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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

四の五の言わずに全部やれ!

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小さいながらも会社をやらせてもらうようになって、やはり、経営者の方と知り合う機会も多くなったし、学ばせて頂くありがたい場も多く訪れるようになった。

 

 

たかだか、2年半程度のだが、知り合った経営者の中でも個人事業の領域を抜けて、圧倒的に成長していく会社の経営者の方々には、其々独自の哲学や思想がある。

 

 

みな其々、外交的な方もいれば、内向的な方もいるし、直感型の人もいれば、ロジカル思考の方もいる。

 

 

個性はバラバラだ。

 

 

 

ただ、日本人であろうと、中国人であろうと、韓国人であろうと、あらやる成長する会社の経営者には、いくつか共通点が存在する。

 

 

 

それが、圧倒的な スピード と 実行力 だと思う

 

 

 

 

どれだけ論理的か、どれだけ市場を見ているか、どれだけ頭が良いか。

 

 

 

そんなことは大して重要じゃない。

 

 

 

圧倒的なスピードで判断して、圧倒的なスピードで実行していく。

 

 

 

 

ただ、それだけだ。

 

 

 

 

私の尊敬する韓国人の社長は、初めて日本にいらっしゃって案内した3日間に、4つの事業アイディアを思いついて、帰国後1週間以内に全て実行し始めた。

 

 

 

あれから、6年が経つが、そのうちの2つは未だにサービスとして残っている。

 

 

 

私の尊敬する中国人のある社長は、8月に思い立って土地を買ったと思ったら、ビルを立てて、1月には分譲販売し始めたし、日用品店をオープンしようと思い立って、その日のうちに、飛行機に飛び乗って、2時間かけて義鳥まで仕入れにきて、すぐにオープンさせた。

 

 

 

別の中国人社長は、ある日突然思い立って、自社の顧客の富裕層に高級毛皮も売れると思い、私を誘って、次の日には車で2時間運転して、工場で仕入れ、翌週にはサンプルを使って撮影、次の週には自社店舗に商品をアップし始めた。

 

 

 

 

こういった知り合いじゃなくとも、日本でも一代で急成長の会社を築いた人たちは、概してせっかちで、行動力がずば抜けていると思う。

 

 

 

サイバーエージェントの藤田社長も「渋谷で働く社長の告白」の中で、何度も行動に移してから考えるくせがあることを語っているし、ホリエモンもそう。半年待てずに2ヶ月で会社を作った。

 

 

中国のタオバオ創業者のジャック・マーは、アメリカでの数週間の英語教師研修中にネットの凄さに気づいて、帰国と同時に退職、タオバオの基を作った。

 

 

 

 

Facebookのオフィスの壁に書かれているのは、

「素早い実行は、完璧に勝る」

DONE IS BETTER THAN PERFECT

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今年のキーワードは、「スピード」

2014年のキーワードは、「圧倒的なスピード」にしようと思います。

 

ベンチャーである以上、スピードが最も重要な要素の一つであることに疑いはないですが、創業以来、当社では色んなしがらみから、私が持っている「スピード感」からかけ離れたスピードで動いてきていました。

 

そのことが、会社としての競争力を落としていることに、改めて気づいたので、昨年の11月から、会社としての体制を、圧倒的なスピード感が発揮できるように変更して試していました。

 

その結果、この2ヶ月だけでもかなりの成果が出始めています。

 

少し前のDeNA南場社長の著書「不格好経営」にもありましたが、南場社長が元々努めていたマッキンゼーコンサルタントの経験から、Unlearning(学習排除)する絶対的な必要性を感じた理由の一つには、コンサルタントでは持ちにくい、徹底した現場の実行主義だったのかもしれません。

 

ベンチャーの実際の経営では、考えてから走るでも、考えながら走るでもなく、走ってから考えるのが正解であることが圧倒的に多いのだと思います。

 

 

今年からは、SUGAR MONKEYの企業文化の一つを「圧倒的なスピード経営」として、飛躍させていけるほどこだわっていきたいと思います。

 

 

新年のご挨拶

皆様、2014年明けましておめでとうございます。

 

旧年中は、多くのご愛顧に感謝し厚く御礼申し上げます。

 

2014年、SUGARMONKEYは、圧倒的なスピードと実行力で、中国及び日本における事業展開を行なってまいる所存でございます。

 

