南通のメンター
今日は、上海から車で2時間半の南通市に来てます。
工場が集積しており、上海までも比較的近いため多くの日系メーカーの拠点の一つにもなっています。
急速に発展しており、至る所で工事しています。
ここに私のメンターの一人である劉さんがいます。
日本に7年住んでITエンジニアをした後、南通に戻って、アパレルの貿易会社を立ち上げました。
全く畑違いのスタートだっため、最初は毎日工場に行って徹夜で作業の日々。
それでも、なかなか売上げが上がらない。そんな日々が2年近く続いたそうです。
それが、今では自前工場も持って、自社ブランドの立ち上げ、子供服店舗のオープンと拡大を続けています。
今日は実務的なお話をメインに会いにいきましたが、それ以外の色んな考え方、中国社会でのビジネスの仕方などの話のほうが収穫が多かったです。
※一部抜粋
1:問題は当たり前。その次
挑戦している以上、問題や壁にぶつかるのは当たり前。問題がないのは挑戦していない証拠。重要なのは問題ではなくて、その次の対応。冷静にしっかり考えて対処し、糧にする。いちいち問題に捉われてはいけない。成功する中で、失敗を繰り返す。それが成功。
2:人を大事に。長期的視野で。
最も重要なのは「人」。目の前の問題、損失から逃げることは簡単。問題と一緒に信用もなくなる。どれだけ損をしても、「人」を大切に。それこそが財産。
3:やってみること。
日本人が中国でうまくいかない理由。頭でっかち。スマートな人は多いが、賢い人が少ない。何事もやってみて初めて分かる。失敗したからなんだ。中国では、大学の卒業生が置いていった布団を無料で回収して、綿を売って儲けた高校3年生が話題。儲ける儲けないはどっちでも良い。挑戦してみることが大事だ。「布団なんて、ああでこうだから、もらえない」っていう人が多すぎる。
そんな彼はまだ37歳です。
勉強になります。