中国人は大事な時に、吉日を選ぶ傾向が異常に強い
中国全土の25,000名に吉日に関するアンケートを実施
85%の広東人が吉日を選ぶ習慣があり、71%の80年代生まれ、90年代生まれの若者は結婚や引っ越し等の人生の重要な日には吉日を選んでいる。
しかも、お金があればある程、吉日を重視する傾向があり、ビジネスを始める日も吉日を選ぶようです。
男女の比較では、
男性:女性=63.1%:36.9%
の割合で吉日を選び、男性のほうが圧倒的に日の吉凶を選ぶようです。
学歴の高低は、大した違いはないようです。
日の吉凶は、収入が高い層が明らかに、日の吉凶を選ぶようです。
年収10万元(約200万円)以上の層が、全体の約80%を占めています。
特に、事業家は吉日を信じているようで、ホワイトカラーの8.7%の5倍以上にあたる47.3%が大事な日に吉凶を占っています。
エリア別では、収入とも関連の高い沿岸部の発達したエリアの割合が高いものの、その中でも南部の広東省が圧倒的に伝統的な傾向を強く残しているようです。
確かに、香港なんかも風水に基づいて、マンションやビルを建てたり、部屋の内装を考えたりするという話はよく聞きます。
上海でも、香港系のデベロッパーが建てたビルでは、真ん中に大きな穴があいているのをみかけます。
龍の通り道と言うらしいですが。
出産に関しては、58.7%が信じているようです。
中国で感じるのは、初めて会った人からよく「何の星座ですか?」とか誕生日はいつですかと聞かれます。
これは、中国では20代の若者でも星座を非常によく信じていて、星座でその人との相性を会った瞬間に決めてしまう人も結構います。
僕の感覚値では、大体3割ぐらいの人には、会ったその日に星座を聞かれるイメージです。
結構多いですよね・・・
以前、友人で、「私は、魚座の人としか付き合わない。」って言ってる人もいたぐらいです。
中国では、ビジネスであっても、まずはその人を知る所から入る事が多いですし、合理的な損得よりも、誰とビジネスをするかを考える人が圧倒的に多いので、こういった中華式の習慣について理解しておくのは、非常に重要な要素かもしれません。
とはいえ、日本でも中国とほぼほぼ同じような傾向があると思います。
中国は、かなり極端ですが。w