しようとしている日本企業を見て来ましたが、多くの企業が同じような問題・リスクを抱えていることに気づきました。

 

 

その問題点について、アメリカのシリコンバレーで26年に渡って製造業に携わって来た遠藤さんという方が、分かり易くインタビューで答えてくれていました。

 

techpeople.jp

 

やはり日本企業は、中国だけでなくアメリカでも同じ失敗をしていたんだなと深く納得してしまいました。

 

遠藤さんは日本の十八番である家電製品(携帯電話、パソコン、テレビ等)における大失敗を引き合いに出して、このように述べています。

 

日本メーカーは技術オリエンテッドで、3D出したら売れるんじゃないか、薄くしたら壁にかけられるんじゃないか、と馬鹿げたことをやっています。日本メーカーは、50インチのテレビが10万円をきっているころに、3Dメガネを150ドルで売っていました。眼鏡を家族の人数分買うだけでテレビの半分以上の値段がしたわけです。誰も買う訳がありません。韓国メーカーは、テレビに最初から3Dメガネを4つつけていました。

日本の企業は差別化も何もなくて、一社がやるとみんな同じことをやります。薄くすれば売れるんじゃないかと考えて、ものすごい研究開発費をかけてテレビの厚さを3センチから2センチにしました。そしてできました、となっても、結局売れません。需要がないから売れるわけないんです。韓国メーカーは最初からやってません。1センチ薄くなったところで売れないってわかってますから。ダメになるべくしてダメになったと言えます。

こうして、パソコン、携帯電話、テレビという順に日本のメーカーは玉砕してきました。

 

 

つまり、「日本企業は技術オリエンテッドで、市場のニーズではなく、技術的に優れていることを優先させる傾向が強く、ダメになるべくしてダメになった」と言ってるんです。

 

更に、彼はこうも言っています。

 

日本の中小企業を盛り上げようというプロジェクトを5年くらい前からやっていますが、最近は半分絶望しています。結局みんな井の中の蛙です。ものづくりだ、匠の技だ、といいますが、だから何だって思います。

これは私のポリシーですが、「売れてなんぼ」でしょう。昔は大手からの仕事があったから、頼まれて作っていました。だけどそれで世界に挑戦できるかというとできません。

下請けという体質だったので、セールスもマーケティングもいません。中小町工場も、2代目3代目と世代が変わって、もうちょっとできるかな、とおもっていましたが、親が景気よかったものですから、すごく甘やかされています。

いわゆる「匠の技術」というのがいかにだめかということを理解した上で、どうするべきかを考えることが大事でしょう。iPhoneの表面加工も過去の話です。本当にそれで儲かっているでしょうか?しかもそれは、氷山の一角です。日本の90%以上が中小企業ですから、氷山の一角がフォーカスされても意味がない。

 

日本の(特に)中小企業は、「下請け体質が強く、マーケティングやセールスの感覚がないから、売れる物を作るのではなく、言われたものを如何にうまく作るかにばかりフォーカス」していて、今の時代では生き残りにくいと言っています。

 

この感覚には、私自身ももの凄く共感します。

 

日本企業の多くは、「職人気質」が強く、これは「こだわりの●●で〜」とか、「ここのところが今迄のとは違って●●〜」とか、職人レベルでしか分からないような変化や進化を強調することが多い。

 

 

つまり、ほとんどがエゴです。

良いモノを作れば売れる。この分野に一番詳しい自分が言うんだから、これは良いものなんだと。

 

良いモノとは、生産者が決めるのではなく、市場(消費者)が決めるんです。

 

 

こういった感覚が極端に低い日本企業が異常なまでに多い。

 

 

だから、日本では上手くいった日本企業でも、市場(消費者)が違うアメリカや中国では受け入れられないことが多くあります。

 

 

普通に考えれば当たり前ですが、その事すら気づかない企業が多いのが現実です。

 

 

中国に至っては、きっとアメリカよりもその傾向は強くあります。

 

 

なぜなら、日本は中国よりも進んでいる(発展している)と思い込んでおり、日本で売れてるものなら中国でも憧れと共に売れるだろうと勘違いしてしまうからです。

 

 

実際に、中国で消費者向けのサービス・商品で大人気の日本企業の商品はほとんどありません。

 

 

日本ではよく日本商品の人気ばかりが報道されていますが、それは本当に一部の大手の商品だけです。

 

 

大手の商品の中でも成功している商品は本当に数少ないのが現実です。

 

 

その原因の多くが、上述の理由からくる「ローカライズの失敗」にあります。

 

 

こういった世界における市場の変化・ニーズの変化に真剣に耳を傾けなければ、日本企業は今後大変なことになると思います。

 

 

私が一番危機感を持つべきだと思っているのが、遠藤さん同様に「自動車産業」です。

 

 

――遠藤さんが次に危ないと感じる産業はありますか?

