【2017年】新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、大変お世話になりました。
本年もどうぞ宜しく御願い致します。
さて、2017年は僕にとっても、会社にとっても、圧倒的に【超えていく】1年にしていきたいと思っています。
【超えていく】
・今の事業領域を【超えていく】
・個人の限界を【超えていく】
・業界の競合を【超えていく】
・今のコミュニティを【超えていく】
・今の予想や目標を【超えていく】
つまり、新しいステージ、新しい世界に挑戦していくということです。
と同時に、2020年の飛躍に向けて、「土台」「基礎」を作る1年にしたいと思います。
2014年、15年、16年と、おかげさまで、弊社もドンドンと、お客様が増え、サービスや従業員も増えていく中で、社会的な責任もますます大きくなってきたことを実感しています。
そこで、僕個人としても、【社会の公器として、本当の意味で長く社会に求められ、貢献できる会社】であり続けたいという思いが日に日に強くなってきました。
そこで、unbot inc.(アンボット)は、今年から本気で、常に市場からの事業評価を受ける立場である上場企業となって、社会に意義のある事業をする会社でありつづけたいと思うようになりました。
弊社では、【世界で一番多くの想い出を創造する会社】という企業理念と【最高の顧客体験を演出する会社】というMiddle Visionを持っています。
この理念の根源は、僕が大学3回生時の北京留学で感じた「物」や「サービス」、「体験」を通した素晴らしい「想い出」があれば、きっと国籍や国境、宗教に関係なく、人は繋がれるという信念から来ています。
上場企業を目指す事は、非常に多くの困難・課題を伴う事になると思いますし、上場後は、更に多くの困難に直面すると思います。
それでも、社会の公器として、社会に貢献できる機会を与えられる事は、それらの大きな困難をも上回るだけの大きな価値があると思います。
日本では昨今、海外志向が弱く、公務員等の安定職業が人気を集めていますが、僕が率先して「日本人が立ち上げた会社が海外でも活躍できるんだ!」という事を示して行く事で、少しでも日本の若者が海外に目を向ける機会になればと思っています。
僕が立ち上げて代表を勤めさせて頂いている法人は、現在、日本、中国、台湾、香港に其々1社ずつの合計4社ありますが、これまでは、日々のお客様へのサービスのご提供にだけ集中していて、会社や僕自身の知名度の向上や見え方についてほとんど考えて来ませんでした。
それは、日々お客様や消費者の方を向いて、真摯にサービスをご提供し続けていれば、見え方や知名度はそれほど重要ではないといった思いがあったからです。
ただ、今年からは、個人としても会社としても、知名度や見え方を意識して、もっと積極的に、且つ、質の高い情報を発信していきたいと思います。
会社も僕自身もまだまだ未熟ですが、これからもどうぞ宜しく御願い致します。
unbot inc.
中町
【独身の日(ダブルイレブン)速報】2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日(双十一)のまとめ
【独身の日(ダブルイレブン)速報】
2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日(双十一)のまとめ
独身の日(光棍节)11月11日を記念して、天猫(Tmall)が始めた大型キャンペーン「双十一(ダブルイレブン)」が昨日開催されました。
●独身の日(双十一)の由来
独身の日は、中国では光棍节(guang gun jie)と呼ばれて、11月11日で「1」が並ぶ事から、寂しい独身の日とされていました。
ところが、独身者達が「寂しい独身から抜け出そう!!」という事で、「脱光(tuo guang)节」と名付けました。
脱光とは、「脱离光棍(tuoli guanggun)」。光棍(1人)から抜け出すという意味です。
中国語で、脱tuoは、「脱ぐ」。光guangは、「すっかり無くなる。空っぽになる。」
つまり、脱光の別の意味は、「丸裸になる(すっかり脱いじゃう)」
そこから、天猫(Tmall)が
脱光(丸裸)→売り尽くし(丸裸)というダジャレから、大型キャンペーンになりました。
さて、下記は、2016年天猫の「独身の日」の速報まとめです。
ちなみに、↓去年(2015年)の実績です。
※2015年(SMBC10/31TTM19.06)
18秒→1億元(19億円)
1分12秒→10億元(190億円)
12分28秒→100億元(1,906億円)
4時間26分31秒→362億元(2013年取引額) 6,899億円
9時間52分22秒→500億元 (9,530億円)
11時間50分→571億元(2014年取引額) 1兆883億円
24時間→912.17億元(2015年取引額) 1兆7,385億円
1元=15.65円(11.12.参考)
1億元(15億6,500万円)突破!! 20秒
10億元(156億5,000万円)突破!! 52秒
100億元(1,565億円)突破!! 6分58秒
362億元(5,665億円)突破!! 1時間57秒
※2013年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.3%
500億元(7,825億円)突破!! 2時間30分20秒
571億元(8,936億円)突破!! 6時間54分52秒
※2014年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.47%
626億元(9,796億円) 10時間25分19秒
※2015年独身の日 モバイル取引額
824億元(1兆2,895億円)突破!! 12時間29分26秒
※2015年の中国1日平均小売総額
912億元(1兆4,272億円)突破!! 15時間19分13秒
※2015年独身の日取引総額
1,000億元(1兆5,650億円)突破!! 18時間55分36秒
1,111億元(1兆7,387億円)突破!! 22時間12分3秒
※本当の意味でW11(11月11日)を突破
1,207億元(1兆8,889億円)!!
