平等とは?
中国で生活をしていると平等について考えさせられることが多々あります。
最近、池田彰さんの著書「そうだったのか!中国」を読んでいると、知った気でいた中国の近代史について、深く知ることができ、尚更考えさせられます。
オススメです。
社会主義、資本主義がどうといったお話をするつもりはありませんが、
中国が不平等な社会に突っ走っていると感じることは否めません。
中国の「ジニ係数」が10年以上も公式発表されていないことへの批判が増しています。
中国政府としては、毎年上がり続ける(であろう)「ジニ係数」を発表することは、国民に対して、貧富の差がグングン開いていて、政府が成果を上げれていないことを証明することになるので、当然といえば当然です。
ただ、
一方では、毎晩浴びるように贅沢を享受し、隣では、レストランで机を並べた上で凍えながら寝ている出稼ぎ労働者がいます。
こういった社会を形作っているのは、一般の国民ではなく、腐敗に腐敗を重ねたおっきな政府による所が大きい。
先日目にしたニュースでは、主要27カ国の「賄賂・汚職ランキング」で中国はロシアに次いで、26位。
こういった世界を予測したのか、2500年も前にお釈迦様は下記のようにおっしゃっています。
そもそも平等でないものを平等に扱うことほど不平等なものはない。
成果を上げた人と成果を上げていない人、努力した人と努力していない人は、そもそも平等ではないのは当然です。
にも拘わらず、平等に扱うことは如何に不平等であるかを、日々感じます。
これは、大きく言えば、地球規模、国家規模ですが、
身近で言えば、自社についても言えること。
当然ですが、正当な評価と正当な報酬が如何に重要かを身に染みて考えさせられますね。