それで次に懸念しているのがやはり「自動車」です。日本の中小町工場の人向けに講演をすることがありますが、みんな井の中の蛙です。

自動車では、すでにヒュンダイなどが、こっちの市場を席巻しています。

さらにいま、テスラが出てきたことによって、自動車業界が変わりつつあります。世の中の産業の中で、自動車は最後の牙城です。なぜなら「ガソリンで動く車」という状況が50年以上変わってきませんでしたから。しかし、そこにテスラがでてきてバッテリーとモーターでいいものをつくったら勝ち、という世界を作りつつある。さらにコンピュータがくっついてコネクティッドカーになっていく。

そうなると日本はヤバい。日本には車を支える莫大なインフラが残ってて、それらが全滅になってしまう。バッテリーとモーターの自動車になったら誰でも参入できるようになりますから。

サムスンもLGも車への参入を狙っています。サムスンのR&Dセンターがここにあり、1500人を現地採用してます。こっちのエンジニアは一人あたり年1000万円ですから、一体いくら投資してるんだよっていう感じですよね。そして自動車の研究にも多くの人材を振り向けています。NVIDIAなども、車にフォーカスしはじめています。だれでも参入できる環境になっているのに、日本の企業はまだ、既存市場の占有率にあぐらをかいているように思えますね。

 

私も上述の遠藤さんとほぼ同じ意見です。

 

今はTOYOTAが過去最高益を更新していますが、いつまで続くか全く分かりません。

 

産業構造自体が大変革を起こす可能性が十分あります。

 

テスラの登場によって、自動車の未来は、水素自動車ではなく電気自動車がスタンダードになる可能性が高いと思いますし、そうなれば、おもちゃ屋さんでも自動車を作れるようになってしまう。

 

TOYOTAはそれを防ぐために水素自動車を推進しようとしていますが、世界の流れはそっちを向いていない。

 

更に、Googleが5年以内に全自動車を完成させるはずです。

 

そうなれば、車は、パソコン同様にOSの時代に移っていく。

 

つまり、パソコンの時のようにハードが強い日本企業ではなく、ソフトが強いAppleGoogleMicrosoftのようなアメリカ企業に時代が流れてしまう。

 

日本は、近年ソフトのパワーが弱く、世界においてはアメリカが圧倒的なソフトのパワーを持っていると思います。

 

このままでは、日本の基幹産業である自動車の未来が危うい。

 

自動車は日本においても産業の裾野が広いですから、ここが倒れると日本全体に想像を絶する影響があるでしょう。

 

日本企業は、今後、更に、市場が縮小し続ける国内ではなく、世界で戦わなくてはいけない。

 

その時、今のままの「職人気質」「匠の技」に頼ってばかりでは、戦えない。

 

 

そろそろ中国や韓国ばかりバカにしてないで、考え方を変えなければいけない。

 

 

日本は既に世界第二位の経済大国ですらない。

 

 

ここからは当分その地位を下げ続けることになるんです。

 

 

本当の意味で、危機感をもって世界に目を向けなければ、これからも日本企業は世界で成功できなくなっていってしまうと思います。

2015年の訪日中国人銀聯カード消費額 前年比350%増

2015年の訪日中国人銀聯カード消費額が、

31.2億元(約600億円)

に達し、前年比350%増になった。

 

www.199it.com

 

f:id:NoBorder:20150325000029j:plain

 

一回の買い物当りの平均消費額は、約36,000円(約1,870元)。

 

中国は、世界第二位の旅行輸出国となっていて、その旅行者の増加に従って、決済手法の主流である銀聯の消費額は年々急拡大してる。

 

銀聯カードは、既に150カ国・地域の2600万店舗で利用可能で、180万のATMでも利用できる。

 

銀聯カードは、世界最大のカード発行数、世界第二位の取引額を誇るカード組織で、2014年には41.1万億元の取引規模、前年同期比27.3%増の規模迄急拡大してる。

 

中国における中産階級のホワイトカラーが一般的に海外に行くようになったのが、ここ数年の話と考えると、今後、更に急速に海外旅行者は増加すると思う。

 

その中でも、アメリカを抑えて、海外で行きたい国1位を獲得した日本への旅行者は、増え続けると思う。

 

【2014年の国別訪日旅行者】

1位:台湾 283万人 28%増加

2位:韓国 276万人 12%増加

3位:中国 241万人 84%増加

4位:香港 93万人 24%増加

※中華圏合計 617万人 45%増加

f:id:NoBorder:20150325002011p:plain

 

今後も増加し続けることが見込まれる訪日中華圏の人々へのアプローチは年々重要さを増す施策になる。

 

当然、この時代の流れに乗り遅れた企業は、中国でも知名度を上げれずに中国市場への戦略において、将来的にも出遅れる可能性が高い。

 

 

初期の訪日中国人は、中国市場において日系商品が最初にターゲットにしやすいコアなターゲット層である場合が多いから、そこに対してライバルに差をつけられたら、取り返すのは難しい。

 

中国市場は日本のような成熟市場じゃないし、当然、スピードが命。

 

そんな中国市場で、まずは訪日中国人を捕まえようと考えた時のポイントは、こちら

 

sugarmonkey.hatenablog.com

 

中国人が日本で爆買いする商品はどうやって選んでる?ポイントは?