※2016年独身の日取引総額
6億5,700万件
※2016年独身の日の受注数
●独身の日まとめ
1億元(15億6,500万円)突破!! 20秒
10億元(156億5,000万円)突破!! 52秒
100億元(1,565億円)突破!! 6分58秒
362億元(5,665億円)突破!! 1時間57秒
※2013年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.3%
500億元(7,825億円)突破!! 2時間30分20秒
571億元(8,936億円)突破!! 6時間54分52秒
※2014年独身の日の取引額
※モバイル比率 84.47%
626億元(9,796億円) 10時間25分19秒
※2015年独身の日 モバイル取引額
824億元(1兆2,895億円)突破!! 12時間29分26秒
※2015年の中国1日平均小売総額
912億元(1兆4,272億円)突破!! 15時間19分13秒
※2015年独身の日取引総額
1,000億元(1兆5,650億円)突破!! 18時間55分36秒
1,111億元(1兆7,387億円)突破!! 22時間12分3秒
※本当の意味でW11(11月11日)を突破
1,207億元(1兆8,889億円)!! 132%増
※2016年独身の日取引総額
●受注件数
6億5,700万件
※2016年独身の日の受注数
◆過去データ
2011年→52億元
2012年→191億元 前年比367%増
2013年→350億元 前年比183%増
2014年→571億元 前年比163%増
2015年→912億元 前年比159%増
2016年→1,207億元 前年比132%増
【ダブルイレブン速報】2016年:中国天猫(Tmall)の「独身の日」ダブルイレブン(双十一) 626億元(約1兆円)を突破
【ダブルイレブン速報】
2016年:中国天猫(Tmall)の独身の日、ダブルイレブン(双十一)
2014年のダブルイレブン取引総額の571億元(約9000億円)を6時間54分で突破!!
モバイル比率は84.47%
去年(2015年)は、モバイル比率が、68.67%だったので、今年は大幅に上がりそうですね。
毎年、0時〜6時までのモバイル比率が圧倒的に高いので、84.47%から下がって来ると思いますけど、それでも80%は超えると思います。
10時間25分で、2014年のダブルイレブン取引総額の626億元(約1兆円)を突破!!
去年(2015年)同様に半日で、前年の取引額を超えそうな感じですね。
僕は、今年は、天猫ではなく、京東(JD)の北京本社で過ごしてます。
昨日は午前3時までデザイナーや運営担当10名とJD本社で作業。
みんな泊まり込みですね。
【ダブルイレブン速報】2016年:中国天猫(Tmall)の「独身の日」ダブルイレブン(双十一)は、なんと6分58秒で100億元(約1,550億円)を突破!!
【ダブルイレブン速報】
2016年:中国天猫(Tmall)の「独身の日」ダブルイレブン(双十一)は、
なんと6分58秒で100億元(約1,550億円)を突破!!
去年(2015年)は、33分で200億元を突破してましたけど、今年は、更に早くなりそうです。
【ダブルイレブン速報】2015年:中国天猫(Tmall)のダブルイレブン(双十一)は、なんと33分で200億元(約4,000億円)を突破!! - SHANGHAI★BASE
ちなみに、10億元(約155億円)は、58秒で達成!!
1分もかかりませんでした。。。
去年(2015年)の「独身の日」ダブルイレブンでは、921億元(約1兆4,200億円)を1日で達成しましたが、今年は、どこまで伸びるでしょうか。
毎年、約2倍に伸びているので、2兆円の大台も超えてきそうですね。
もしかすると、3兆円に到達するかもしれません。
楽しみです。
中国の農村ECは、2018年に1兆2,000億元(約20兆円)に到達
【中国EC事情】京東商城(JD)が、ウォルマート傘下のネットスーパー大手「1号店」を買収
一昨日、2016年6月20日、京東の一号店買収が正式に発表されました。
下記は、参考記事(日本語)になります。
こちらは、参考記事(中国語)になります。
外媒称京东收购1号店剑指阿里:避免电商一家独大 - 中国日报网
↑この3つめの記事が面白いです。
「状況」
京東の5%の株式を一号店を買収したウォルマートに譲渡し、実質的に京東が一号店を買収した形になります。
天猫スーパーの攻勢に対抗する形で、一号店を傘下にしたと思われます。
また、アリババが、スーニンを傘下にして、京東の家電部門に攻勢をかけた事への対抗措置として、日用品部門での京東の影響力拡大を狙ったものと思います。
「考えられる変更」
・京東と1号店の相互アクセスの増加(WeChatから京東にアクセ スを流しているような入り口の確保)
・京東と1号店の物流の統合(物流サービスの拡充)
・京東と1号店の店舗運営の統合(管理画面の共有化等、京東店舗運営 で1号店の運営も容易になる等)
・京東店舗と1号店店舗のデータの統合
これで、
●テンセントチーム
京東商城(JD)
易迅
1号店
ウォルマート
●アリババチーム
微博(weibo)
天猫(Tmall)
タオバオ
苏宁
になりましたね。
最近は、テンセント&京東商城(JD)のチームの勢いがいいなーと思います。
京東の話では、1号店の自営店の運営は、京東商城の自営店と統合されるようですし、相互補助がかなり強まっていきそうです。
1号店は、京東が弱いとされていた華東、華南エリアに強いですし、日用品関連のコアユーザーのリピートが非常に高く、会員の質も高いので、日用品カテゴリでは、かなり京東と1号店の統合で、京東のシェアが伸びそうですね。
