なんとかする人としょうがない人
たまに見かけるけど、
「しょうがないやん」「だって、仕方なくない?」
を口癖のように言う人がいる。
中国語で言うと、「没办法(Mei ban fa)」。
はたまた、
「なんとかする」「どうやったらできるかな」
を口癖のように言う人がいる。
すごく小さなことだけれど、この両者には雲泥の差がある。
まず、
問題に直面した時の思考方法は、
「自分の外の問題」と捉えるか
「自分の内の問題」と捉えるか
と全然違う。
それから、
「解決できない前提」で考えるか
「解決できる前提」で考えるか
の違い。
そして、
「責任を負う覚悟がない」のか
「責任を負う覚悟がある」のか
の違いがある。
たった、ひと言、ふた言程度の口癖でも、その人の頭の中の思考方法や性格が滲み出てしまうことはよくある。
だから、僕も口癖や無意識に発する言葉には気を遣う。
思考方法が言葉に影響を与えることが多いけれど、つい口にした言葉が思考方法にまで影響を与えることもまたあるから。
良い言葉を遣えば、良い思考方法に、悪い言葉を遣えば、悪い思考方法になる。
それほど、人間とは単純で弱いものだと思う。
こういうことを普段から気にしていると、悪い思考方法や悪い言葉を遣う人とはある程度距離を置いてしまう。
勿論、私じゃなくとも誰でも、問題を自分の外に置く人や、常に悲観的な人、責任を負わない人と接したいとは思わないだろうけれども。