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Unbot Group CEOのブログ。中国の最新市場動向を上海から発信。越境EC・訪日インバウンド・WeChat・Weibo・EC(タオバオ)etc...

中国バブルはハジけるのか? いやいや、どっちでも良い!!とにかく、不動産を買いたいの!

ええっと、まず、中国バブルはハジけるのか?

 

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私は知りませぬ。学者でもないし。

まあ、学者ですらみんな言ってることバラバラだし。

 

 

それは、いつかはハジけるんじゃん。っていう気持ちです。

 

 

石平さんはこんなこと書いてるけど。

始まった「経済のドミノ倒し」

 

先月24日の中国上海株の急落は、経済崩壊のドミノ倒しの始まりを意味するのではないのかと思う。

 

「金欠」となった各商業銀行は今後、深刻なバブルと化した不動産部門への融資も大幅に減らすに違いない。回収期間の長い個人住宅ローンも当然融資抑制の対象となる。

 

 そうなると、資金繰りが苦しくなっていく不動産開発業者はいずれは、手持ちの不動産在庫を大幅に値下げして売り出し、投資資金の回収に励むしかない。

 

 

確かに言ってることは理解できる。

そうなんだろうなと。

 

 

この記事の中では、温家宝から新政権への移行で、金融引き締めがようやく本格的に厳しくなったことで、崩壊の連鎖が始まるぞ・・・っていうこと。

 

 

 

こういう記事を読む度に、友人の温州人(←中国版ユダヤ人で不動産や金融が大好きな人たち)に対して、忠告したくなるわけだけども。。。

 

 

それでも、一瞬忠告したくなった直後に、諦めることになる。

 

 

だって、絶対に言っても聞かないから。(←こればっかりは仕方ない)

 

 

 

彼らは、金融であれ不動産であれ、投資、つまり、リスクを取ることでしかリターンがないことを知っているから、みんながやらないからこそやる!という感覚が強い。

 

 

 

まあ、それは良いとしても、不動産バブルの崩壊の歴史は繰り返す。

 

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保有目的なら良いとしても、現在の中国において個人投資家の保有目的の投資なんてほぼあり得ない。

 

 

 

キャピタル狙いがほとんど。以前の日本もそうだったけど。

 

 

 

 

日本では、土地神話の崩壊から、欧米にならって不動産は、デリバティブとしての意味合いが強くなった。

 

 

 

以前、僕がデベにいてリーマン・ショックを経験した時もそう。

 

 

 

キャピタルの所謂、転売業者は一瞬で姿を消して、インカム商品をしっかりと確実に回してたデベが生き残った。

 

 

 

個人にしても、デベにしても、不動産に投資するなら、同じようなことが起こるんじゃないか。。。

 

 

 

なんてことを言っても、中国の人たちには一切通じない。

 

 

 

 

中国の不動産が、所有権じゃなく使用権であろうが、いつバブルが崩壊しようが、建物がどれだけ脆かろうが、結婚するときには不動産が欲しいの。

 

 

 

理屈なんて関係ない。

 

 

 

友人(日本人男性)は、地方の中国人女性と結婚しようとしている。

 

 

 

そこでも、当然、「中国に家を買いなさい!」っていう外野からの声が大きい。

 

 

 

中国に今後ずっと住むかも分からないし、使用権やバブルや建物強度なんかの様々なリスクを伝えて、「買わない!」と言い張っても、ノイズは鳴り止まないらしい。

 

 

 

 

そこで、彼は、「どうしても将来の不安に備える為に不動産を買うんなら、中国じゃなく日本で買えば良い」と言ってみた。

 

 

 

 

彼:「所有権を持てるし、不動産価格は比較的安定している、インカム狙いの投資にして、賃貸に出しておけば良い。建物の安全性なんて中国の比じゃない」

 

と言い放った。

 

 

この理屈に対して、外野からは「そんなの関係ない!!中国じゃなきゃ意味がない」と。。

 

 

 

わかりました。もう理屈じゃないのね。。。と。。

 

 

 

 

はい。中国で不動産を買うのは理屈じゃない。

 

 

 

投資のためにとか、将来のためにとか、っていう人がいるけど、実際は、関係ない。

 

 

 

それは、名目であって、よくわかってないのに言っている。

 

 

 

ただ、欲しいんです!!

 

 

 

はい、物欲です。行き着くところはそこ。

 

 

 

それで、何か。。。?

 

 

 

っていうことなんです。

 

 

 

 

だったら、今後も金融機関がお金を貸さなくなっても、なんとかして買うんでしょうね。

 

 

 

というか、買えないなら結婚できないんでしょうね。

 

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ということで、中国の不動産バブルはハジけないのか?

 

 

 

 

いや、知りませぬ。