1号店は、京東とそもそも同じモデルの、出店形式のマーケットプレイス型と代理商の自営店形式のハイブリッドなプラットフォームなので、統合しやすいと思います。
自社物流も充実してますし、物流の統合だけでもかなり効率的な運営になるんじゃないかと思います。
これから京東がどれだけシェアを伸ばしていくか楽しみです。
個人的な見解としては、「本物でないと困る物」や「即日配送で欲しい物」といったカテゴリの商品では、京東が伸びて行くんじゃないかと思っています。
例えば、
マタニティや化粧品、食品やトイレタリー、衛生商品ですね。
越境ECモール「考拉(コアラ)」の618大型キャンペーン成果報告
越境ECモール「考拉(コアラ)」の618大型キャンペーン成果報告
先日の618について、
ネットイーズ(网易)のコアラ越境ECモールの成果発表が記事にでていたので、共有。
コアラ618戦報:
◆コアラ618戦報:
618当日の売上(GMV):872%(前年比)
618当日の客単価:198%(前年比)
モバイル比率:90%
杭州・宁波保税区出荷量:1位
618スタートから半日で、韓国MEDIHEAL美容マスクの注文数:70 万件以上
618では、2,3級都市(湖北・湖南・陕西・四川等)が1級都市を超える成長スピードを記録。
コアラの越境EC責任者の話では、2015年に越境ECの大きな成長があってから、
海外商品を購入するのに比較的成熟した消費者が増加してきた。
業界者の話では、2018年には越境ECの市場規模は、1千億元を超える規規模に成長し、
2,3級都市の消費量が増加する見込みなため、如何に2,3級都市の消費者の信頼を獲得するかが重要課題となっている。
最近は、4月8日の税制改正や、円高、EMS値上げ等のネガティブ要素が多くなって、今後の市場の発展性に疑問を持つ人が多くなってるように感じますが、個人的には、短期的な鈍化した程度であって、長期的には何れにしても市場規模は拡大していくと思ってます。
問題は、どれぐらいのスピードでの成長を維持して行くのかといった、時間軸の話なのかなと。
とはいえ、円高はダイレクトに商品価値へのハードルをあげてしまうので、一番のボトルネックなのでしょうけど。
【本BLOG筆者】
株式会社unbot(アンボット)
代表取締役
中町秀慶(なかまち ひでのぶ)
東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。
2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。
BLOG:SHANGHAI★BASE
㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot
㈱unbot Facebookページ:https://www.facebook.com/unbotinc/
㈱unbot インスタグラム:https://www.instagram.com/unbot_inc/
Twitter:中町秀慶@上海 (@hidenobuN) | Twitter
2015年:中国ネットショッピング取引額は3.8兆元(約64兆円)に到達(同期比36.2%)
●2015年に中国のネットショッピング取引額は、3.8兆元(約64兆円)に到達して、前年比で36.2%の高い成長を実現。
販売商品のカテゴリの拡充や物流、アフターサービスの充実。
更に、越境ECや農村ECといった新しいエリアの市場の開拓も進んだのも大きな影響だと思います。
今でも約64兆円の取引規模があって、世界の約40%を越える取引が行われていますが、わずか3年後の2018年には、この規模が約2倍になって、7.5兆元(約127兆円)に到達する見込みです。
毎年20%〜30%の成長が見込まれているんだから、そうなりますね。。。
●2015年に初めて、B2Cの取引規模がC2Cの取引規模を越えて51.9%に到達
B2Cのネットショッピング市場規模は、前年比で56.6%成長し、C2Cは19.5%と大きな差がでています。
今後もB2Cが伸び続けていき、2018年には、約7割がB2Cに移行する事が見込まれています。
●B2Cネットショッピングの各プレイヤー毎の取引規模は、
1位:天猫商城
2位:京東商城
の部分は大きく変わらず、安定の成長を続けています。
逆に、3位の蘇寧電器から後ろのECプラットフォームは大きな差がついていなくて、競争がかなり激化している状況です。
ただ、その中でも、下記のサイトが伸び率が高いようです。
2015年の中国モバイルECの出来事の振り返り
2015年は、中国におけるモバイルECの急激な発展の1年となりました。
●政府の後押し
2015年3月5日に、李克強首相の発表した「インターネット+(互联网+)」という行動計画でも
・モバイルネット
・クラウド
・ビッグデータ
・IoT
等の注目されるテクノロジー分野に加えて、ECの健全な発展も推進することがレポートに盛り込まれていました。
また、国務院から5月7日と6月20日に発表された「E-Commerceの健全な発展を促進する意見書」、「越境ECの健全な発展を促進する指導要領」によって、EC分野は政府の後押しを受けて、順調に発展を遂げていきました。
2015年中国モバイルECユーザー規模 3.64億人に到達
2015年:3.64億人(前年比23.8%増)
2016年:4.14億人(前年比13.7%増)
2017年:4.53億人(前年9.4%増)
