SHANGHAI★BASE

Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

红包文化(ホンバオぶんか)にウンザリ。。。

中国と言えば、红包文化(ホンバオぶんか)ですよね。

 

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主要27カ国の【癒着、汚職、賄賂レベルランキング WORST 2位】に輝いている国です。

※ちなみに、1位はロシア。

 

 

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以前、北京出張中にホテルで

「红包(赤い袋)を受け取る、渡すのは止めましょう!!」というテレビCMを見て愕然としました。テレビで堂々とCMするんですね。。。

 

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それは、警察官、弁護士、政治家、更には、医者に至るまでの様々な社会インフラとなる職種の人たちが红包(賄賂)を受け取ろうとするのを、「☓(ダメー)」というもの。

 

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医者やナースでさえ賄賂を渡さないと適当に扱われると言います。

 

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知人の話では、ある中規模WEB媒体のマーケティング担当者が、媒体から賄賂を受け取り続け(毎月10万元以上)ており、新しく来た日本人上司に感づかれたために、タイミング良く1年間産休を取って、給料をもらい続けている人がいるというものでした。

 

 

その人は、産休に入った瞬間に、ベンツに乗り始めたようです。

産休明けに退社するつもりでしょう。きっと。

 

 

その他にも、上海の好立地に位置するデパ地下では、完全に売り手市場にあり、棚を確保するには、メーカーや代理店は、デパ地下の購買部に賄賂を渡さないと間違っても、棚の確保は不可能。。。

 

 

人気ショッピングモールでイベントするにも、担当者に賄賂。。。

 

インターネットの契約をするにも企業IDでは賄賂。。。

 

 

賄賂がないとサービスの提供すらできないことがあります。

 

その他にも、政府への胡麻すり賄賂等々、言い始めたらキリがないですが、とにかく身の回りだけでも頻繁に発生しています。

 

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やはり、中国のように大きな政府や大きな企業が圧倒的な力を持っている国では、競争も発生しづらい環境にあり、サービスも向上していかない。格差も激しく、権力者がイコール経済的な裕福さを手に入れる国では、まともに働いているほうがアホらしくなってしまうのでしょうか。。。

 

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最近、周囲でもチラチラ見えることがあるので、非常に残念です。。。

 

 

とはいえ、日本でも、特に高度成長期時代に多かったと思いますが。

私の大好きなドラマ「不毛地帯」にも出てくるように。。。ww