中国においては、業界最先端のデジタルマーケティングサービスをご提供し続け、日本においては、業界最高品質最低価格の商品を数多く皆様にお届けできるよう、社員一同邁進してまいります。

 

そして、皆様にとって、本年が良い年になることを心よりお祈り申し上げます。

 

 

タオバオ天猫の「双十一」で最も売った店舗はココ

2013年度のタオバオ天猫の特大セール「双十一」。

 

ここで、一番多く売った店舗はこちら

 

中国版Appleと言われるスマホメーカーの「小米(シャオミー)」

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今年の「双十一」では、4冠を達成したとしています。

 

それが、こちらの4つ

 

「単店舗売上No.1」「単店舗の1億元突破スピードNo.1」「携帯ブランド注目度No.1」「携帯カテゴリ単店舗売上No.1」

 

何やら若干、かぶってるものもある気がしますが、どちらにせよスゴイ!

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0時30分スタートから、

・3分間⇒1億元(約16億円)突破

・11分間⇒2億元(約32億円)突破

・31分間⇒3億元(約48億円)突破

・6時間52分⇒4億元(約64億円)突破

・12時間35分⇒5億元(約80億円)突破

・終了時点⇒5.5億元(約88億円) 

 

 

小米とは、北京小米科技が販売するスマートフォンで、iPhoneに匹敵するハードスペックでありながら、約半分の価格帯というとんでもないROIが話題を呼んで、急成長。

 

 

2010年設立と、3年しか経っていないものの、2013年(今年)の売上は、4,800億円を見込んでいる。

 

 

2012年(去年)の実績は、700万台。

 

 

今年の目標を2,000万台に設定している。

 

 

・新製品は年間1機種と絞り込み

・スマホに特化

・広告よりも口コミを重視したマーケティング戦略

・単独オンラインのみでの販売

など徹底したコスト管理をすることで、圧倒的なROIを実現させている。

 

 

ちなみに、今回「双十一」で販売された商品は下記の直近最新モデル。

 

Mi3   11万台  (10月15日発売で、発売1分23秒で10万台完売)

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Mi2S   11万台  (iPhoneで言う4Sのようなもの)

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紅米   11万台  (Miシリーズの半額の799元、1万2,000円と低価格スマホ)

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小米ボックス 5万個  (発売開始13分で完売)

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ちなみに、小米のご興味のある方はこちら

【参考】

中国のジョブズ、北京小米CEO雷軍氏の素顔 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

「中国のジョブズ」率いる「中国のアップル」スマホで躍進する小米(シャオミ)とは?

 

 

 

 

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【関連】

2013年度のタオバオTmall(天猫)の一大イベント「双十一」の取引額が凄すぎる件 - SHANGHAI★BASE

 

天猫(Tmall)の「双十一」イベントで、3億3,000万のダイアモンドを一括買いした浙江省の女性 - SHANGHAI★BASE

 

 

 

 

天猫(Tmall)の「双十一」イベントで、3億3,000万のダイアモンドを一括買いした浙江省の女性

昨日行われた天猫(Tmall)の特大セール「双十一」で、とんでもない買い物が話題を呼んでいる。

 

浙江省在住のある女性は、この機会を待っていた。

 

この女性は、13.33カラットダイアモンドリングを、

 

なんと

 

2,050万元(約3億3,000万円)

 

という桁外れな金額で購入。

 

 

そのお店がこちらの

ZOCAI(佐卡伊)旗艦店

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この女性は、以前にもこのお店で購入したコトがあるお客さんで、数日前から購入を検討していたらしい。

 

 

そして、

11日の10時47分43秒に500万元(約8,000万円)の手付金を支払った。

 

 

ちなみに、そのダイアモンドがこちら

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お店の人への取材によると、本来5,000万元(約8億円)レベルの商品なので、半額以下でかなりお買い得な買い方をしたとのこと。

 

 

その真相は置いておいて、まさに、中国らしい買い方といえる。

 

 

これから数日は、こういった驚きの話題に事欠かなそうだ。

 

 

 

 

 

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【関連】

2013年度のタオバオTmall(天猫)の一大イベント「双十一」の取引額が凄すぎる件

 

業界最安値のオリジナルタオル専門店 「タオルフェスタ」をオープンしました

SUGAR MONKEYでは、2013年11月6日に

業界最安値のオリジナルタオル専門店

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をオープン致しました。

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サッカー、野球、バレー、マラソンやバスケット等のスポーツに加えて、学園祭や応援等でよく使われているオリジナルプリントのマフラータオルを業界最安値でお届け致します。

