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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

中国では質問力が重要だ

最近、サイバーエージェントの藤田社長のブログ「渋谷で働く社長のアメブロ」のエントリーにもこんなのがあった。

 

「頭のいいやつ」

 

「説明するのに言葉の数が多く必要ない人ほど頭がいいのだ」

 

「逆に、説明に言葉の数が多く必要なほど頭が悪いのだ」

 

 

これは、僕もある意味、的を射ていると思う。

 

 

 

と同時に、会話におけるもう一つ大切なこととして、

 

 

「的確な質問をして、的確な回答を得る」

 

 

というのがあると思う。

 

 

 

 

例えば、Yahoo!知恵袋のようなQ&A形式のシンプルな会話があったとしたら、この一連の会話が一瞬で終わる会話が望ましい。

 

 

 

 

会話ということは、2人以上であるため「質問者」と「回答者」が存在し、両者共にこの会話の責任者になる。

 

 

 

 

つまり、「質問する側」も「的確な質問」をし、「回答する側」も「的確な回答」をする責任があるということ。

 

 

 

 

但し、ここ中国においては、

 

 

 

「質問する側」の質問力が重要になりやすい。

 

 

 

 

なぜなら、「回答する側」の回答力が弱い場合が多いからだ。

 

 

 

 

 

これは、中国人特有の「ヒトの話を真面目に聞かない」ことが原因であるかもしれないし、「認めることによって、責任を取りたくないから、敢えて」なのかもしれない。

 

 

 

何れにしても、中国では、

 

質問に対して、的確な回答がなかなか返ってこない

 

 

例えば、

 

ある問題に対する解決策を聞いたら,

延々と「できない理由」を並べ続ける。

 

 

問題の原因を聞いたら

延々と「自分の責任ではない」と言い続ける。

 

 

いつ会えるのかと聞いたら

延々と「今は忙しい」と言い続ける。

 

 

といった具合。

 

 

もしかすると、頭がいい悪いとは関係なく、責任や面倒くさいなど色々な理由があるかもしれないが、何れにしても、中国では「的確な回答」が欲しい場合は、「的確な質問」ができるように質問力を鍛える必要がある。

 

 

 

さもないと、質問から15分後には、当初の「質問」とは全く違った「問答合戦」を繰り広げなければならなくなる。

 

 

 

それは、お互いの関係性や時間、労力等の多大な損失を生み出すことになりかねない。