2018年:4.88億人(前年比7.7%増)
2015年:3.64億人(前年比23.8%増)
2018年ネット小売市場全体に占めるモバイルECが75%を突破
●ECの日
2015年の「独身の日(ダブルイレブン)」では、天猫Tmallが912.17億元(約1兆8,000億円)を売り、そのうちの68.67%の626.42億元(約1兆2,000億円)がモバイルからの売上となりました。
中国EC2位の京東商城(JD.com)も100億元(約2,000億円)を売り、モバイル経由の売上が74%を占めました。
日本でも有名な「独身の日(ダブルイレブン)」以外にも、京東商城(JD.com)の開設記念日の6月18日にちなんだ、「618」や12月12日の「W12」、それから、アメリカの「ブラックフライデー」等の大型の「ECの日」が増加し、急激に発展を遂げています。
モバイルEC業界分析ーーー「独身の日(ダブルイレブン)」
左上:天猫 912.17億元(前年比40%増加) モバイルEC比率68%
右上:京東(JD) 100億元(前年比130%増加) モバイルEC比率74%
左下:蘇寧(スーニン) 前年比358%増加 モバイルEC比率67%
右下:聚美(Jumei) 前年比112%増加 モバイルEC比率67%
●猫狗大战(猫犬大戦)
8月10日に天猫や淘宝を運営するアリババグループが、中国EC業界4位の「蘇寧(スーニン)」に対して、出資し、第2の大株主になりました。
その結果、アリババにとって競合にあたる業界2位の京東商城(JD.com)に対抗するため、家電量販店である「蘇寧(スーニン)」を通して、全ての商品で京東商城よりも安くし、大量販売の商品については、京東商城よりも20%安くする事を宣言しました。
業界では、「平京战役」と呼ばれている出来事です。
これに対抗するため、京東商城は、資本関係にあるアリババの最大ライバル「テンセント」と共同で、「京腾计划(JDテンセント計画)」を発表し、京東商城ではテンセントと共同して、ブランドの知名度と信用度を高める「品商」と呼ばれるプラットフォームの構築を宣言しました。
2015年中国モバイルEC市場シェア
首位はダントツで、アリババグループの天猫と淘宝。
2つのプラットフォームを併せると、81.5%に到達
2位は、やはり京東商城(JD)で12.8%
3位は、フラッシュセール最大手の唯品会(VIP.com)で1.5%
去年の「独身の日(ダブルイレブン)」のモバイル経由の比率を見ると京東商城が一番高いので、モバイルへの移行は比較的スムーズに進行しているように見えるけど。。。
さすがに、天猫と淘宝の2つを併せると、京東商城もここまでシェア落ちるんですね。
●O2O業界の淘汰
O2O業界で過去にないレベルの大型の合併が相次いだ1年になりました。
市場で圧倒的なシェアを誇る配車アプリの「嘀嘀打车」「快的打车」が合併(2月14日)
これにより、この2つのアプリの市場シェアは90%以上とも言われています。
ちなみに、其々、上記最大競合にあたる「アリババ」と「テンセント」が出資していました。
この2社のライバルとも言われる検索エンジン最大手の「百度」は、アメリカの配車アプリ「Uber」に出資しましたが、完全に乗り遅れた感じです。
その他、O2Oの地域情報アプリ「58同城」と「赶集」も合併(4月17日)
グルーポンの巨人「美団」とレストラン情報サイト最大手「大衆点評」も合併(10月8日)
O2O分野では、めまぐるしい業界の変遷がありました。
●モバイル決済の浸透
2015年以降、モバイル電子決済は、アリババグループの「アリペイ(支付宝)」とテンセントグループの「WeChatペイメント(微信支付)」の普及とともに浸透し、レストラン、スーパー、コンビニ、デリバリー、ショッピングモール、空港、美容院、映画館、タクシー等あらゆる場所で利用できるようになりました。
2013年ー2015年 中国モバイル電子決済規模
2015年の春節(旧正月)に、中国のお年玉を送り合う習慣を利用したアリババとテンセントによる「红包大战(ホンバオダージャン)」で、一気にモバイル電子決済が普及し、その後習慣化したことによって、一気に底上げが発生。普及しました。
2015年モバイルネットユーザーの53.6%がモバイルECを経験
モバイルネットユーザーに占めるモバイルEC経験者の割合は、約半数の53.6%程度。
思ったより少ないですね。モバイルEC経験者はECヘビーユーザーが多そうですね。
モバイルECを利用しない理由
1位:情報の安全性が心配 35.6%
2位:電子決済安全性が心配 31.1%
3位:モバイルECのやり方が分からない 22.2%
4位:モバイルECを利用する習慣がない 20.0%
5位:ネット環境が悪い 15.6%
どうやら安全性が一番の壁になってるようですね。
ただ、中国でそんなことまで気にしてる人がいると思わなかったです。
恐らく、年齢別で見ると全く違った理由になっているんだろうと思います。
↓これは、上海の街角にある、リヤカーでお皿やマグカップを売っているおばちゃんの写真です。リヤカーもモバイル電子決済(アリペイとWeChatペイメント)対応です。
とにかく、去年(15年)と今年(16年)がモバイルECでの圧倒的な発展の時期になりそうですね。
実際にこの普及状況は、上海で生活する私としても、肌で感じます。
2015年は確かに、急激にモバイル電子決済を利用し始めた人も増えたし、利用できる場所も増えたように思います。
中国ECでは、完全にスマホファーストが基本中の基本ですね。
【中国ネット決済】遂に中国でApplePayがサービス開始・・が、苦難の道では?