外国人観光客の増加

年間の訪日中国人客は前年比83.3%増2409200となり、過去最高を大きく上回る。

 

訪日外国人旅行消費の総額も、過去最高の2兆305億円(前年比43.3%増)に上り、1人あたり訪日外国人旅行消費額は、過去最高15万1374円に達した。

 

国・地域別では、特に中国が対前年比2倍を超える約5600億円となり、総額の4分の1を超える額を占めた。

 

中国人観光客の爆買い

2015年、訪日中国人の春節期間(10日間)の旅行者数は45万人

消費額は60億元(1,140億円)に上る。

また、今回は中国人が日本に押し寄せて大量に買い物するいわゆる「爆買い」現象が、日本や中国のメディアで高い注目を集めた。

 

 

【2015年春節

訪日中国人:45万人

消費額:1,140億円

一人当たりの消費額:26万円

 

 

訪日中国人は旅行中の数日の間に、これだけの買い物をしているけど、勿論、日本に行ってから選んでいるわけじゃない。

 

 

当然、ほとんどの訪日中国人が、指名買いしてる。

 

 

つまり、「お買い物リスト」を持って行ってる。

 

 

なぜか?

 

 

①購入点数が非常に多い

※友達に頼まれたり、お土産等

 

②時間がない

※旅行中の数日しかない。ツアーに至ってはルート迄決まって、買う場所まで限られている。

 

 

じゃあ、このお買い物リスト、どういった情報ソースを基に決めてるのか?

 

【中国の信頼度が高い情報ソースランキング】参照元:Nielsen

f:id:NoBorder:20150320000635p:plain

f:id:NoBorder:20150320000841p:plain

 

中国では、伝統メディアやネット広告等の情報を基に、買い物をした一般消費者の悲惨な問題が多く知られているから、そういった情報ソースへの信頼度が圧倒的に低い。

 

 

そういう社会だからこそ、「知り合いのオススメ」「みんなのオススメ」「公式なサイト」「専門家のオススメ」等の情報ソースへの信頼度が高い。

 

 

逆に、そういった情報しか信用できないとも言える。(悲しい社会だけど・・・)

 

 

 

つまり、訪日前に如何に商品に関する信頼できる口コミを醸成できるか一番のポイントになってくる。

 

 

アテンション獲得のためのバナー広告やテレビ広告だけでは、信頼を獲得して、訪日中国人のお買い物リストに商品を載せることはできない。

 

f:id:NoBorder:20150320001725p:plain

中国の長沙市で57階建てのビルが19日間で完成!?

3月17日

中国の長沙市で57階建てのオフィスビルが

たったの19日間で完成したらしい

f:id:NoBorder:20150318225050j:plain

 

中国の湖南省長沙市、人口700万人を越える内陸の大都市で、またまた新記録が樹立された。。。

f:id:NoBorder:20150318225640j:plain

「小天城」という57階建てのオフィスビルが1,200名の工務員を使って、昼夜を問わず建設し続けた結果、19日間で完成したらしい

 

しかも、雨と雪が降って建設が中断した日を除くと、たったの12日間だったと

 

f:id:NoBorder:20150318225702j:plain

 

更に、更に、

 

このオフィスビル、震度9に耐えられる耐震性能があるという

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそつけ〜!!!!

目的と手段を履き違えている行政

最近では、テクノロジーの発達とそれに伴うインフラの整備・充実によって、アメリカでも起業がドンドン身近になっていって、スタートアップが雨後の筍のように生まれている。

 

勿論、日本においても同様の傾向は加速してる。

 

また、それを支援するような政府の政策も充実し始めて、国を挙げて、やれ小規模事業者持続化補助金だの、創業者補助金だの、モノ造り補助金だのとやってるみたい。

 

でも、本当にそれって、「中小企業を支援する」という目的を達成するために役立っているのか?

 

勿論、色んな助成金が存在する以上、一概に全ての助成金における目的が同じだとはいえない。

 

それでも、根本的には事業や業績が安定している企業ではなく、これから立ち上げようとしているような、中小零細企業を支援することが大きな目的の1つであるはず。

 

僕の経営者友達の中にも若くしてスタートアップを立ち上げて日本を良くしよう、世界を良くしようと夢を持って走っている友人が何人もいる。

 

そういう彼らが実際に助成金に申請してみると、とにかく「ガッカリする」らしい。

 

 

彼らは、事業を立ち上げて軌道に乗せるために必死で、没頭している。

 

 

そんな中で、少しでも役に立ちそうであれば助成金にも申請して試してみる。

 

 

でも、あまりのヒドさにガッカリする。

 

 

なぜか?

