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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

すべての物事には、2つの創造がある

すべての物事には、2つの創造がある。


と、コヴィー氏は言ってる。



第一の創造とは、知的創造


第二の創造とは、物的創造



例えば、家を建てるのに、いきなり釘を打ち始めることはしない。


まずは、どんな家を作りたいか創造して、図面を引き、計画を立ててから、物的な創造に入る。



大工には、「2度測って、1度で切る」という言葉まであるらしい。




第一の創造も第二の創造も当然重要で、どちらかだけでもダメだ。




日本人と中国人で比較するなら、日本人は第一の創造に、中国人は第二の創造に依りがちだと思う。



日本人は机上の空論が多く、中国人は、走りながら考える人が多い。




日本人はやりたいことを想像して実行せず、中国人は、やってから後悔する。




当然そうではない人もいるわけだけど、感覚的にそう感じることが多いから、社員に対しても、クライアントに対しても、そういった前提を考慮することもある。



ただ、もし中国において事業をするのであれば、特に、両方が揃っている必要があるかもしれない。



なぜなら、市場自体は世界で最も急速に変化してるから、物的な創造におけるスピードも非常に重要だし、知的創造における細心の注意と思慮深さがなければ、この国では隙を突かれて、市場から追い出されかねない。




思慮深さに欠けたせいで、商標の問題でパートナーから裏切られるなんてこともよくある話なんだから。




第一の創造と第二の創造は、当たり前の概念だけど、非常に重要な概念だと思う。



なぜなら、これらを注意深く意識して、自分自身や組織に対する対策、改善につなげられる人は非常に少ないと思うから。