 

【安くて高品質な3つの理由】

①マフラータオルに特化

タオルにはバスタオルやフェイスタオル等多くの種類がありますが、マフラータオルに特化することで、高品質・低価格・高サービスに注力

 

②インターネット専門販売

実店舗や営業販売員を持たずにインターネットでの販売に専門化することで、無駄なコストを排除し、高品質・低価格に集中

 

③海外生産

数多くあるタオル工場の中から日本の百貨店や量販店に専門で卸している高品質重視の工場のみと提携し徹底した高品質管理に特化

 

 

SUGAR MONKEYでは、以前から日本でのマラソンなどのスポーツイベント向けに多くのオリジナルタオルの生産・販売を行って参りましたが、この度、日本でご利用頂いた多くのお客様からのご要望を頂き、1枚〜の超小ロットにも対応するため、専門のサイトを立ち上げました。

 

 

今後は、タオルフェスタとして、最良の商品を最適な価格でお客様へお届けし、お喜び頂けるよう尽力して参りますので、どうぞご支援の程宜しくお願い致します。

 

 

なお、タオルフェスタでは、下記6つの特典をご用意しております。

 

【タオルフェスタの6大特典】

①全ての商品 送料無料

全商品送料無料でお届け致します。※一部離島など遠方を除きます。

 

②デザイン料 無料

タオルフェスタ専属のデザイナーがプロのデザインを無料でご提供致します。

 

③版代 無料

通常タオル制作に発生する版代を完全無料と致します。

 

④通常のタオルに 25%増量

通常のタオル(約75g)に25%増量した93.5gのふわふわタオルをお届けします。

 

⑤最大 5%分プレゼント

最大で5%分のタオルを無料で増量してプレゼント致します。

100枚ご注文頂いた場合、最大で5枚プレゼント致します。

 

⑥業界最安値 「安心価格保証」

日本で93.5gのマフラータオルを販売する業界他社よりも安く最適な価格でお客様に商品をご提供を目指しております。万が一、他社よりも高い場合は、お申し付け下さい。

 

 

今後、キャンペーンの実施やサイト機能の追加も随時行っていきますので、追って告知いたします。

 

 

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2013年度のタオバオTmall(天猫)の一大イベント「双十一」の取引額が凄すぎる件

中国最大のECショッピングモール「タオバオ(淘宝)」。

 

その、B2Cのモールである

天猫tmall.com-上天猫,就购了

には、1年に一度の特大セールイベントがあります。

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それが、

双十一

つまり、ダブルの十一ということで、毎年11月11日に開催されるセールイベント。

 

どの店舗も、50%以上の割引セールを行い、消費者の誰もが待ち望む特大セール。

 

 

しかも、天猫のモールは、偽物商品が蔓延する中国にあって、正真正銘の本物を購入できるようにしたモールで、法人しか出店できないので、ライセンスも必要。

 

 

だから、正規品を正規の値段の50%以上も割引で購入できるイベント。

 

 

ということで、毎年信じられない金額が取引されてきた。

 

 

2012年(去年)の取引額は、脅威の191億元(約3,056億円)と世界中に衝撃を与えた。

 

 

そして、2013年(今年)の取引額はというと、

 

 

なんと

 

350.19億元(約5,603億円)

 

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驚異的な売上を記録した、去年の191億元(約3,056億円)から

更に、

 

約 183%増加

 

 

もう、よく分からない数字になってきましたね。

 

今年は、11日の午後1時の時点で、去年の記録(191億元)を既に抜いていたらしいです。

成長率が気持ち悪いレベル。w

 

 

 

 

イベント終了への感謝ページもありました。こちら

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約30分前に終わったばかりの速報でした。

 

 

【関連】

天猫(Tmall)の「双十一」イベントで、3億3,000万のダイアモンドを一括買いした浙江省の女性 - SHANGHAI★BASE

 

 

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詳細は、こちらにも

根性・気合い・協調性の土台の上にスマートさなんじゃ?

昨今では日本でも、根性論や精神論、熱血な人を見ると、「引くわー」「寒ーい」「キモ」と表現するような風潮があるように思う。

 

根性なんかよりもっと、スマートに科学的に、ロジカルに物事やって行こうぜ!

脳みそ筋肉ンは、放っておいてさ、的な。

 


ただ、中国ではそんな日本よりも更に、根性や協調性といった仲間意識が非常に弱いと最近つくづく感じる。

 

では、それはなぜなのか?

