中国のEC市場は、増々加熱して、、、
中国のEC市場がものすごい勢いで伸びていることは、日本でも話題だと思います。
じゃあ、具体的にどんな状況なんですようか?
まず、「ネット人口」!!
12年1月16日時点で、
5億1,300万人
すごいですね。。
私が、2回目の中国の渡航で上海に降り立ったのが、09年3月。
その頃で、2億4千万人で、日本の倍の人口がいますよ!っと驚いてたのを覚えてます。
あれから、ちょうど3年です。3年で更に倍になっちゃいました。。。
去年だけで5500万人増えました。
ただ、09年当時は、毎月1000万人近く伸びてた記憶があります。
はい、このネット人口の伸びだけでもすごいですが、当然この普及状況に合わせて、
ECを含めたネット関連のサービス市場も伸びに伸びています。
下記最新の11年度詳細図です。
EC全体で、
11年度前年度比で58%前後伸びています。
「市場規模&傾向」
■B2BのEC市場
規模:5.7万億元 成長率:38.3% 傾向:成長率は鈍化気味 ⇓ 27%へ
■B2CのEC市場
規模:927億元 成長率:144.9% 傾向:成長率は若干落ちているが、それでも急激な成長中。急成長するB2Cサイトが続出している。当分は伸び続けると思われる。伸びすぎて、物流が追いつかない状況にあります。 ⇑
■ネット広告市場
規模:446億元 成長率:38.9% 傾向:成長率は38.9%を平均で維持。安定した成長。広告主数は、Q4に大幅に伸びているが、これは広東省の一部地域であった不動産抑制政策「楼市双限令」の影響。広告主数も20%前後の成長率といった状況。
■ネット動画市場
規模:64.5億元 成長率:105% 傾向:成長率の伸びは鈍化気味ではあるものの、それでも、100%成長を継続。⇑
■ネット人材募集市場
規模:190億元 成長率:72.2% 傾向:60%→80%(Q4)と成長を継続。安定した成長が見込まれている。⇑
■ネット旅行市場
規模:1,349億元 成長率:51.19% 傾向:安定した成長。ただ、業界の50%程度の市場シェアを「Ctrip(携程网)」というサイトが独占中。
■ネット決済市場
規模:2.3万億元 成長率:126.4% 傾向:これだけEC市場全体が伸びていれば、当然ですが、急激な成長率。Q1からQ4にかけて、市場規模が2.5倍に成長。⇑
■モバイルネット市場
規模:4.39億人 成長率:52.4% 傾向:スマートフォンの普及により、急激なモバイルネット人口の増加。因みに、上海のような大都市では、日本よりWifi環境が進んでいます。。。
これだけ伸びているネット業界。
特に、ECの伸びは半端ではないですね。
とはいえ、業界が伸びているからといって、誰でも参入すれば伸びるかというと、往々にして違います。
確かに、私の友人の元某商社の方も独立してB2Cのサイトを始めたところ、1年で年商3,000万元(3億7千万)まで伸びています。
今年の目標は6000万元だそうです。
ただ、更に1年前に始めて、いや、3年前に始めても年商100万元の会社もあります。
よく日本側の期待値が異常に高くなる会社もあるようですが、現場を知ることは非常に大切ですね。
出張レベルではなかなか見えて来ず、住んでみて始めて分かることは多くあります。
詳細については、
また今度。