 

 

・少ない

・遅い

・面倒

 

 

特に、「遅い」「面倒」なんて致命的だ・・・

 

 

起業する、事業を立ち上げるということは、「今までにないもの」「時代の先端を行くもの」「市場で差別化できるもの」を作るということが大半。

 

 

このめまぐるしく変化する世界において、商機なんて一瞬だ。

 

 

まして、スタートアップなんて「ない」もの尽くし。

 

・お金もない

・時間もない

・人手もない

・コネもない

・ノウハウもない

 

 

こういう人たち向けの助成金でありながら、

 

・お金も少ない

・時間もかかる

・手間もかかる

・やり方が分かりにくい

 

ってどういうことだろう。

 

 

中には、助成金をもらえるわけじゃなくて、法人税から控除されるなんていうフザケたものまで存在する。

 

 

なんのための助成金なのか。。。

 

 

勿論、「不正の防止」とか「報告・記録」とか、色んな理由は考えられる。

 

 

でも、そんなことはどうでもいい。

 

 

それをなんとかして、対象企業を支援する、本当の意味で役に立つ助成金を出すための方法を考えるのが行政の仕事だ。

 

 

ただ、ルールを作って、作業的に審査をして、リスクばかりヘッジして、安全に助成金を出す。

 

 

そんなお役所仕事によってバラまかれようとしている助成金にどれほどの有用性があるのか本当に疑問。

 

 

うちの会社では、今のところこういった助成金に申請する予定はないけど、こういった状況が改善されて、本当の意味で官民一体となって日本の産業を底上げしていけるような仕組みが整っていったらいいなーと思う。

 

 

 

【読書感想】スティーブ・ジョブズを読んでみて

中国の旧正月の連休を利用して、バンコクチャーン島(象島)でリラックスしつつ、書籍:スティーブ・ジョブズの上下巻を読んでみた。

 

f:id:NoBorder:20150224015301j:plain

f:id:NoBorder:20150224015307j:plain

f:id:NoBorder:20150224015313j:plain

 

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 

 

まず、この偉大な発明家であり、思想家であり、起業家であるスティーブジョブズに、海よりも深い敬意を表すると共に、彼の死を大変悲しく思う。
 
この本では、彼の挑発的なところも、幼いところも、クールなところも全て余す事無く表現されている。
その詳細な日常生活や言動・行動を描写することによって。
 
著者のウォルター・アイザックソンは膨大な時間をかけてこの偉大な男の過去や日常を調べあげ、その男の真実を出来る限り忠実に、中立な立場で書き上げている。若干、偉大さに偏っている部分はあるにせよ。
 
著者に対しても、この歴史的な物語とこの偉大な男の中身を見せてくれたことに、心から感謝したい。
 
本書の中では多くの学びがあった。
その中の3つがこれだ。
 
1:情熱を伴った推進力こそが不可能を可能にする
2:多様性の中からクリエイティビティは産まれる
3:人間関係のあり方を違う確度から見せられた
 
 
1:情熱を伴った推進力こそが不可能を可能にする

f:id:NoBorder:20150224021647j:plain

ジョブズがアタリで働いていた時に、ウォズのチカラを借りて、素晴らしいゲームを作るという場面がある。
ウォズのチカラを借りた上に、嘘をついて5000ドルの報酬を700ドルと嘘づいて、350ドルしか彼に渡さなかったんだから、ウォズを利用してお金を稼いだヒドい男の話のようにも見える。
でも、ここから僕は、彼の目的達成への推進力の強さを感じた。
彼は、「正しいと思ったこと」、「想像の中にあって実現したいと思ったこと」を、どんな手を使っても実現させようとする。
その瞬発力と推進力が恐ろしい程に強いのだ。
 
ウォズが趣味で作っていた、モニター付きのコンピューターを見て、売れると確信した時、ジョブズはウォズにコンピュータークラブでのプレゼンを強要する。
 
この場面でも、彼はコンピューターを見た瞬間から売る事を考え、ウォズが嫌がるのを無視して、プレゼンに連れて行く。
そこで、バイトショップの社長と知り合い、翌日には会いにいってるし、更に、受注までしてしまう。
実現できるかどうかの基準も目測もなくだ。
それすらも、仲間を集めて実現してしまい、製品が不完全でも売り切ってしまう。
今度は、そこで得た新しいアイディア(一体型PC)を実現することを考えて、生産するための出資を募る。
そのために数百という電話をかけ、あまりの粘り強さに、マイク・マークラと出会い、9万ドルを提示されるところまで引き出す。
それでも満足せずに出資額をつり上げ、あり得ない金額を提示し、出資を獲得し、製品を開発。
アップル2は、大ヒットとなりコンピューター業界を一新してしまう。
この創業時の短い物語の中だけでも、とても20歳やそこらの若者が越えられそうも無い壁が沢山あったはずだ。

