中国でアパレル商品を売る人が、必ず知っておくべき2つのコト
中国には、日系・欧米系を問わず、数えきれないほどの世界中のアパレルブランドが進出している。
が・・・
多くのブランドが大苦戦しているのも事実。
さて、そんなとてつもない競争にされされているアパレルブランド関係者が、必ず知っておくべきことが2つある。
それは、
①EC店舗を戦略的に活用するコト(重視するコト)
②天猫の「双十一」を最大限活用するコト
実際、知っておくべきことはもっと他にもあるんだが、この2つは意外と軽視されているので(特に、日系企業に)。
どういうことかと言うと、
①EC店舗を戦略的に活用するコト(重視するコト)
CNNICの<2012年中国ネットショッピングに関する調査>によると、全ネットショッピングユーザーに最も多く購買されているのは、アパレル商材(衣服/靴/帽子)。
実に、81.8%のネットショッピングユーザーが、アパレル商材を購買したことがあると回答している。
また、興味深いことに、
約4割のユーザーはリアル店舗で気に入ればそのまま購買に至るが、残りの約6割の消費者は写真を取ったり、番号を覚えておいて、ネットショッピングで価格の比較をすると回答。
更に、消費者に対する「ネットと実店舗のどちらで商品を購入しますか?」という問いでは、
・ネットで購入する 15.8%
・実店舗とネットで商品の価格等を比較して決定する 62.7%
・許容範囲の価格差であれば、実店舗で商品を購入する 21.3%
・実店舗で購入する 0.2%
という結果となっており、通常ネットのほうが価格も安い傾向にあることを考えると、約8割の消費者が、実店舗で商品を検討していてもネットで購買する可能性が高いと言える。
つまり、アパレル商材の購買を決定する際、ユーザーにとってネットショッピングが絶大な影響を与えているということになる。
②天猫の「双十一」を最大限活用するコト
2012年の天猫のデータによると、天猫モール内の約2,000億元の取引額のうち、実に、約700億元もがアパレル商材が占めている。
つまり、35%がアパレル商材ということになる。
更に、その中でも、11月11日の「双十一」1日の全取引額約132億元のうち、70億元近くがアパレル商材が占めている。つまり、「双十一」の全取引額の半分以上がアパレル商材での取引ということになる。
年間のアパレル商材の取引額約700億元の10分の1に当たる、70億元が「双十一」のキャンペーン1日で取引されているのである。
単純計算で、この1日だけで、通常の36日分の売上が上がることになる。
この2つのことだけで、全てが解決するわけではないが、「新規顧客の獲得」や「興味・検討段階から購買への導線」など、戦略立案のきっかけ・ヒントになればと思う。
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