ゼネラリストかスペシャリストか
なんでもあることはなんにもないことと同じだ
その中でも唯一救えるのは、なんでもあることが差別化になっている場合だけ
ただし、本当になんでもある必要があるということ
拡張は、揚げ足を取ることになる
特に、ニーズが多様化してロングテールになっている時代には
拡張よりも集中
ゼネラリストよりも、スペシャリスト
顧客の心にただ一つの言葉を残せるように
IBM コンピュータ
Microsoft OS
ペプシ 若者
ノードストローム サービス
ボルボ 安全性
ドミノピザ 宅配
マクドナルド ファーストフード
何でもやってしまって、その言葉が薄れているところは苦境に陥って行く
アップルは、ジョブズの復帰でまずは、商品数を二桁から一桁に減らして、「Think Different」とうたった
百貨店は軒並み不調に陥り、GMやフェデックスのように拡張戦略を取った企業も同じ
フェデックスは、「翌日配送」の4文字でリーダーに躍り出たのに、突然グローバルを叫び、一番乗りのDHLに跳ね返された
百貨店だったインターステイト.デパートは破産した後に、帳簿上唯一儲かっていたオモチャだけを扱うことにした
そして、社名を「トイザらス」に変えた
同様の方法を、ステイプルズやブロックバスタービデオが実現ている
日系企業は、この逆を行くコングロマリットが多すぎる
市場は、ドンドン細分化されていく。どんな市場でも。
これからは、それが加速されて、並行分業化されていく
細分化された市場に、それぞれナンバーワンとナンバーツーが生き残って行く
そのプレーヤーは、同一企業の他ブランドかもしれないし、別企業かもしれない
何れにしても、同一企業の同一ブランドではない
スペシャリストになるのに最も必要なのは勇気だ