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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

【中国ネット環境】2015年中国インターネット環境レポート

中国インターネットデータ情報センター(CNNIC)から

2016年1月25日に「2015年の中国インターネット環境報告レポート」が発表されました。

 

●中国インターネットユーザー規模

2015年12月迄ののインターネットユーザー規模

6億8,800万人

普及率:50.3%

2015年の新増加ネットユーザー数:3,951万人

 

モバイルネットユーザー数:6億2,000万人

2015年の新増加モバイルネットユーザー数:6,303万人

インターネットユーザー中モバイルネットユーザー比率:90.1%(2014年は85.8%)

 

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●中国ネットユーザー農民比率:28.4%(1億9,500万人)

2015年で1,694万人増加f:id:NoBorder:20160126001754p:plain

 

●インターネットユーザーの学歴構成

2015年には、中学卒業以下の学歴のユーザーの割合が増加している。

 

●インターネットユーザー年齢構成比率

2015年は、10歳以下、40代、60代以上の割合が増加している。

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●インターネット接続端末

ダントツでモバイル端末がインターネット端末として利用されており、且つ、2015年に利用率が増加してる。

デスクトップ及びノートパソコンの割合が低下。

タブレット端末の利用率も低下しており、モバイル端末の一人勝ち状態

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●インターネット接続環境

3G&4G接続:88.8%(増加)

Wi-Fi接続:91.8%(増加)

中国は日本に比べてWi-Fi環境が色んなところで整ってる。

ほとんどのカフェやマック、スタバ、ホテルで完備されてる

 

 

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●インターネットユーザー利用アプリカテゴリ

1位:チャット等コミュニケーションツール(増加)

WeChatやQQなど中国には世界の最先端をいくチャットツールがあって、圧倒的な利用率・シェアを占めてる。本当に世界一使いやすいと思う

 

2位:検索エンジン(増加)

スマホの普及に伴って、減少傾向にあるとは思うけど、それでもやっぱり利用されてる。特に、ITリテラシーの低いユーザーに使われてるように思う。

 

3位:ネットニュース(増加)

当然と言えば当然のランキング

 

4位:ソーシャルメディアSNS

WeChatにもモーメンツといったSNS機能が付いてるけど、中国版Twitterと言われるウェイボーも使われてる。最近は利用率が落ちたとか言われるけど、WeChatと使い方が違うだけ。ウェイボーは上場してるからIR見れるけど、収入もアクティブユーザー数も伸び続けてる。

中国人はとにかくSNSが大好き。

 

5位:ネット動画(増加)

世界中のトレンドと同じ。中国でも大人気。中国ではテレビが本当に面白くないから、動画サイトが異常に人気。

 

6位:ネット音楽(増加)

購入せずに音楽が聞けるストリーミングアプリが沢山ある。

僕もよく使ってます。虾米,多米,酷狗などなど

 

7位:ネット決済(急増)

去年から急増したのが、WeChatのWeChatペイメント。コンビニやカフェ等あらゆる所で利用可能。光熱費や車の罰金までここから払える。

WeChatを知っているだけで、お金のやり取りが可能。もの凄く便利な決済機能が備わってる。

FacebookメッセンジャーもWhatsappすらも研究している世界最先端のツール

 

8位:ネットショッピング(増加)

中国のEC化率は、既に15%を超えていて、2019年には33%まで伸びると言われてる。

現段階でも世界のEC取引の40%を占めていて、2019年には世界の50%のEC取引を占める。

9位:ネットゲーム(微増)

10位:ネットバンク(急増)

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中国では、特に、ネットショッピング、ソーシャルメディア、ネット決済が今年も注目されます。