f:id:NoBorder:20150224021708j:plain

逆に、普通なら諦めてしまうような壁ばかりだとも言える。
 
それでも、彼は全ての壁を越えられると信じて、はしごをかけたり、壊したり、飛び越えたり、あらゆる手段を使って、解決の切れ端を掴みとり、引き出してしまう。
 
この情熱と推進力こそが彼の常人離れした特性なのかもしれない。
 
でも、この特性は考え方さえ間違わなければ、全ての人に共通して実現できる可能性のある特性とも言える。
 
 
2:多様性の中からクリエイティビティは産まれる

f:id:NoBorder:20150224021958j:plain

彼は若いうちに自分探しの旅に出かけ、そのために、精神的な世界へと早くから傾倒する。
少し偏りすぎているにせよ、彼の感性に少しでも触れた思想や考え方は試してみて、体験してみて、取捨選択、試行錯誤を繰り替えしていく。

f:id:NoBorder:20150224022013j:plain

その中で、様々なモノの見方を学び、多くの多様性の中から自分にあったもの、素晴らしいと思うものを選択して、徹底的に実行する。
 
何が正しいかは別として、そういったプロセスの中で、多様性を養い、クリエイティブな発想、アイディアの種を、自分の目や耳や肌感覚の中に培っていったんだと思う。
 
少ない思想、体験の中では、「多様性」や「0を1にする創造性」は産まれない。
 
 
3:人間関係のあり方を違う確度から見せられた

f:id:NoBorder:20150224022122j:plain

ジョブズは、すぐに自分の感情をさらけだし、基準に見合わないものには容赦ない叱責をぶちかます。
その素直すぎる性格のせいで、多くの敵を作り、手痛い目にも遭う。

f:id:NoBorder:20100718141730j:plain

ただそれでも、彼にはそれを上回る程の魅力と人間力があった。
いや、だからこそと言えるかもしれない。
 
彼は、批判に対しても素直なら、賞賛に対しても素直だ。
(時より計算だっていることもあるにせよ)
 
欧米の一般的なスタイルなのか分からないが、ちゃんと自分の意見は述べ、衝突することもあるが、それはそういった議論だと納得して、割り切った話し合いができる。
 
例えば、ジョニー・アイブやビル・アトキンソンとどれだけ議論が白熱して、喧嘩になっても、最終的に友人であることに代わりはない。

f:id:NoBorder:20150224022359j:plain

f:id:NoBorder:20060622105939j:plain

 
欧米では、人付き合いの中に必ずしもお酒が必要なわけではないし、まして、女性をあてがう必要もない。
 
彼らは、より重要な人間関係を考える時には、家族も総合して当人を判断しようとする。

f:id:NoBorder:20150224022713j:plain

だから、自分や相手の奥さんも含めてディナーをするし、場合によっては、自宅に招いたり、子供達に会わせることもよくある。

f:id:NoBorder:20150224022746j:plain

こういった文化は、日本にはないし、アジアにもあまりないかもしれない。
 
確かに、アジアでは、人間関係を重視するが、接待など酒の席である場合が多いし、人間性を見るというよりも、楽しませることで、恩を売ったり、慣例であったりする場合が多い。
 
実際には、そういった場で、どこまで人間を見れるだろうか。
 
ジョブズは、敵も多かったが圧倒的な支持者も多かった。ファンと言っても良い。
そのファンたちは、一般人だけではなく、もちろん一流の人間も含まれている。
 
なぜか?
 
彼が有する「物事や人間を二分する考え方」の中で、最高の人間や最高のモノと判断されたグループには最高の敬意を払うからだ。
 
最高の人間だと判断されれば、時間があけば電話はするし、突然家を訪れることだってする。
ディナーに招くこともあれば、散歩に誘うこともある。

f:id:NoBorder:20150224022856j:plain

そうやって、時間をかけて自分という人間を知ってもらい、また、相手を知ろうとすることで、人間関係を(ある程度)上手に構築していっていたんだと思う。
 
こういった関係構築の仕方もあるのかと、非常に勉強になった。

 

f:id:NoBorder:20150224022953j:plain

 

 

中国の省別GDPランキング 2014年

2014年 中国の省区市別GDPランキング

f:id:NoBorder:20150208010304j:plain

 

広東省は、人口が最も多いエリアで、1億人以上、日本並みの人口がいる沿岸地域だから、1位になるのは不思議じゃない。

 

江蘇省浙江省も人口が多い上に上海周辺エリアだから、理解できる。

 

意外だったのは山東省。

 

確かに青島市という省都があるし、ある程度発達したエリアなのは分かるけど、3位に入る程とは思わなかった。

 