アップルが今日、正式に「Apple Pay」を開始したとのことです。
下記、アスキーからの引用。
『アップルは中国において、決済サービス「Apple Pay」を正式に開始した。
アップルは2月17日(現地時間)、iPhoneで決済できるサービス「Apple Pay」を中国に拡大したことを公式サイトで公表した。
現在、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアで提供されており、中国が5ヵ国目となる。
Apple Payは、iPhone 6/6 Plusから搭載されている非接触型の決済サービス。あらかじめクレジットカードや銀行カードなどの情報を登録しておくことで、ショッピングの際にiPhoneをかざして指紋認証(Touch ID)で決済できる。
中国で開始されたApple Payでは、国内で唯一のカード会社「China UnionPay」(中国銀聯)のクレジットカードとデビットカードをサポートするという。なお日本での提供は未定だ』。
個人的には、この部分だけはいくらアップルでもWeChatペイメントが既に生活インフラになっているため中国市場での普及は難しいんじゃないかなと思っています。
WeChatペイメントは、Wechat(微信)※(中国でのLINE みたいなもの)から派生したもので、 先日の記事の紅包でお年玉をチャットで送り合うように、中国ではものすごく電子マネー文化が浸透しています。
ちなみに、これはちょっと古いですが、2015年6月の映画チケットを購入する際の電子決済シェアのデータです。
中国市場での移動端末での(スマホ等)による電子マネー取引は2011年から2014年の間で、73.69%から134.3%の成長率。
また、2013年にはスマホでの支払いが1.25億元(25.1%)だったのに対し、2014年には2倍の2.17億元(39%)。
中国で電子マネーというと主に支付宝(アリペイ)・微信支付(WeChatペイメント)。
あと、百度钱包。
ただ、ダントツで今、伸びてきているのが微信支付(WeChatペイメント)だと思います。
これは、僕の感覚値も入ってますけど、圧倒的だった支付宝(アリペイ)が、テンセントの微信支付(WeChatペイメント)に抜かれる可能性が本当にあると思っています。
微信支付(WeChatペイメント)は、アクティブユーザー数6億人を誇るチャットアプリWeChatのIDがベースなので、名刺代わりのWeChatさえ知っていればお金のやり取りが簡単にできてしまう。
一方、支付宝(アリペイ)は、個人間のお金のやり取りは、電話番号やメアドが必要です。
ちょっとした事ですけど、この手間が大きな違いになります。
僕の携帯の電話帳を見ても電話番号を知っている友人よりもWeChatのアカウント知ってる人の方が圧倒的に多い。
電話番号は知らないけど、WeChatだけ知ってる。
まして、メアドなんて知らない人がほとんど。
これが圧倒的な優位性です。
先日、友人が駅の切符売り場で切符を買う現金を持ち合わせていなかった見知らぬ人に「Wechatで10元あげるから現金くれないか」と依頼をされてました。
それくらい電子マネーが当たり前になっているんですね。
他にも コンビニで何か購入した時にこの「クイックペイ」をレジで見せる→バーコードをスキャンしてもらって終わり。
すると、お店側から「購入ありがとうございました」的なメッセージがWeChatから来ます。 コンビニだけでなく、飲食店、デパート、喫茶店、デリバリー等、微信支付(WeChatペイメント)はほぼ浸透しています。
なんでこんなに浸透するのか? 店舗側にとっては、これを導入することによって顧客情報を獲得でき定期的に情報を配信することができます。
つまり、自分のお店で購入してくれた人たちを更に囲い込むことができるからです。
一方でユーザーにとっても、 まず現金を持たなくてもいい便利さ、そして偽札をもつ心配がないこと。
(中国ではみんなお金を受け取ると大体光にかざして本物か毎度確認します・・・)
また、「割り勘」という習慣がないので、後から多額になった場合はお金を送り合うとかそういう部分で浸透しているのだと思います。
日本の一部の百貨店でもインバウント施策として導入していますよね。
でも、Apple payがどんな施策でこの二大巨頭に挑んでくるのかちょっと楽しみな気もしています。
WeChatでお年玉(紅包)Red Packetを送る3STEP【WeChatの使い方】
今日は中国のお正月(春節)ということで、中国全土でお年玉(红包Hongbao)Red Packetを送り合っています。
红包Hongbaoは、赤い特別な封筒にお金を入れるところからそう呼ばれるようになりました。
ただ、お年玉は、厳密には、压岁钱Yasuiqianという言葉が正しく、そのお年玉を赤い封筒に入れて渡すので、红包Hongbaoとも呼ばれているということですね。
红包Hongbaoには、他にも「賞金」や「賄賂」の意味もあります。
詳細は、こちら↓
最近は、この红包Hongbaoもユニークユーザー数6億人を誇るチャットアプリWeChatで送るのが一般的になりました。
(今日も中国全土で送られすぎて、WeChat自体が異常に遅い事態になってます・・泣)
WeChatを使った红包Hongbaoは、送った金額を受け取った人数で均等に割るのではなく、金額がランダムで設定されて受け取ります。
100元の红包Hongbaoを3人で分けるように送った場合、Aさんは9元、Bさんは90元、Cさんは1元ということもあり得ます。
こういった面白さも手伝ってか、WeChatを使った红包Hongbao機能は急速に普及しました。
さて、中国人と仲良くなるには外せない、この红包Hongbao文化。
红包Hongbaoを送るのは非常に簡単です。
ここから、WeChatを使って簡単に红包Hongbaoを送る3STEPをご紹介します。
【STEP①】
右下「+」ボタンを押して、红包Hongbao(Red Packet)を選ぶ
【STEP②】
出て来た画面で、「何人に?」「いくら?」送るかを入力して、「赛钱进红包(红包にお金を入れる)」を押します
●何人にいくら送るかを入力!
