中国の起業に関する煩悩
アメリカを中心にスタートアップ・ベンチャー・アントレプレナーといった言葉に属する人たちが、世界を変えるイノベーションを起こし、英雄へと変わっていくようになって久しい。
ただ、この中国という国では、英雄の卵を孵らせない多くの悲しい環境があるようだ。
その環境を憂いた記事があったので紹介。
1)不同地区成立一家公司要花多长时间:中国38天,加拿大5天,香港6天,美国6天;2)公司起名也能耗三个月;3)乔布斯在自家车库成立苹果公司在中国是不合法的;4)注册公司至少要走10道手续;5)在中国企业营业前都得现有资质审批;6)中国只有1.2%创业者,美国高于20%。
①会社設立に必要な期間
中国 38日間
カナダ 5日間
香港 6日間
アメリカ 6日間
②会社名の登記
会社名の登記に3ヶ月がかかることも
「流れ」
一回の申請に5つの名前を優先順位順に書いて提出
2週間後に結果が分かる
重複している場合は、再度申請 ⇒2週間
更に、中国は人口が圧倒的に多く、会社名も多いため2文字はほぼ不可能。
携帯電話端末製造の「小米」は、3ヶ月かけて登記した
③アップル・コンピューターは、中国では生まれない
ガレージから会社をスタートすることは、中国において違法
会社の登記には、必ずオフィスの賃貸借契約が必要。
④登記手続きに10ステップ
会社登記には、10ものステップがあり、各ステップに費用が発生し、且つ、どこかでつまづくと、次にススメない。。。
⑤多くのライセンス
中国における事業の開始には、多くのライセンスがつきもの。
会社を設立しただけでは、理想の事業をはじめられるか分からない。
その資質(ライセンスなど)が必要だ
⑥若者の起業率の低さ
中国における若者の起業率は、1.2%
アメリカにおける若者の起業率は、20%以上
確かに、中国での会社設立は、非常に面倒。
しかも、登記完了後も、自由度が非常に低いから、事業転換(ピボット)する場合は、多くの場合において、会社の登記変更、または、新規設立をしなきゃいけない。
しかも、ライセンスの取得やローカル企業との合弁とか、とにかく面倒くさい。
更に、手続きが複雑で、役所の窓口の担当者も把握していないことがあるから、言われた通りにやっても、審査が降りるかどうか確実じゃない。
その手続の煩雑さゆえに、登記完了後も、手続きミスで罰金を取られたりするから、わざとやってるのかとさえ思う。
脱税などの対策のために、性悪説に基づいて、イタチごっこばかりやってるから、ドンドン煩雑になる。
悪循環ですね。。。