2015年の訪日中国人銀聯カード消費額 前年比350%増
2015年の訪日中国人銀聯カード消費額が、
31.2億元(約600億円)
に達し、前年比350%増になった。
一回の買い物当りの平均消費額は、約36,000円(約1,870元)。
中国は、世界第二位の旅行輸出国となっていて、その旅行者の増加に従って、決済手法の主流である銀聯の消費額は年々急拡大してる。
銀聯カードは、既に150カ国・地域の2600万店舗で利用可能で、180万のATMでも利用できる。
銀聯カードは、世界最大のカード発行数、世界第二位の取引額を誇るカード組織で、2014年には41.1万億元の取引規模、前年同期比27.3%増の規模迄急拡大してる。
中国における中産階級のホワイトカラーが一般的に海外に行くようになったのが、ここ数年の話と考えると、今後、更に急速に海外旅行者は増加すると思う。
その中でも、アメリカを抑えて、海外で行きたい国1位を獲得した日本への旅行者は、増え続けると思う。
【2014年の国別訪日旅行者】
1位:台湾 283万人 28%増加
2位:韓国 276万人 12%増加
3位:中国 241万人 84%増加
4位:香港 93万人 24%増加
※中華圏合計 617万人 45%増加
今後も増加し続けることが見込まれる訪日中華圏の人々へのアプローチは年々重要さを増す施策になる。
当然、この時代の流れに乗り遅れた企業は、中国でも知名度を上げれずに中国市場への戦略において、将来的にも出遅れる可能性が高い。
初期の訪日中国人は、中国市場において日系商品が最初にターゲットにしやすいコアなターゲット層である場合が多いから、そこに対してライバルに差をつけられたら、取り返すのは難しい。
中国市場は日本のような成熟市場じゃないし、当然、スピードが命。
そんな中国市場で、まずは訪日中国人を捕まえようと考えた時のポイントは、こちら