 

 

色んな中国人の友人に話を聞いていると、最近やっと分かってきたことがある。

 

中国にはそもそも部活動や習い事(特にスポーツ)といったものがまるでない。

 

中には体育の授業がない学校もあるし、プールなんてほとんどない。

 

小中高は、学校の授業と宿題、つまり、勉学がメインでスポーツや教養に対する教育が薄く、大学でやっとちょっとしたチームが出てくる程度。

 

それでも、チームというより集まりで、組織化されていない。

 

だから、小中高での思い出は大体誰に聞いてもあんまりないし、大学でもバイトやサークルの活動も盛んじゃないから、思い出話が少ない。

 

 

実は、小学校の家庭科の授業のように、料理や裁縫といった授業すらない。

 

 

それに加えて、学校やクラブ以外で唯一根性や協調性を学ぶ家庭においても、一人っ子であるがゆえに、協調性や根性を育む環境が一般的に非常に少ないと思う。

 

そのせいか、根性や熱血、スラダンで言うところのゴリのような雰囲気の人に会ったことがないし、夢を語る人にも滅多に会わない。

 

 

日本であれば、最近は減ってきたとはいえ、夢を語ったり、根性・気合い・チームワークについて、子供の頃から教わる。

 

私も小学校で所属したサッカークラブ『金沢南SSS』は、根性論の塊で、20分ハーフ(前後半40分)の小学生の試合なのに、試合前に120分間アップする。

 

しかも、60分に一回の給水では、紙コップの8分目の水分しか補給できない。

 

おかげで、試合直前にはかなりバテバテだった。

 

そんなことをしていたせいで、真夏のある日に、キャプテンが脱水症状でぶっ倒れて救急車。

それを気に、少しは改善したが、それでも、紙コップ9分目に増えた程度だった。

 

所謂、根性を付けさせるためらしいが、あのときに味わった、口の乾きの苦痛のせいで、未だに水分を吸収するコロッケやゆで卵が苦手という後遺症がある。

 

とはいえ、実際にあのときの経験のおかげで、大抵のことには耐えられると小さいときに気づけたし、本当に根性がついたように思う。

 

そのおかげか、6年生では県大会の決勝戦で、再々延長までもつれ込んで末に、3−0と勝利して、全国大会に出た。

 

小学生の試合で再々延長を制すのは、気合い以外の何者でもない。

 

実際、再々延長は、5分ハーフでありながら、先制してから、立て続けに2点も追加点を取ってる。

 

今思えば、あの競り勝つ気合いは大したもんだった。

 

まあ、20年ほど前の日本ならそんな社会の雰囲気が当たり前だったし、ある意味心地よかった。

 

そういった時代を過ごした、今、アラサーの若者ですら、年配の方からすれば気合いが足りんといった世代なのだろうけど、それでも、最低限の気合いや協調性は持ち合わせていると思う。

 

もっと言うと、持ち合わせていなきゃいけないと思う。

 

一部の人にとっては、「秀才」よりも「天才」を称賛する傾向があるかもしれないが、実際は、根性や気合いといった精神的な強さも天才と呼ばれる人たちの才能の土台の一つなんだと思う。

 

 

ここで、私の大好きな「はじめの一歩」から

鴨川会長の名言

 

努力した者が全て報われるとは 限らん

しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!

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また、石川県出身の

松井秀樹選手の名言

 

努力できることが才能である

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中国でもそういった根性や気合いを称賛する世代の上に、スマートな社会が来て欲しいものです。

【中国生活】 大ヒット映画:中国合伙人(American dreams in China)

今年の5月に上映されてたのでちょっと遅いですが、話題の映画なので見てみました。

 

中国合伙人:American dreams in China

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この映画は、NASDAQに上場している新东方教育科技(集团)公司の成功物語をモデルにしたもの。

 

 

+++++++++++++ネタバレ注意+++++++++++++

時代は、80年代の中国。

農村出身で受験に2度も失敗している成东青が、遂に大学に合格して北京に出てきて、2人の悪友と出会うところから始まります。

 

3人の親友は、夢の国アメリカを目指しますが、祖父も父親もアメリカ帰りの孟晓骏だけがアメリカへ。

 

もう一人の主人公の王阳は、ちゃらんぽらんで明るい性格で、アメリカ人の彼女ができますが、帰国と同時にフラレてしまいます。

 