●こんな感じ!
●入力するとこうなる!
※8は、日本と同じく末広がりで縁起が良い数字なので、8.88元とか88.8元とか、888元とか送ることが多いです。
【STEP③】
出て来た画面で、WeChatペイメントの支払いパスワード(6桁の数字)を入力する
※WeChatペイメントにチャージされているお金か、足りなければ設定されている銀行からお金を振込ます。
●パスワード入力画面
パスワードを入力し終えたら、相手に送られます!
【最後に】
送られるとこんな感じです。
送った方も、送られた方も、このように↓誰がいくらもらったのかを見れます。
↑今回の红包では、「jo」さんが運良く一番多くの红包を受け取りました!
WeChatの红包Hongbaoでは、誰が一番お金に手が早いかも見えてきます(笑)
大体早い人は、いつも決まってますねw
とはいえ、早く取ったからといって、一番多くもらえるわけではないのが、WeChatの红包の面白いところです。
是非試してみて下さい!
【本BLOG筆者】
株式会社unbot(アンボット)
代表取締役
中町秀慶(なかまち ひでのぶ)
東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。
2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。
BLOG:SHANGHAI★BASE
㈱unbot WEB SITE:株式会社unbot
㈱unbot Facebookページ:https://www.facebook.com/unbotinc/
㈱unbot インスタグラム:https://www.instagram.com/unbot_inc/
Twitter:中町秀慶@上海 (@hidenobuN) | Twitter
微信(We Chat)の便利な使い方 〜PCアプリで使う方法〜 3STEP解説
以前ご紹介させてもらった微信(We Chat)のPCブラウザでの使い方の3STEPが非常にアクセスが多いので、もう1つの方法をご紹介。
次は、PCブラウザではなくて、微信(WeChat)のPC版アプリを使った方法です。
イメージは、こんな感じ。
それでは、行きましょう〜
STEP① PCブラウザで、PC版微信(WeChat)アプリダウンロード画面で、PC版アプリをダウンロード。こちら
STEP② We Chatアプリ上から「Web WeChat(扫一扫)」を選択して、STEP①のPC版アプリを開いて、QRコードをスキャン
↓STEP①でダウンロードした微信(WeChat)アプリを開いた画面
↓QRコードをスキャンする画面
↓QRコードスキャンイメージ
STEP③ We Chatアプリ上で「ログイン(赤枠部分)」を選択
↓赤枠部分をクリックすると、こんな風にPC画面上のアプリもログイン完了!!
これで、↓使えるようになりました。
ちなみに、僕は毎日PCを開くと、このPC版アプリを使ってログインして、PC画面上で微信(WeChat)も常にやり取りしてます。
昔は、PCブラウザ版を使ってましたけど、ヘビーユーザーにはアプリのほうが便利。
PCがMacなので、常にドックに入ってます。
●PCブラウザで使う場合はこちら↓
【本BLOG筆者】
株式会社unbot(アンボット)
代表取締役
中町秀慶(なかまち ひでのぶ)
東京・福岡・上海・台北・香港で、大手日系ブランドの越境EC/中国EC店舗運営や公式SNSアカウントの運営を行っている。
2016年度の㈱unbotグループで運営するEC店舗の流通額は、12億元(200億円)を突破。上海在住9年目。
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【中国ネットショッピング市場動向】2015年最新中国EC市場規模&動向
中国のインターネットリサーチ会社「iResearch」の2015年12月25日の発表によると、
2015年Q3のインターネットショッピング市場規模は
9,176億元(約16兆2,000億円)に到達。
中国のEC市場規模は、世界の40%に達してて、2019年には世界の50%を超える見込み。
前年同期比:32.6%増加
ちなみに、中国の小売市場におけるEC化率は、2015年時点で15.9%に到達してる。
2019年には、33.3%までEC化率が伸びると予想されてて、世界の中でもダントツでEC化率が高い国。
日本どころかアメリカの比ですらない。
日本だと6%とかのレベル(統計によるけど)
中国のネットショッピングのB2BとB2Cの比率。
年々B2Cの割合が伸びていて、2015年に初めて50%を超えた。
まあ、それはそうだろうな。
●中国のB2Cネットショッピングモール市場シェア
相変わらず、アリババが運営する天猫(Tmall)がダントツのシェアで、57.8%。
次に、中国版のAmazon、京東商城(JD.com)が2位で23.3%。
この二大巨頭は相変わらず。
次に、中国版ヤマダ電機の苏宁易购(スーニンイーゴウ)が4.1%。
気になるのは、4位の唯品会(ウェイピンフイ)で2.9%。
これは、中国のフラッシュセール専門のECモールで、ギルト(GILT)みたいな会社。
2010年ぐらいにコレ系のECがブームになって、VCから数百億単位のお金が流れた上で、生き残ったのがこの唯品会(ウェイピンフイ)。
今は越境ECのフラッシュセールも好調で、とにかく注目のプラットフォーム。
●B2Cの自社小売店の市場シェアランキング!!