個人的には、海がそこそこ綺麗で港町だし、すごい好きな雰囲気の場所。

 

上海や北京より綺麗だしな〜

f:id:NoBorder:20150208010852j:plain

 

あとは、天津、重慶辺りが10%以上の成長率となかなか調子が良い様子。

 

気になるのは、上海が7%と他地域に比べてもかなり鈍化してること。

 

上海に住んで6年目だけど、正直あんまり景気の悪さや鈍化を感じない。

 

感じるとしたら、不動産系で売りたいマンションが売れなくなったとかそういう話はちょいちょい聞くぐらいかも。

 

ファンドからの投資を受けて事業立ち上げたり、買収の話も聞いたりするから、金あまり状態ではあるのかもしれないけど・・

 

ただの実感値だけど。

中国モバイルネットユーザー数 5.57億人突破!

 

中国モバイルネットユーザー数 5.57億人突破

全ネットユーザーの85.8%がモバイルでもネットを利用

 

f:id:NoBorder:20150206003603j:plain

 

 

 

2014 年度の新増のネットユーザー数は、3,117万人

 

平板电脑娱乐优先,网络电视开启娱乐新模式

タブレットはエンタメ系優先で、ネットテレビもエンタメの新しい形へ

 

中国におけるタブレットをエンタメとして使用しているユーザーが34.8%に到達。

また、タブレットユーザーの51%が大卒以上の学歴、43%以上が高収入(月収5,000元以上)となっている。

 

動画視聴端末として、14年12月にモバイルが初めてPCを抜いた。

・モバイルでの動画視聴が71.9%

・PCでの動画視聴が71.2%

 

中国ではそもそも日本に比べてテレビ視聴が少なくて、ネット依存度が非常に高い。

 

ネットへのアクセスも、PCからモバイルへの移行が急激に加速している状況。

 

確かに、中国人の友達(20〜30代)の家に行ってもテレビなんて見たことない。

 

PCももちろん見てないし、大体、スマホタブレットで遊んでるな〜。

 

タブレットもゲームと動画視聴しかなくて、買い物やネットサーフィンは大体スマホでやってる感じか。

 

確かに、自分で考えてもタブレットはゲームか動画視聴ぐらいしか使わないな。

 

ただ、ネットショッピング系やタブレット使うことも多いかな。

 

数ヶ月単位でタッチポイントが変わるから、生活習慣に敏感じゃないとついていけなくなる。

 

中国は正直、日本よりもネットショッピング進んでる感じだし、チョー便利。

 

決済にしてもアリペイすごい便利だし、最近だとみんな微信支付(WeChat Pay)を使ってることが多い。

 

決済系は外人に対してそれなりに条件が厳しいから、使えるように色々工夫しないとついていけなくなっちゃう。

 

微信支付(WeChat Pay)も決まった金融機関じゃないと使えないし。

 

でも、最近微信支付(WeChat Pay)の使い方で一番よく目にするのは、快的打车や滴滴打车のようなタクシー配車アプリ。

f:id:NoBorder:20150206010259j:plain

 

上海だとこのアプリ使わないとなかなかタクシー捕まらないぐらいだから、みんな使ってる。

 

最近、この快的打车にソフトバンクが6億ドル出資してたけど、今後更に伸びていくだろうな〜。

 

f:id:NoBorder:20150206010320j:plain

 

 

感覚的には、快的打车よりも競合の滴滴打车のほうが使ってる人多い感じだけど。

 

f:id:NoBorder:20150206010342j:plain

 

とにかく、みんなすいすい使ってる。

 

多分、日本よりこのあたりも進んでる。

 

やっぱり急激に生活そのものが進化していく国だから、敏感な若い人たちと頻繁に接触してないとついていけないだろうな〜

 

この国でマーケティングしていく必要があれば、そういうことになる。

 

 

死を目前にした多くの人が最後に後悔することから分かる、今すべきこと

 


ツイッター創業者「社長なんて役職はいらない。CEOではなく最高”編集”責任者になれ」|リーディング&カンパニー株式会社

 

 

この記事の中にこんな一節があった

 

オーストラリアで看護師をしていたブロニー・ウェアさんは死を目前にした患者が最後に後悔していることを記録し続け、その中でもっとも多かった答えは他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気がほしかった」だったと述べていますが、これだけ情報や選択肢に惑わされて生きている私たちが死の直前に後悔することは、100年前を生きた人とは比べものにならないほど多いのかもしれません。

 

この文章を読んで、自分のことだと感じた人もいれば、他人事だと思った人もいると思う

 

きっと、自分のことだと感じた人は、今の自分に対して何か変化を求めてるのかもしれない

 

少しでも変化を意識した人には、この文章が一つのヒントになるかもしれない

 

