一番手の法則
あまりに多くの企業が商品を販売する基本的な課題は、自社の商品が他に優っていることを顧客に納得させることだと信じている
その考えは間違ってる
もし、自社の商品のマーケットシェアが小さく、もっとシェアの大きい、予算も豊富な競合商品相手に戦いを挑まなければならなかったら、そもそもそのマーケティング戦略はスタートから間違っているかもしれない
すべてではないにしても、多くの場合において、他に優っていることよりも、先頭を切ることのほうが大切だから
その重要性はネットの普及によって加速してる
先頭とは、スタート自体ではなく、顧客の心に入り込む一番乗りのこと
もし、そのカテゴリーの一番でないのなら、カテゴリーを創造して1番になれば良い
あるカテゴリで敗者だった企業が、別のカテゴリにピボットして、1番になった例は多い
マーケティングがなんたるかを知っている人は多いし、ものすごく頭の良い人も多いかもしれない
ただ、欧米の優秀なマーケティング担当者を多く抱えたマンモス企業が、次々に窮地に追い込まれているのをみれば、常に知識が正しいわけはないと分かる
実際は、それほど複雑なわけじゃなく、いくつかの原理原則に集約されることもある
単純な原則を、頭が良すぎる人たちは、複雑にして、糸を絡めてしまうかもしれない
実際は、純粋ないくつかの大切な原則でしかないのに