SHANGHAI★BASE

Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

【中国ネット動向】中国の検索エンジンのシェア率と使用率

2010年にグーグルチャイナが中国から事実上撤退して、香港に拠点を移してから、3年が経った。

 

 

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「北京のGoogle本社にそえられた献花」

 

 

ユーザーの個人情報の安全性の問題や中国独特の検閲制度への抵抗から、グーグルは撤退。

 

 

最終的には、ラリー・ペイジが我慢の限界を迎えて、撤退決定したというニュースもあった。

 

 

百度が圧倒的なシェアを誇る中で、グーグルが20%を超えるシェアを獲得して、成長を続けていた矢先の出来事だったから、すごい残念だったのを覚えてる。

 

 

 

まして、個人的にも「百度」が嫌いな上に、グーグルのサービスが大好きな僕にとっては本当に腹立たしい出来事だった。

 

 

 

なぜ、検索エンジンの精度も悪く、実利第一主義で、且つ、社内体制もメチャクチャ、ユーザーの情報を政府に売りまくっているような会社がこれだけ成功するのか。。。

 

 

この国の体制にホトホト落胆した。。。

 

 

 

 

そもそも、世界の4大人気サイト(GoogleFacebookTwitterYouTube)が使えないこと自体、この国の国民にとって大きな機会損失だ。

(中国版のYouTubeだけは、使いやすいのだけれども。。。)

 

 

 

っていう、愚痴は置いておいてw

 

 

 

【中国ネット動向】中国の検索エンジンのシェア率と使用率

 

 

について

 

CNZZが2013年6月3日に発表した内容によると下記のようになっている。

 

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13年の初旬には、10.59%だった「360搜索」が、順調にシェアを伸ばして15.18%になっている。

 

逆に、百度のシェアは、年初の72.08%から67.55%まで落ちている。

 

 

「360搜索」は、去年(12年)8月16日にサービスをリリースして以来、順調に、いや、急速にシェアを伸ばしてる。

 

 

アリババのジャック・マー氏が言うように、「市場には常に、競争が必要。なぜなら、競争こそがサービスを向上させるから」である。

 

 

百度の独占により、百度の殿様商売は度を越していた感もあった。

 

 

 

やっと、競合らしい競合が出てきたことで、この市場が新しいステージにレベルアップすることを願ってる。

 

 

 

まあ、ジャック・マーはあんなこと言いながら、タオバオの独占状態のほうがヒドイんだけれども。。。w