中国に取り残された成东青、王阳はひょんなキッカケから英語を教えることになり、KFCのテーブルから始まった英語教室は、人気を博し急速に拡大。

 

アメリカに渡ったは良いもの、上手く行かずに苦しんでいた孟晓骏は中国に帰国。

 

英語教室を拡大中だった成东青、王阳の所に、孟晓骏が合流し、物語が急展開し始めます。

 

改革開放後急速に発展する中国を舞台に、時代の荒波にもまれながらもチャイニーズドリームを実現していく3人の若者。

 

決して順風満帆ではなく、怒りや葛藤、嫉妬、友情等が入り混じった物語は、釘付けになります。

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 

 

個人的には、80年代の中国の不器用なエネルギーに満ちた雰囲気が大好きなので、その雰囲気だけでも楽しかったです。

 

ああいう風景は、中国の3級都市や農村辺りには未だに残っているので、中国の田舎に行けば味わえるかもしれません。

 

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 モデルになった新东方教育科技(集团)公司の創業者。

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英語も多く使われているので、中国語があまり分からなくてもストーリーは理解できるかも。

 

中国の現代文化が滲み出てる映画なので、オススメです。

 

 

【本BLOG筆者】

株式会社unbot(アンボット)

代表取締役

中町秀慶(なかまち ひでのぶ)

東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。

2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。

 

BLOG:SHANGHAI★BASE

㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot

㈱unbot Facebookページ:https://www.facebook.com/unbotinc/

㈱unbot インスタグラム:https://www.instagram.com/unbot_inc/

Twitter:中町秀慶@上海 (@hidenobuN) | Twitter

 

 

 

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【中国生活】僕が僕が・・・

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中国におけるこの現象を、自分は、

 

「僕が僕が」現象

 

と呼ぶ。(誰かに言ったことはないけど。。。)

 

 

この写真の状況は、どういうことかと言うと。

 

 

東西と南北に走る道の交差点があったとする。

 

 

 

すると、東西南北の時、南北は、赤になるギリギリ(または、赤直後)まで止まらない。

 

 

 

そして、東西は、青になる直前に走り始める。

 

 

 

すると、どうなるか・・・?

 

 

 

 

写真のようになる。

 

 

 

 

東西も南北も道のど真ん中。

 

 

 

 

つまり、信号がない時に起きる現象もきっとこんな感じだと思うけど。

 

 

 

 

更に、この現象を深刻にする問題の習慣。

 

 

 

それは、信号が青のときに道を渡った向こう側に、渋滞が起きていたとしても、突っ込むというもの。

 

 

 

日本だと、交差点の真ん中には、止まらないように、前がツッカエていたら交差点を渡らずに止まる。

 

 

 

でも、中国では普通止まらない。

 

 

 

しかも、それが赤信号になった直後まで続くから、当然、交差点のど真ん中に何台も車が動けなくなる。

 

 

 

 

だから、青信号の車は先に進めない。

 

 

 

 

更に、追い打ちをかけるように、青信号の車も後ろから次から次へと来るから、そっちが赤になると、もっと交差点に車が増える。

 

 

 

 

そういうことを繰り返すとどうなるか?

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

こうなる。

 

 

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中国にも良いところはすごく多い。

 

 

当たり前だけど、日本より素晴らしいなと思う文化も沢山ある。

 

 

 

ただ、この現象だけは本当に好きになれない。

 

 

 

何やら、人間の嫌らしい部分が視覚化しているような。。。

 

 

 

ということで、僕の微博(中国版Twitter)でも、怒りをあらわにつぶやいてみた。

 

 

 

すると、

 

 

・中国の民度はそんなに簡単に上がらないよ

・日本とは違うよ

・これはどこだ!! 杭州は全然こんなことないぞ!!

