判断力っていったい何なんだ!!??
人生は「判断」の連続で成り立っている。
何が正解で、何が不正解だったかなんていうのは、そう認めた時の結果論でしかないのかもしれない。
ただ、何れにしても、「判断」は人生を大きく決定する要因になり得る。
もし、はしごを掛け違えていれば、一段ずつ昇るごとに間違った場所に早く辿り着くだけである。
はしごを掛け間違えていないかどうかは、常に確認しながら、修正という「判断」を繰り返す必要がある。
では、判断の質をあげる、判断力を身につけるにはどうしたら良いのだろうか。
僕の短く乏しい知識と経験の中で言うならば、
判断力とは「経験」によってある程度まで向上させることができるのではないか。
僕は、地元を18歳のときに出てから、普通以上(?)の環境の変化を体験してきたと思う。
そこで感じたことは、経験を積めば積むほど、「判断」に正確さと質の高さが出てくる。
特に、「一度も経験したことがないこと」と「一度経験したことがあること」では、天と地ほどの判断力の差がでる。
それは、判断するための材料、基準ができあがるからだろう。
自転車に乗れるようになるためには、転んだ経験と一瞬乗れた経験を基に、どのタイミングでハンドルを右にきったり左にきったりするかを判断しながら、上達していく。
サッカーにしても、中国語にしても、新しい職場・職業にしても、小さな成功と失敗の繰り返し(経験)を基に、上達していく。
つまり、小さなことも含めた挑戦の集まりこそが、「経験」になる。
何も挑戦していなければ、経験は残らない。
ある意味、毎日毎日全く同じことを繰り返していれば、「経験」にはならない。
「挑戦」⇒「失敗または成功」⇒「経験」
小さなことも含めた「挑戦」をし続けた人に「経験」が溜まり、延いては、「判断力」がつく。
アメリカでも最も尊敬を集める大統領の一人であるエイブラハム・リンカーン(第16代大統領)は「挑戦力」が尋常ではなかった。
1) 22歳のとき 事業に失敗
2) 23歳のとき 州議会議員選挙落選
3) 25歳のとき 再度事業に失敗
4) 26歳のとき 恋人を亡くす
5) 27歳のとき 神経病を患う
6) 34歳~39歳のとき 5年間のうち3度、下院議員選挙に落選
7) 46歳のとき 上議員選挙に落選
8) 47歳のとき 副大統領を目指すが失敗
9) 49歳のとき 上議員選挙に再度落選
マイケル・ジョーダンは、下記の言葉を残しています。
「10本連続でシュートを外しても僕はためらわない。次の1本が成功すれば、それは100本連続で成功する最初の1本目かもしれないだろう」
挑戦を繰り返して、成功するという経験も積み上げた彼だからこそ言えること。
素晴らしい人生感。
僕は間違っても、
「人の失敗をあざ笑いつつ、自分は失敗しないために挑戦をしない」ような人間にはなりたくないものです。