中国人が日本で爆買いする商品はどうやって選んでる?ポイントは?
【外国人観光客の増加】
年間の訪日中国人客は前年比83.3%増の240万9200人となり、過去最高を大きく上回る。
訪日外国人旅行消費の総額も、過去最高の2兆305億円(前年比43.3%増)に上り、1人あたり訪日外国人旅行消費額は、過去最高の15万1374円に達した。
国・地域別では、特に中国が対前年比2倍を超える約5600億円となり、総額の4分の1を超える額を占めた。
【中国人観光客の爆買い】
2015年、訪日中国人の春節期間(10日間)の旅行者数は45万人
消費額は約60億元(約1,140億円)に上る。
また、今回は中国人が日本に押し寄せて大量に買い物するいわゆる「爆買い」現象が、日本や中国のメディアで高い注目を集めた。
【2015年春節】
訪日中国人:約45万人
消費額:約1,140億円
一人当たりの消費額:約26万円
訪日中国人は旅行中の数日の間に、これだけの買い物をしているけど、勿論、日本に行ってから選んでいるわけじゃない。
当然、ほとんどの訪日中国人が、指名買いしてる。
つまり、「お買い物リスト」を持って行ってる。
なぜか?
①購入点数が非常に多い
※友達に頼まれたり、お土産等
②時間がない
※旅行中の数日しかない。ツアーに至ってはルート迄決まって、買う場所まで限られている。
じゃあ、このお買い物リスト、どういった情報ソースを基に決めてるのか?
【中国の信頼度が高い情報ソースランキング】参照元:Nielsen
中国では、伝統メディアやネット広告等の情報を基に、買い物をした一般消費者の悲惨な問題が多く知られているから、そういった情報ソースへの信頼度が圧倒的に低い。
そういう社会だからこそ、「知り合いのオススメ」や「みんなのオススメ」、「公式なサイト」、「専門家のオススメ」等の情報ソースへの信頼度が高い。
逆に、そういった情報しか信用できないとも言える。(悲しい社会だけど・・・)
つまり、訪日前に如何に商品に関する信頼できる口コミを醸成できるかが一番のポイントになってくる。
アテンション獲得のためのバナー広告やテレビ広告だけでは、信頼を獲得して、訪日中国人のお買い物リストに商品を載せることはできない。