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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

中国の富裕層ってどうなんだ? 本当に沢山いるの?  中間層は?

はい。

昨今、中国人の訪日における個人渡航ビザの要件緩和により、多くの中国人旅行者が銀座、渋谷、新宿に押し寄せて大量に高額な買い物をしていますね。

統計では、中国人海外旅行者の平均消費金額は25万円と言われ、日本の2.5倍にのぼるそうです。

 

そんな姿を目の当たりにして、

「一体中国にはどれだけ富裕層がいるんだ?」

「そんなにいるなら中国人富裕層にうちの品質の高い商品が売れるのでは?」

と思っていらっしゃる日本人の経営者の方も大勢いらっしゃることと思います。

 

そこで、実際どうなの?を中国の「国民信託」のレポートを基に簡単にご紹介します。

※少し古いデータなのはご容赦下さい。。。

 

現在の中国における三大格差レベル

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①富裕層

年収40万元(約500万円)以上

大都市圏における最高収入層であり、都市圏人口の10%程度。

全人口(約13億人)のうち0.8%を占める階層

1000万人

(※日系の調査会社のデータでは、年収1000万円以上の中国人が1500万人。日本人は、750万人と出ていたのを覚えていますが。)

 

②中間層

年収8万元(約100万円)〜40万元

全人口のうち6.2%の階層

8000万人

 

③低所得層

年収8万元以下

全人口のうち90%以上の階層

12億

この階層の60%以上を農村戸籍者が占める

 

 

では、これだけボリュームが違う中、富の分配はどうなっているのでしょうか?

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これは、大都市圏における所得別の保有資産の分配状況です。

10%の富裕層が、全体の55.4%の財産を持っています。

 

これが中国の現状です。

 

特に、ここ数年においては、中国の株式市場や不動産市場は神話の如く上がり続けていたため、

富裕層が更に高みの富裕層へと登っていく循環が出来上がっていました。

 

以前の日本のバブルと同じですね。。。

 

残念ながら、私の周りにも比較的富裕層の友人も多いですが、そのバブル具合は目に見えて、その他の所得層と違います。

当然ですが、生活スタイル、価値観、着ている服まで、全く違います。

 

では、今後もこの差は継続していくのでしょうか?

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2015年の段階でこれらの格差は上記のように予想されています。

 

富裕層⇒約2倍  約2000万人

中間層⇒約2.5倍  約1億7,600万人

 

富裕層も増えますが、中間層はもっと増えます。

倍率でいくとそんなに差はないですが、人口でいくと中間層の増え方がすごいですね。

 

 

では、次に富裕層はどこにいて、どんな人なのでしょうか?

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これは、先ほどの富裕層の中でも更に富裕層の人たちですが、

「1000万元(約1億3000万円)」以上の資産を持つ人たちのエリア分布図です。

 

全体で825(千人)います。

 

そのうち、61.4%が北京、広東、上海、浙江の4エリアに集中している状況です。

これはある意味想像どおり。

 

逆に、意外だったのは大都市以外のエリアにも138.8(千人)も富豪がいるということですね。

(政府関係者ばかりのような気がしますが。。。)

 

 

では、どういった年齢の人たちなのでしょうか?

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富裕層の年齢を日本、中国、アメリカで比較したグラフです。

18歳〜44歳の比較的若い層の割合が、日本、アメリカはそれぞれ、19%、30%ですが、

中国の場合は、80%が44歳以下です。

これは、中国だけにみられる特徴です。

 

 

以前見た他の中国の記事では、中国の

千万富豪の平均年齢:39

億万富豪の平均年齢:42

となっていました。

 

これらの富豪のうち不動産投資による成り上がりも多いことから、不動産バブルの崩壊による凋落の懸念がありますが。。。

 

何れにしても、富裕層の大半が44歳以下の層ということは、富裕層が好む商材も他国とは大きく異なる可能性がありますので、他国の富裕層狙いの商材が中国でもウケるとは限らないところに注意が必要です。

 

 

その他、余談ですが、

中国の1000万元以上の資産をもつ富裕層1000名にアンケートを実施したところ、半数以上が「国外に移住の準備をしている」または「国外への移住を検討している」と回答しているという統計がありました。

※昨年のデータです。

 

 

 

さて、ここまでいくつかのデータを上げて中国の富裕層に関してご紹介してきましたが、正直申し上げると、

中国では、年齢、性別、エリア、所得、就業企業(民間、国営)などにより大幅に趣味趣向が異なります。

 

上海という一つのエリアでも捉えきれないのが中国だと思います。

 

データをご紹介しておいておかしな話ですが、

データも重要ですが、データはデータとして参考にしながら、実際に現地の人と触れ合って、できる限り多くの違ったバックボーンの中国人の方たちの生の声を聞くことが最も肌感で分かる中国の現状だと思います。

 

是非中国の興味がある方は、データを基に興味を持ちながら、実際に訪れて生の中国を体感してみほしいですね。

 

 

 

 

 

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