 TEDの人気スピーカー、デレク ・シヴァーズに言わせれれば、「絶対にやりたい!」か「やらない」のどちらかしか存在しないそうで、そのためのコツは、とにかく基準を厳しくすることで、「やろうかな」程度の心意気であればすぐに却下を下すこと

 

 

f:id:NoBorder:20150205004830j:plain

 

 

例えば、「早寝早起き」は、生活を劇的に向上させる習慣だと多くの人が認識していると思うけど、実際には、非常に難しい

 

 

きっと「早起き」よりも、「早寝」が難しい

 

 

「遅寝早起き」は、日本では多くの人が実践してると思う

 

 

ただ、これでは、睡眠時間が短くなるだけ

 

 

きっと、早寝の難しさの原因は、デレク ・シヴァーズの言う通り、「やろうかな」程度のことを繰り返している間に早寝の時間を過ぎてしまっていることにあると思う

 

 

 

やりたいことをやっている時間よりも、「やろうかな」程度のことをやっている時間のほうが圧倒的に多くの時間を割いているはず

 

 

 

このことに気づいて、意識的に排除していけば、早寝ができる可能性は劇的に上がるはず

 

 

 

こういった細かな意識の違いが、長期的には大きな習慣の違いに繋がり、その習慣が、人格の違いに繋がり、ひいては、大きな運命の違いに繋がるんだと思う

 

起業って会社を作ることではないんじゃん

はあちゅう、家入一真、安藤美冬が語る、後悔しない20代の過ごし方 –ポイントは若いからこその行動力

 

 これを見ていてこんな文章があった

 

「若いうちに起業しておけ!」というのが起業家である家入さんの口癖だ。自分で何かを作る。自分に責任を課す、というのが成長への一番の近道だということなのだろう。20代が何故大切なのかと言えば、何かした際に必ず成功するからでも、素晴らしいアイデアが思い浮かぶからでもない。何かを成し遂げる上で一番重要な「行動力」を持っているからなのである。家入さん自身、21で起業している。しかし、彼の言う「起業」というのは、決して会社を作るということではない。

 「とにかく何でも挑戦してみてほしい」ということだ。  何かをしたい、と思っていても、毎月給料が振り込まれ、ものが食べられない恐怖にぶつかることがないと、人間はその生活を捨てるのが怖くなってしまう。年をとればとるほど、人間の行動力というのは低下してしまうのである。若いうちは、守るものも少ないため失敗した時のダメージは小さい。その間にいろんなチャレンジをし、失敗を繰り返すことを家入さんは必要だと思っているのだろう。

 

 

よく起業したい、起業したいという話を耳にするけど、その大半は起業なんてしない。

 

もしかすると、「起業」=「会社を作ること」だと思い込んでいる人が多くて、ハードルを勝手にあげてるからかもしれない

 

 

会社を作るのなんて、必要であれば作ればいいっていうだけの手段であって、別に、目的でもなんでもない

 

 

何か挑戦したいことがあって、やってみたら、必要になった

 

 

または、挑戦したいことがあって、それをやるために器(会社)が必要だった

 

 

程度のものでしかない

 

 

重要なのは、やりたいことや挑戦したい事(起業)である

 

 

 

よくよく考えると当たり前なんだけど、結構この部分を意識してないために、起業できない=挑戦できない人が多い気がする

株式会社unbotを設立しました

2014年11月25日、日本法人として株式会社unbot(アンボット)を設立しました。

(住所:福岡県中央区天神)

 

今後は、
・日中間、日台間の貿易事業
・日本国内デジタルマーケティング事業
・訪日中国人・台湾人向けインバウンド事業
を中心に、サービスをご提供させて頂きます。

 

ちなみに、unbot(アンボット)とは、un=否定、bot=ロボット、ということで、どれだけテクノロジーが発達し世界が進歩しようとも、常に人を想い、人のためのサービスを提供し、社会に貢献していきたいという想いが込められています。

 

「世界で一番多くの想い出を創造する会社」を目指して

 

今後ともどうぞ宜しく御願い致します。

 

PS:今後、福岡や台北への出張が増えそうです。色々とご指導ご鞭撻下さい。

 

f:id:NoBorder:20150130224502j:plain

 

 

【本BLOG筆者】

株式会社unbot(アンボット)

代表取締役

中町秀慶(なかまち ひでのぶ)

東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。

2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。

 

BLOG:SHANGHAI★BASE

㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot

㈱unbot Facebookページ:https://www.facebook.com/unbotinc/

㈱unbot インスタグラム:https://www.instagram.com/unbot_inc/

Twitter:中町秀慶@上海 (@hidenobuN) | Twitter

 

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

少し遅くなってしまったけど・・・

 

新年明けましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞ宜しく御願い致します。

 

さて、去年は当社にとっても、自分にとっても、かなりスピード感のあった1年だったなと、今振り返ると思います。

 