・私もこの光景は嫌いだ
・ホントにもう。。。

・仕方ないよ

 

 

といったコメントが寄せられた。

 

 

 

どこか諦めムードなところが多くて、違和感を覚えた。

 

 

中国アドテクノロジー 三星(Samsung)のアドエクスチェンジプラットフォーム「Adhub」発表

2012年に入ってから、サムソンは、既存戦略を更に拡張するために、自社製品での広告を可能にするプラットフォームとして「Adhub」を設立して推進してきた。

 

 

ネットTV上の広告を販売したり、OpenXとの提携で進めたモバイル上の広告販売のプラットフォームとして、「Adhub」は進化してきた。

 

 

そして、今年(2013年)の8月下旬に入って、中国国内でもその動きを活発化しようとしている。

 

 

8月21日に、サムソンは、北京フォーシーズンズで「Samsung Adhub」の国内発表会を行い、欧米を凌ぐ勢いの中国のモバイル広告市場に本腰を入れ始めた。

 

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様々なデバイス上でのアドエクスチェンジ市場の急速な拡大、それに伴うDSPの多様化等今最も注目のアドテクノロジーの進化は、ちょっと目を話すとライバルに差をつけられる市場だ。

 

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中国は、日本に比べても引けを取らない分野がいくつか存在するが、その一つが広告デバイスの多様性の分野だ。

 

 

 

デジタルサイネージやタクシーのタッチパネルメディア等は日本よりもはるかに普及して一般化している。

 

 

 

ネットTVはまだとしても、今後、これらの多様なデバイスをクロスしたアドエクスチェンジの利用が中国でも活発化してくることは間違いない。

 

 

 

 

アドエクスチェンジ等の広告取引エコシステムの整備やアドテクノロジーの進化といった世界的な波は、中国では今のところ、アメリカより3年、日本より1年半ほど遅れて入ってきているように思う。

 

 

 

広告デバイスが豊富な中国において、これらの新しいエコシステムがどのように発展していくのか楽しみだ。

 

 

 

と同時に、この急激な波に乗り遅れた企業は、ライバルに差をつけられかねない時期にさしかかっていると思う。

中国で感じる日系企業の問題点 その①

当然、全ての企業ではないことを、予めご了承ください。
 
 
先日、移動中に頭の中で漠然と考えたことを、EverNoteにメモってたので。
 

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++++++++++++++++++++++
日本の会社は、権限と責任がバラッバラ。
権限はありながら、責任がない。権限と責任は、本来表裏一体のはずだが。
もっとあるのは、中国という全く別の市場でありながら、権限もない。
だからこそ、責任もない。
 
責任を取らせないから、本気にならない。
 
癒着やノミニケーションで色んな重要な決断をするのは、売上が上がらなくても責任を取らせられないと分かっているから。
 
もし、権限と同様に責任も取らせられるなら、本気で成果を出しにいくはず。
 
それがないのが日系企業の弱みになっている。
 
特に、マーケティングは、大きく捉えると経営戦略の根幹にまで関わってくるだけに、責任の所在を明確にしにくい。
 
そもそも予算が足りない、そもそも商品が悪いなどの議論だ。
 
マーケティングとは、ものを売る仕組みを作ること。つまり、企業活動の根幹だ。
 
だからこそ、マーケティングの部署は、欧米企業においては最も優秀な人間が行く花型。
 
つまり、企業の中核にあるだけに、覚悟がある人間がマーケティングを担当する。
 
まさに、経営者レベルの自覚と覚悟が必要な場所。
 

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ところが、その仕組も人員配置もされていない。
 
どうも、日系企業は、花型をマーケティングじゃなく商品開発にもって気がち。
 
当然、商品開発もマーケティング活動の上流工程かもしれないが、多くの企業で分断されていることが多い。
 
サイバーエージェントの藤田社長が言うように、覚悟が持てない人間がマーケティングをやることは、覚悟がない経営者がいるのと同じだ。
 
 
おれが決める。
責任は全て自分が負う。
もの凄い形相で、目の色が違う。

 

こちら

 

それでも、実際に失敗したら
「全て自分のせいである」
という覚悟をもったリーダーが
プロジェクトには絶対に必要です。

 

++++++++++++++++++++++
 
 
生意気なこと書いてますが、それぐらい本気で、世界で踏ん張る日系企業に成功して欲しいと思ってます。
 
 
 
 
 
 

中国でアパレル商品を売る人が、必ず知っておくべき2つのコト

中国には、日系・欧米系を問わず、数えきれないほどの世界中のアパレルブランドが進出している。

 

が・・・

 

多くのブランドが大苦戦しているのも事実。

 

 

さて、そんなとてつもない競争にされされているアパレルブランド関係者が、必ず知っておくべきことが2つある。

 

 

それは、

 

①EC店舗を戦略的に活用するコト(重視するコト)

 

②天猫の「双十一」を最大限活用するコト

 

 

実際、知っておくべきことはもっと他にもあるんだが、この2つは意外と軽視されているので(特に、日系企業に)。

 

