上海営業許可書、衛生許可書。。
中国に駐在に来ている日本人は、中国の物価が安いせいもあって、持て余している資金がある人が多いですね。
その使い道は、
・物価が安いからといって、日本以上に浪費しまくる
・ここぞとばかりに将来に備えて、貯金する
・完全に青春を謳歌して、遊びまくる
・副業的にビジネスを始める
の4通りに分かれるように感じます。(いや、普通の人もいるでしょ。。。)
その中でも、3番目と4番目が目につきますが、4番目の副業的にビジネスを始めるひとは、日本食レストランやアパレルショップ、ネイルサロンなんかをやる人が多いです。
ただ、外国人が中国でこれらのお店を開くとなると、外国人名義(外資法人)で営業するのが非常に困難です。(法人の定款、経営範囲に入れこめない。もしくは、条件が非常に厳しい)
そこで、副業的にビジネスをやる方の多くが、信頼できる中国人(自分の奥さんや親友)の名義を借りて法人を作る、または、共同出資の形式(法律上は中国人出資の内資)で出店する人が多いです。
ま、その方法を取る場合よほど信用できる方でないと痛い目にあいます。
実際に、お金もって逃げられたなんて話は、ザラに聞きます。
儲かっていない店はそんなことないんですが、儲かりだすと話は別になってきますね。
さて、実は、それ以外にも、実は特殊な出店方法があります。
それは、
営業許可書、衛生許可書なしでの出店。個人名義です。
一見リスキーですが、上海に限っていうと一部のエリアは実際にそうやって営業しています。
例えば、
◆田子坊(観光地としても相当有名)
ですね。(他にもいくつかあります。)
このエリアは、そもそも古い上海の住宅地が密集したエリアで、車が通れるか通れないか程度の路地が入り組んだ場所。
住宅エリアであるため、店舗の経営がそもそも規制されており、営業許可書や衛生許可書が取れません。(一部取れる場所もあるようですが)
ただ、実際には多くの個人オーナーがお店を出しています。
実際、田子坊には16名の日本人オーナーの店舗があります。
(以前このオーナーMTGに縁あって2回ほど参加させてもらったことがあります。)
では、大丈夫なのでしょうか?
はっきり言って、グレーです。但し、グレーです。。。はい。グレーです。
そんなことは中国では、当たり前です。
こういったエリアでは、
公安がくれば、公安が来るとのおふれが前日に回って、次の日は門を閉じておきます。
これもみんな、公安のメンツを立てるためです。
公安が入ってきて、
「ここで営業したら駄目じゃないか!!」
と言われ、「談話書」にサインをさせられ、公安局へ来るように促されますが、これまた行かなくても大丈夫。
中には、10回以上「談話書」を受け取って、一回も行ってない人もいます。
これも中国ならではと言いたいですが、、、できれば、駄目なら駄目、良いなら良いとはっきりしてほしいものですね。
少し話は変わりますが、先日、静安别墅の中に、日本の某有名教授がテスト運営している店舗を見つけました。
その名も、「ガラパゴス カフェ」
コスプレ撮影をやったりしてます。
日本のカルチャーを発信してます。
まだ、オープンして数ヶ月ですが、日本人デザイナーの店舗内装で洗練されてます。
静かな住宅街の中にありますが、今後口コミが口コミを呼んで、多くの日本カルチャー好きの上海人が集まりそうです。いや、そうなって欲しいです。
しかし、中国という国は、外国人に優しくない。。今は。。
昔は、誘致してたかもしれんが。。。