【2016年】中国でネットショッピングをするのは男性?それとも、女性? 年齢層は?
2016年に中国でネットショッピングを多くしていたのは、男性?それとも、女性?
よくネットショッピングをしている年齢層は?
タオバオやTmallを運営しているアリババの研究機関である、「阿里研究院」が2016年のデータをまとめてくれていました。
中国のネットショッピング人口は、女性よりも男性のほう多い。
但し、女性はネットショッピングで沢山お金を使っている。
●2016年の中国ネットユーザー数の性別
女性:47%
男性:53%
男性のほうが、女性よりもネットユーザーが多い傾向にあります。
ちなみに、この傾向は、ネットの普及期からずっと継続していて、近年、女性のネットユーザー数がドンドン増えて、ここまで僅差になってきています。
注釈:上記データは、2016年6月迄のタオバオ上のデータを基にしています。
全ネットユーザー対象ではないので、予めご了承下さい。
●2016年、中国ネットショッピングユーザーの男女比率
女性:49.4%
男性:50.6%
ネットユーザー比率では、女性が47%と低かったの対して、ネットショッピングユーザー比率では、49.4%まで上がっています。
男性よりも女性のほうが、ネットユーザーに占める、ネットショッピングユーザーが多い事が見て取れます。
やはりお買い物が大好きですねw
●2016年、中国ネットショッピング消費額の男女比率
女性:52%
男性:48%
あらら・・・驚
ネットショッピング消費額になると、なんと女性がわずかながらも抜いてしまいました。。
女性のネットショッピング消費欲恐るべしですw
ここまで見て来て分かるように、ネットユーザー自体は男性のほうが多いですが、ネットショッピングでは、ユーザー数はほぼトントンで、消費額では女性のほうが多く、ネットショッピングのターゲットとしては、女性のほうが消費しやすい事が見て取れますね。
●中国の女性ネットショッピングユーザーの年齢分布
1位:24歳以下 31.2%
2位:25歳〜29歳 25.4%
3位:35歳〜44歳 18.3%
4位:30歳〜34歳 15.6%
最下位:45歳以上 9.3%
29歳以下が全体の56.6%も占めています。
まず、この結果を見て最初に思ったのは、
タオバオユーザーのデータの影響が、かなり強いのではないか?ということです。
タオバオは、「C2C」で、「豊富な品数」と「安さ」が一番の売りになっているネットモールなので、B2Cの天猫やJDに比べると「本物志向」よりも「値段志向」のユーザーが多く、年齢層もかなり低くなりがちです。
この影響から、29歳以下の割合が56%も占めているように思います。
ただ、驚いたのは、30代前半よりもアラフォーの比率が高い事です。
年齢層が低いほうがネットショッピングのような新しいサービスへの浸透が早いのは理解できますが、3位、4位では逆になっています。
もしかすると、各年齢層の購買商品カテゴリの違いが大きく影響しているかもしれません。
例えば、30代前半の方は、小さい子供がいる過程が多く、マタニティカテゴリの商品では、「値段志向」よりも「本物志向」が優先され、タオバオ以外の「信頼出来る」JDやTmallなどのネットモールでの購買傾向が多くなる。等です。
この辺りの、ネットモールの使い分けについても、次回ご紹介していきたいと思います。
【データソース】
199IT 中文互联网数据咨询中心(中国語インターネットデータコンサルティングセンター)