中国で急成長するDSP広告市場 と、それに伴う問題
アメリカに端を発した「リーマン・ショック」で、職を追われた多くの金融工学者は、広告業界に転職した。
そして、新たなイノベーションを創りだした。
そのイノベーションであるRTBやDSPといった一連のエコシステムは、広告業界に大きな変革をもたらそうとしている。
アメリカから始まったこのイノベーションは、日本を経由して、当然中国にも押し寄せてる。
しかも、ものすごい早さで。
2012年12月18日にI Researchが発表した
【中国のDSP広告出稿市場規模予測】
中国のDSP広告市場は急速に成長して、2016年には245.7億元(約4,000億円)市場に。
2012年に中国でも既に、DSP市場は急速な成長を始めていて、2012年のDSP経由の広告出稿量は、9.1億元(約150億円)。
2012年時点で、中国ネット広告市場に占める、DSP広告市場規模は、2.0%だが、2016年には、19.5%になると予想されている。
アメリカのように法整備や環境整備が進んでいないことで、中国には色んな課題が山積み。だから、あくまでも予測とはいえ、非常に面白いデータ。
中国でも、既に一部の先進的な外資企業や大手ローカル企業で導入が始まっているものの、DSP広告の運用にはある程度高度スキルが必要だから、代理店、広告主共に人材不足が、今後更に深刻になると思う。
日本よりも、更に遅れていて、中国でもまだまだ導入期。
DSPを含むエコシステムは、今後も当分発展が見込める市場。
ちなみに、弊社「SUGARMONKEY」は、中国における、DSPを含むデータマーケティングを強みにしています。
非常に楽しみです。