SHANGHAI★BASE

Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

アマゾンAmazon vs アリババ(淘宝、Tmall、アリペイ)

Amazonは、日本を含む主要国で圧倒的なECプラットフォームとしての地位を築いているのは、周知のこと。

 

AmazonのシェアがTOPの主要10カ国では、スペイン(10位)を除く9カ国でネットユーザーの半数(50%)以上が毎月Amazonを訪れている。

 

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ところは、中国ではAmazonの知名度は非常に低く、アリババグループの運営する

C2CのECプラットフォーム「タオバオ

B2CのECプラットフォーム「Tmall(天猫)」

決済プラットフォーム「アリペイ」

が圧倒的なシェアを占めてる。

 

中国において、毎月アクセスするネットユーザーの割合は、

タオバオ 74%

Tmall(天猫) 70%

アリペイ 66%

にものぼっている。

 

中国の2015年6月時点でのネットユーザー数が6億6,800万人であることを考えると、

タオバオ 4億9,432万人

Tmall(天猫) 4億6,760万人

アリペイ 4億4,088万人

となる。凄まじい数・・・笑

 

ネットユーザー数6億6,800万人でも、まだ50%に達してない・・

 

それでも、ネットユーザーだけでアメリカの人口の2倍がいる国。

 

ネットユーザー数の増加は鈍化したとはいえ、それでも、前年比で約3,800万人増加してる。

 

このままネットユーザー数が人口の70%程度まで上昇すれば、更に約3億人のアリババユーザーが増加することになる。

 

中国経済の鈍化が懸念されても、アリババはまだまだ伸びそうですね。