 

 

どういうことかと言うと、

 

①EC店舗を戦略的に活用するコト(重視するコト)

CNNICの<2012年中国ネットショッピングに関する調査>によると、全ネットショッピングユーザーに最も多く購買されているのは、アパレル商材(衣服/靴/帽子)。

実に、81.8%のネットショッピングユーザーが、アパレル商材を購買したことがあると回答している。

 

 

また、興味深いことに、

約4割のユーザーはリアル店舗で気に入ればそのまま購買に至るが、残りの約6割の消費者は写真を取ったり、番号を覚えておいて、ネットショッピングで価格の比較をすると回答。

 

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更に、消費者に対する「ネットと実店舗のどちらで商品を購入しますか?」という問いでは、

・ネットで購入する                  15.8%

・実店舗とネットで商品の価格等を比較して決定する   62.7%

・許容範囲の価格差であれば、実店舗で商品を購入する  21.3%

・実店舗で購入する                  0.2%

 

という結果となっており、通常ネットのほうが価格も安い傾向にあることを考えると、約8割の消費者が、実店舗で商品を検討していてもネットで購買する可能性が高いと言える。

 

つまり、アパレル商材の購買を決定する際、ユーザーにとってネットショッピングが絶大な影響を与えているということになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

②天猫の「双十一」を最大限活用するコト

2012年の天猫のデータによると、天猫モール内の約2,000億元の取引額のうち、実に、約700億元もがアパレル商材が占めている。

つまり、35%がアパレル商材ということになる。

 

 

更に、その中でも、11月11日の「双十一」1日の全取引額約132億元のうち、70億元近くがアパレル商材が占めている。つまり、「双十一」の全取引額の半分以上がアパレル商材での取引ということになる。

 

年間のアパレル商材の取引額約700億元の10分の1に当たる、70億元が「双十一」のキャンペーン1日で取引されているのである。

 

単純計算で、この1日だけで、通常の36日分の売上が上がることになる。

 

 

 

この2つのことだけで、全てが解決するわけではないが、「新規顧客の獲得」や「興味・検討段階から購買への導線」など、戦略立案のきっかけ・ヒントになればと思う。

 

 

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【関連】

2013年度のタオバオTmall(天猫)の一大イベント「双十一」の取引額が凄すぎる件

怖いことをやれ

「う〜ん。。。これをやるのは怖いけど、やってみたい」と思うことは何?

 

 

 

という質問に対して、一番最初に頭に浮かんだことは、

 

 

 

 

ワクワクする本当の欲求

 

 

 

である可能性が高い!!らしい。。。

 

 

ジェットコースターに乗るのは、怖い!と思う半面、ワクワクもするしやってみたい。

 

 

つまり、「怖い」という感情と「ワクワク・やってみたい」といった感情は表裏一体の関係であることが意外と多い。

 

 

 

大抵、その「怖い」の中には、未知の経験に対する「リスク」が多分に含まれていると思うけど、その「リスク」の先にこそ新しい発見や本当の欲求が待っている。

 

例えば、この質問をすると、

 

バンジージャンプやってみたいね〜」

 

「映像制作の仕事がしたかいな〜」

 

「世界一周したいな」

 

と出てくる。

 

 

これが、本当の欲求なのだとしたら、なぜやらないのか?

 

 

それは、ただ「怖い」から。

 

 

つまり、「リスク」を取りたくないから。

 

 

その「未知のリスク」と「やりたい度」を天秤にかけた結果、「未知のリスク」が重いからやらない。

 

 

 

ただ、その「未知のリスク」は本当にリスクなのだろうか?

といつも思う。

 

 

 

なぜなら、大抵の場合この「やりたい事」自体が「前人未到の大偉業」ではなく、誰かがやったことがあることだから。

 

 

 

つまり、前例もあるし、実績があることである場合がほとんど。

 

 

 

映像制作も、建築家も、世界一周も、海外留学も、多くの人がやっているし、経験している。

 

 

 

人間なんて大して基本的な能力に差なんてない。

 

 

 

一般的に、頭が良い人と悪い人でどれほどのハード面の違いがある?

ほとんどない。  努力でなんとかなるレベルの差でしかない。

 

 

だったら、大抵のことはなんとかできてしまうことではないだろうか?

 

 

問題は、当の本人がやったことがないから。。。と臆病風に吹かれること。

 

 

または、その「努力」をしたくない。

 

 

それだけだ。