中国で感じる日系企業の問題点 その①
当然、全ての企業ではないことを、予めご了承ください。
先日、移動中に頭の中で漠然と考えたことを、EverNoteにメモってたので。
++++++++++++++++++++++
日本の会社は、権限と責任がバラッバラ。
権限はありながら、責任がない。権限と責任は、本来表裏一体のはずだが。
もっとあるのは、中国という全く別の市場でありながら、権限もない。
だからこそ、責任もない。
責任を取らせないから、本気にならない。
癒着やノミニケーションで色んな重要な決断をするのは、売上が上がらなくても責任を取らせられないと分かっているから。
もし、権限と同様に責任も取らせられるなら、本気で成果を出しにいくはず。
それがないのが日系企業の弱みになっている。
特に、マーケティングは、大きく捉えると経営戦略の根幹にまで関わってくるだけに、責任の所在を明確にしにくい。
そもそも予算が足りない、そもそも商品が悪いなどの議論だ。
マーケティングとは、ものを売る仕組みを作ること。つまり、企業活動の根幹だ。
だからこそ、マーケティングの部署は、欧米企業においては最も優秀な人間が行く花型。
つまり、企業の中核にあるだけに、覚悟がある人間がマーケティングを担当する。
まさに、経営者レベルの自覚と覚悟が必要な場所。
ところが、その仕組も人員配置もされていない。
どうも、日系企業は、花型をマーケティングじゃなく商品開発にもって気がち。
当然、商品開発もマーケティング活動の上流工程かもしれないが、多くの企業で分断されていることが多い。
サイバーエージェントの藤田社長が言うように、覚悟が持てない人間がマーケティングをやることは、覚悟がない経営者がいるのと同じだ。
それでも、実際に失敗したら「全て自分のせいである」という覚悟をもったリーダーがプロジェクトには絶対に必要です。
++++++++++++++++++++++
生意気なこと書いてますが、それぐらい本気で、世界で踏ん張る日系企業に成功して欲しいと思ってます。