相変わらず京東商城(JD.com)がダントツの1位で、56.9%
続いて、苏宁易购(スーニン)、唯品会(ウェイピンフイ)、国美在线(グオメイ)、1号店、当当(ダンダン)と続いてる。
苏宁(スーニン)と唯品会(ウェイピンフイ)は上述の通りで、国美在线(グオメイ)は苏宁(スーニン)同様に大手の家電量販店のEC店舗。
1号店は、アメリカのウォルマートに買収されて話題になったネットスーパー大手。
最近は、天猫(Tmall)が天猫超市(Tmallスーパー)を始めたから戦々恐々としてるかもしれないけど。
続く当当(ダンダン)は、元々、ネット本屋で規模もでかかったけど、みるみる京東商城(JD.com)とかに追い抜かれていったイメージ。
中国のEC市場はここ数年大きな変化なく天猫(Tmall)と京東商城(JD.com)の二大巨頭が圧倒的シェアを占めてる。
ただ、その市場規模の急成長は、世界でもダントツ。
ECの使いやすさ、品揃え、新しい技術への対応、カスタマーサポートのどれをとっても世界一だと思う。(偽物が揃ってるのも世界一ですが・・ただ、そういう環境があるだけにカスタマーサポートやアフターサービスが充実してる)
中国が世界の40%のEC取扱高を占めてることを知ってる人は実は少ない。
EC化率が世界でもダントツだということもほとんど知られてない。
中国のECが、日本のECよりも進んでるなんて普通は思わないかもしれない。
でも、現実は中国のECは非常に進んでいるし、WeChatのようなチャットアプリも含めてネット系のサービスは日本よりも遥かに進んでる。
FacebookメッセンジャーやWhatsAppなんかもWeChatの動向を研究してると言われてる。
いまや、中国のVCの投資額は、2015年に370億ドル(4兆3,400億円)に達していて、世界一のアメリカ(約680億ドル)に迫っている。
未だに日本では、日本がアジアの指導的立場にあると思っている風潮があるけど、そんな時代はとっくの昔に終わっている。
中国のインターネット界隈は非常にエキサイティングで面白い。
中国で素晴らしいEC体験をしているだけに、
なんとか日本のECをもっと分かり易く、もっと便利に、もっと最高の購入体験ができる場所にかえていきたい。
【中国ネット環境】2015年中国インターネット環境レポート
中国インターネットデータ情報センター(CNNIC)から
2016年1月25日に「2015年の中国インターネット環境報告レポート」が発表されました。
●中国インターネットユーザー規模
2015年12月迄ののインターネットユーザー規模
6億8,800万人
普及率:50.3%
2015年の新増加ネットユーザー数:3,951万人
モバイルネットユーザー数:6億2,000万人
2015年の新増加モバイルネットユーザー数:6,303万人
インターネットユーザー中モバイルネットユーザー比率:90.1%(2014年は85.8%)
●中国ネットユーザー農民比率:28.4%(1億9,500万人)
2015年で1,694万人増加
●インターネットユーザーの学歴構成
2015年には、中学卒業以下の学歴のユーザーの割合が増加している。
●インターネットユーザー年齢構成比率
2015年は、10歳以下、40代、60代以上の割合が増加している。
●インターネット接続端末
ダントツでモバイル端末がインターネット端末として利用されており、且つ、2015年に利用率が増加してる。
デスクトップ及びノートパソコンの割合が低下。
タブレット端末の利用率も低下しており、モバイル端末の一人勝ち状態。
●インターネット接続環境
3G&4G接続:88.8%(増加)
Wi-Fi接続:91.8%(増加)
中国は日本に比べてWi-Fi環境が色んなところで整ってる。
ほとんどのカフェやマック、スタバ、ホテルで完備されてる
●インターネットユーザー利用アプリカテゴリ
1位:チャット等コミュニケーションツール(増加)
WeChatやQQなど中国には世界の最先端をいくチャットツールがあって、圧倒的な利用率・シェアを占めてる。本当に世界一使いやすいと思う
2位:検索エンジン(増加)
スマホの普及に伴って、減少傾向にあるとは思うけど、それでもやっぱり利用されてる。特に、ITリテラシーの低いユーザーに使われてるように思う。
3位:ネットニュース(増加)
当然と言えば当然のランキング
WeChatにもモーメンツといったSNS機能が付いてるけど、中国版Twitterと言われるウェイボーも使われてる。最近は利用率が落ちたとか言われるけど、WeChatと使い方が違うだけ。ウェイボーは上場してるからIR見れるけど、収入もアクティブユーザー数も伸び続けてる。
中国人はとにかくSNSが大好き。
5位:ネット動画(増加)
世界中のトレンドと同じ。中国でも大人気。中国ではテレビが本当に面白くないから、動画サイトが異常に人気。
6位:ネット音楽(増加)
購入せずに音楽が聞けるストリーミングアプリが沢山ある。
僕もよく使ってます。虾米,多米,酷狗などなど
7位:ネット決済(急増)
去年から急増したのが、WeChatのWeChatペイメント。コンビニやカフェ等あらゆる所で利用可能。光熱費や車の罰金までここから払える。
WeChatを知っているだけで、お金のやり取りが可能。もの凄く便利な決済機能が備わってる。
FacebookのメッセンジャーもWhatsappすらも研究している世界最先端のツール。
8位:ネットショッピング(増加)
中国のEC化率は、既に15%を超えていて、2019年には33%まで伸びると言われてる。
現段階でも世界のEC取引の40%を占めていて、2019年には世界の50%のEC取引を占める。
9位:ネットゲーム(微増)
10位:ネットバンク(急増)
中国では、特に、ネットショッピング、ソーシャルメディア、ネット決済が今年も注目されます。
【中国越境EC速報】WeChatペイメント(微信支付)が越境(国外)支払いサービスを開始!!
