中国ー2012年・2013年のEC市場状況
中国電子商務(EC)研究センターの発表です。
2012年のEC市場規模は、1兆3,205億元。同期比で64.7%成長。
まあ、もう見慣れてきた伸び方ですね。w
それから、2012年の中国B2CのEC市場シェア。
1位:淘宝天猫(Tmall) 52.1%
2位:京东商城 22.3%
3位:苏宁易购 3.6%
従来どおりの顔ぶれといった感じですね。
気になるのは、Amazonと当当网のシェアの差が倍近くになっていること。
この2社は最近まで競合してたと思いますが、いつの間にこんなに差が開いたんでしょう。
当当网は上場してから、あまり聞かなくなったので、中国企業らしい凋落といった感じかもですね。
次は、中国のモバイルEC市場規模。
まずは、モバイルECユーザー数の推移ですが、09年3600万人、10年7700万人、11年1.5億人、12年2.5億人、13年3.725億人。
スマホの伸びに合わせて信じられない伸び方ですね。
ECに注力している企業は、想像以上にスマホ対策にチカラを入れる必要がありそうです。(まあ、世界中そうですけど。)
ただ、モバイルECの取引規模では、12年は965億元。13年には1300億元規模です。
伸びているとはいえ、まだまだEC市場全体の10%程度ですね。
ユーザー数は大幅に伸びているものの、まだまだ取引規模では小さいということですかね。
何れにしても、将来的に中国でもモバイルへの移行が更に加速することは、確かでしょうし、色んな意味で早い段階でノウハウを蓄積するべきですね。
この変換期に、プレーヤーにどんな変化が出るか楽しみです。