とはいえ、売上に対して目標は65%程度の達成。利益ベースでも95%の達成と、両方未達となっていまいました。

 

大胆な大きな目標「BHAG」を弊社でも毎年立てていて、個人としても大胆な達成不可能と思えるような目標を掲げてます。

 

2015年は、14年にも増して、大胆と言える目標を掲げてます。

 

会社としても、個人としても。

 

というのも、13年末に立てた14年のBHAGは、完全に満足のいく達成ができなかったとはいえ、常に意識できる程に手の届くところまで見えていました。

 

 

13年に大胆だと思っていたことは、14年の半ばには決して大胆ではなくなっていました。

 

 

そして、売上、利益以外の指標においては、いくつも達成することができています。

 

 

 

こういった小さな小さな一歩をしっかり踏み出して行くと、いつの間にか行きたいと思っていたところに辿り着いている。

 

 

 

その小さな小さな一歩をしっかり踏み出すためには、やはり、その一歩が正しい方向なのか?行きたい方向なのか?その一歩でちゃんと目標への距離が縮まっているのか?といったことが分かっていないと、一歩を踏み出す勇気も元気も出てきません。

 

 

 

今は、到底達成できないんじゃないかと思っている15年度の目標ですが、きっと今年の6月頃には、かなり現実味を帯びてきているんじゃないかと思います。

 

 

 

そういった感覚や根拠のない自信のようなものを繰り返して行くと、この振り幅がドンドン大きくなって、最初は想像もつかなかったような目標を掲げ始め、ひいては、実現し始めるんだと思います。

 

 

 

まだ、その一歩目、二歩目のような段階ですけど、この最初の一歩、二歩がしっかりと踏み出せれば、一気に加速するのが、ドンドン止まらなくなるはず。

 

 

そこ迄の出だしが重要。

 

そんな最初の二歩目をしっかり踏み出していきたいと思います。

 

 

今年の個人のテーマは、「続・がむしゃら」

 

 

会社のテーマは、「爆速」

 

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

新浪微博(うぇいぼー)ユーザーの特徴①

新浪微博(うぇいぼー)ユーザーの特徴①

 

新浪微博(うぇいぼー)ユーザーは、毎月のネットショッピングアクティブユーザー率が、世界の主要SNS中最も多い。

 

新浪微博:83%

 

GWI:新浪微博每月网购用户比例为83% 高居全球第一 | 199IT互联网TMT数据 | 中文互联网数据研究资讯中心-199IT

 

f:id:NoBorder:20141114103616p:plain

 

最近の中国のソーシャルメディア動向としては、微博のアクティブ率が徐々に低下傾向にあって、微信(WeChat)ユーザーが圧倒的に増えてきたから、サービス企業の多くも微博を軽視して、微信を重視する傾向が強まってる。

 

でも、それは以前に比べて微博の影響力が弱まっているだけであって、依然圧倒的なユーザー数と拡散力を持ったプラットフォームであることに変わりがない。

 

 

それに、微博と微信では機能自体が違うものだから、特徴を理解した上で、戦略的な役割分担をする必要がある。

 

 

しかも、微博はこれだけの拡散力と発信力を持っていながら、ネットショッピングユーザーの割合も圧倒的に高い。

 

 

どーも、日本人の考え方の特徴として、成長率なんかの「率」でばかり追いかける傾向がある。あと、トレンドばっかり追いかけてる。

 

 

実際に重要なのは、「率」と「量(絶対数)」を考慮した上で、自社のブランドにあった戦略を立てることなのに。

 

2014年天猫 双十一(ダブルイレブン) 結局どこが売れた店舗なの?

2014年天猫 双十一(ダブルイレブン) 結局どこが売れた店舗なの?

 

この答えは、こちら

 

f:id:NoBorder:20141114021818j:plain

 

第一位 小米(シャオミー)

第二位 华为(Huawei)

第三位 海尔(ハイアール)

第四位 林氏木業家具

第五位 ユニクロ

第六位 韩都衣舍

第七位 Jack Jones

第八位 Luolai 家具

第九位 魅族

第十位 全友家具

 

TOP3には、家電メーカー

 

これは、売上も高いしある程度想定内。

 

小米については、去年の1位。

 

 

驚いたのは、ユニクロの5位。

 

 

日系アパレルが中国で軒並み苦戦するなか、ユニクロはアパレル業界のTOPに躍り出ています。

 

 

欧米も韓国も押さえて。

 

これは、すごい。

 

第六位の韩都衣舍は韓国系のアパレルブランドで、実店舗を持っていないEC専門のブランド。

 

開始から、12時間の時点で、売上が1億元(約18億円)の店舗が12店舗あると発表されているので、単純計算すると、ユニクロは2億元(約36億円)以上と思われる。

 

2014年天猫 双十一(ダブルイレブン)速報!! 取引額で、去年をアッサリ超えた - SHANGHAI★BASE