【中国越境EC速報】
WeChatペイメント(微信支付)が越境支払いサービスを開始!!
WeChat微信を運営するTencentテンセントは、11月19日 先ほど(21時)WeChatペイメント微信支付の越境(国外)支払いを可能にするサービス開始を発表しました。
発表内容は、こちら
今日,微信支付团队宣布,将向境外商户全面开放微信支付能力。随着微信跨境支付的开放,巨量的中国O2O市场也进一步向境外打开。
今日、WeChatペイメントグループによると、
国外業者向けにWeChatペイメントの支払いサービスを全面的に開放する。
WeChat微信の国外支払いサービスの開放により、大規模な中国O2O市場は更に一歩、国外に向けて進む事になります。
微信跨境支付的核心功能是实现“人民币收款,向境外商家结算外币”。全面开放后,微信用户跨境购物无需再兑换外币,只要结账时让收银员扫描微信钱包中的二维码,输入密码即可用人民币支付;系统将自动用外币与境外商家结算。
WeChatペイメントの国外支払いサービスのコアになる機能は、「人民元で受取、国外業者に国外通貨で決済する」機能の実現です。
全面開放後、WeChat微信ユーザーは越境ショッピングの際、国外通貨への両替をする必要がなく、決済時に受取人にWeChatウォレット微信钱包内のQRコードをスキャンさせ、パスワードを入力するだけで、人民元で支払いができ、システムは自動で国外通貨で国外業者への決済を行います。
「消費者」(人民元)⇒「WeChatペイメント微信支付」(国外通貨)⇒国外業者
目前,英镑、港币、美元、日元、加拿大元、澳大利亚元、欧元、新西兰元和韩元9个币种的交易,微信支付都已支持。
現在、ポンド、香港ドル、アメリカドル、日本円、カナダドル、オーストラリアドル、ユーロ、ニュージーランドドル、韓国ウォンの9つの通貨でWeChatPay微信支付の国外決済サービスが可能。
微信支付团队表示,跨境支付业务将继续坚持“极致的开放策略”,只做基础的解决方案,将庞大的服务市场留给更了解境外市场的第三方合作伙伴。
目前,包括华南银行、澳洲皇家支付、香港通泰在内的数十家境内外机构已经首批加入微信跨境支付开放体系,业务覆盖港澳台、东南亚、欧美、西亚、澳洲的20多个国家和地区。更多合作伙伴正在陆续加入,将助力微信跨境支付在更多区域进行拓展。
腾讯2015年第三季度财报显示,微信和WeChat的合并月活跃账户数达到6.5亿。微信支付团队透露,60%的微信活跃用户都有微信支付能力。微信支付的底层系统由腾讯公司旗下财付通提供。
WeChatペイメントグループによると、
国外支払いサービスは、「出来る限りの開放戦略」を堅持し続け、プラットフォームとしての課題解決を行い、将来的な巨大なサービス市場に向けて、更に、国外市場のサードパーティへの理解を提供するように促します。
現在、華南銀行、オーストラリアペイ(?)、香港通泰等の数十の国内外の機関が既に最初のWeChatPay微信支付の国外サービスを開放しており、サービスは、香港、マカオ、台湾、東南アジア、欧米、西アジア、オーストラリ等の20数カ国及び地区をカバーしています。
更に、多くのパートナー機関が加入しており、今後もWeChatペイメント微信支付の国外サービスの拡大を測って行きます。
Tencentテンセントは、2015年Q3の決算発表で、WeChat微信の月間アクティブユーザー数は、6億5,000万人に達したと発表しました。
WeChatペイメントグループでは、60%のWeChat微信アクティブユーザーが、WeChatPay微信支付を利用する能力があると見ています。
WeChatPay微信支付の基本システムは、Tencentテンセント参加の決済システム「财付通」を利用しています。
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【中町の見解】
この発表は、なかなか衝撃的なニュースだと思います。
これによって、加速する越境ECのニーズに対応し、これまで圧倒的なEC決済プラットフォームだったアリババ(タオバオ、天猫等運営)の「アリペイ支付宝」を、Tencentテンセントの決済システム「WeChatペイメント微信支付」が、更にユーザーの獲得を加速し、猛追していくことなると思います。
WeChatペイメント微信支付は、日常生活でも凄い勢いで普及していっていて、コンビニでの決済やレストランでの決済、友人との割り勘や友人への支払い、タクシーに支払い等にも利用されています。
この急速に普及するWeChatペイメント微信支付が、競合のアリババに遅れを取っているEC市場で、巻き返しを測るために打って来た手だと思います。
中国EC市場を変革し始めている越境ECでの需要を取り込む事に成功すれば、Tencentテンセントにとっては、非常に大きなシェア獲得に傾くかもしれません。
なんといってもWeChatペイメント微信支付が国外決済に対応したことで、活況の越境EC事業者は、WeChat微信と連動したネットショッププラットフォーム「微店(Weidian)」への出店が非常にしやすくなります。
個人アカウントとしても開設可能なネットショッププラットフォームなので、更に、ここにもの凄い勢いで商品が国外から流れ始めると思います。
日本の越境ECでの販売を検討してるメーカー、ブランドにとっても、非常に容易なテストマーケティングが可能になります。
やはり中国のテック企業、特に、テンセントとアリババは先手先手を打って市場を開拓してきます。
今後も、詳細なWeChatペイメント微信支付の国外サービスの動向についてウォッチしていきたいと思います。